涼しさの戻った七月一日。

今日から七月。七月一日はカナダ・デーで祝日。

今年ももうまるまる半分終わってしまったなんてねぇ。早いなぁ。

しっかし、今年の六月終わりの数日間の暑さはひどかった。500人近くのひとが亡くなったと聞いて耳を疑ってしまった。それほど深刻だったんだなって。相方の知り合いが送ってきた今週月曜日の気温。

カナダの西海岸の家々には、そもそもクーラーなんてついていない。ここ数年の気温の上昇に伴って、サーキュレーターや、窓に挟んで使う(?)ACを持っている家庭は増えたらしいけど、この暑さの中、そういったものがホームセンターなんかの店から消えてしまった。暑さをしのぐ手段のない人たちの中には、急遽ホテルを予約して過ごしたひともたくさんいた。余分に扇風機があるのなら譲ってください、と嘆くひとたちもいて辛かった。我が家は幸い「地下」があり、しのげる気温を保ってくれたのでそこで眠れた。気温は上がっても湿度は低かったので、アジアの夏を知っている私には「暑いけど絶えられる」ものだった。でも、相方は結構ひーひー言ってたし、Gusはへたばって一日何も食べなかった。

あの暑かった3日間は、一日2回、ホースで水浴びさせたり、庭仕事用の手押し車(三輪)に水をためて涼ませた(笑)

このまま移動できるし(する必要ないんだけど)、これは我ながらグッドアイデアだと思った(笑)

夜もはーはーと短い息をしていたので、保冷剤を体の下に挟んであげたり。なんとかしのげたのでした〜。ほっ。

今日はすっかり涼しさがもどったビクトリア。かーーーーっと暑かったあとに、急に涼しくなると体もびっくりする。からっからに乾いてしまった庭に水やりをしながら見て回ると、幾つかの植物が「焦げていた」。前庭の沈丁花の葉っぱやフェンス沿いに植わっている低木(↑の写真のGusの左上に少し写ってるの)の葉が茶色くなっていてびっくり!その他にもフォックスグローブも先のほうが焦げてたし。

Baking Hotな裏庭を眺めながら、だらだらと読書をした月曜。

芝生も一気に茶色くなってしまった。

次に恐ろしいのは山火事だ。年々、深刻さが増している。ここまで乾燥すると、稲妻が着火の原因になることもあるんだって。加速する異常気象の中、何ができるのだろうと漠然に不安になったり、そわそわとしたり。私なんてこうして安全に暮らさせてもらっているというのに、妙に落ち着かず浮足立ちイライラしたり。ざざーーーーっと大きな雨が降らないかな。

そんなことを思いながら、今朝は久しぶりにパンケーキを焼いた。

残っていたリコタチーズも混ぜて。

夜、9時半。

すっかり暗くなる前の庭で、光っているような花たちを見るのが好き。

草木や大地が潤いますように。