先日、長い間お世話になった家庭医(General Practitioner)の3年後の退職、新しい看護師さんグループへの移行の話を書いた。オンラインで手続きをすませ、次はこの看護師さんグループから最初の「顔合わせ」のお知らせが来る予定。完全に移行するまでにはまだ時間がかかるようで、昨日、家庭医のDr.Pとビデオ予約で話をした。
相方の薬の処方の更新、私の女性検診の更新についてなど質問があったからなのだけれど、今までお世話になったお礼を言いたかったというのもあるし、もし看護師グループさんに断られたらDr. Pに戻れるのかの確認もしたかった。
私たち二人が移行後に納得できない場合も、数週間以内であれば戻ってきて良いと言ってもらえた。
家庭医と看護師グループの大きな違いを聞くと、家庭医は診察して「診断」ができるけれど、看護師はおそらく「診断」よりもどの専門家に診てもらうべきかという橋渡しをすることがメインになるだろうって。それと、やはり、家庭医はわたしたちのメディカルヒストリーを十分に理解してくれているし、それぞれの専門家と直接話して総合的に把握してくれている。そこに大きな安心感があるのだろうなぁと思う。
Dr.Pに、「移行することを思うとやっぱり寂しいです」と伝えると、「この(移行)チャンスについて連絡した50人の(私の)患者さんたちの殆どが、実は私のFavorite patientsなのよ。だから私も寂しいの。」と言っていた。じぃんとする。良い先生にお世話になることができて、私たちは幸せだったなー。
Dr. Pが、相方の「短期記憶障害」の進行はどうかとも聞いてくれた。私が見ている限り、大きく進行はしていない。じわりじわりとは進んでいるのだろうと思うけど。「良くなるものではない。だから、現状をどれくらい維持できるか。頭を使うことやひとと会うことはもちろん大切だけれど、体を動かすということも脳の健康にはとても大切、と(相方に)伝えておいてね。」と。 「おそらく、彼自身よりもしんどいのは、ケアギバーであるアナタの方でしょう。」と、アルツハイマーソサエティの「ケアギバー(介護者)のためのサポート」にコンタクトしてみるのも良いかもしれないよ。彼のケースはアルツハイマーではないけれど、記憶障害を持つ家族をどのようにサポートしていくと良いのか、介護者グループもあるから、アナタのペースでコンタクトを取ってみてはどうかしら。
アルツハイマーソサエティのことは知っていたけれど、きちんと調べて連絡していない。私自身に余裕のあるときに調べてみよう。
Dr. Pが「(私が相方に)今さっき言ったよ!と言ってみたり、覚えていないという事実をわからせようとしたりしても、それは本人の脳に何一つポジティブな影響にはならない。できるなら、なるべく、Go along with him。覚えていないということを普通のことと捉えて(彼に)話しを合わせていく。のが、アナタにとっても楽だと思う。」と言っていた。
コレには「はっ」とした。 始めて聞いたことではない。でも、普段の生活の中で、Go along with him は正直なかなか難しい。「アナタには短期記憶障害があるのよ、それは覚えてる?」と、それだけでも自覚してくれよな、って彼に「刷り込もう」ともがく私がいる。「覚えていないことを無理に思い出させず、彼に合わせてリピートリピートする」ということを私が選んでしまったら、どんどん彼の症状が悪くなっていくようで不安なのだ。どんどん彼というひとが「遠く」に行ってしまうようで。
また忘れてるよ!と私が言うことが、小さな「刺激」になり、少しでも「思い出そう」としてくれるんじゃないかなぁって期待してしまうんだけど。これは間違いなのか、意味のないことなのかなぁ。
と。Dr. Pと話したあと、「第三者の意見をオープンに聞く」ということの新鮮さを感じた。相方相手で毎日のルーティーンをこなしていると、どうしても視野が狭くなるし煮詰まってくる部分がある。そんなことにも気づかせてもらったのでした。













