スタッフド・パプリカとチキンピカタ

ピーマンの肉詰めっていうの。あれ、子供のころは好きではなかった。ピーマンの苦みが苦手だった。食べるなら、ピーマンはピーマン、肉は肉で食べたかった。

こちらではあの小さなかわいらしい、味の濃いピーマンは手に入らない。見たこともない。

代わりに「パプリカ」を使う。日本では赤・オレンジ色・黄色のあれをパプリカっていうけれど、こちらではペッパー。緑のも含めてペッパー。なので英語で検索をするときには「stuffed peppers」。

突然食べたくなった。「低炭水化物ダイエット」をしている男の人が紹介していたスタッフド・パプリカに刺激を受けて!結局このひとのレシピは使わなかったんだけど、もらったアイデアは「出来上がったスタッフド・パプリカの上にアボカドのグァカモリをどっちゃりのせる」というところ♪

自分用に覚書。

スタッフド・パプリカ

  • パプリカ 3個(縦半分に切る)
  • ひき肉 400g(鶏ミンチを使った。何でもよい)
  • 冷ご飯 1C程度
  • 玉ねぎ 半分(みじん切り)
  • ニンニク ひとかけ(みじん切り)
  • チリパウダー 小さじ11/2
  • クミン(粉) 小さじ半
  • 乾燥オレガノ 小さじ1/4
  • ケチャップ 大匙2ほど
  • チーズ (モッツアレラ使用)1Cほど
    グァカモレ用:
  • アボカド
  • レモン
  • ガーリックパウダー、塩コショウ
  1. オーブンは420F(210℃)。パプリカに大さじ1のオリーブオイルと塩少々をふりかけて約20分焼く。
  2. その間に玉ねぎを炒め(3−4分)、にんにくを加えて(1分)。そこにひき肉とスパイスを加え、火を少し強めてパラパラになるまで炒める(4−5分)
  3. ケチャップを加えてなじませたところに冷ご飯をいれて炒める(2−3分)
  4. ローストしたパプリカに詰め、チーズをのせ、あと10−15分オーブンで焼く。

簡単に言ってしまうと、「ひき肉多めのオムライスを中に詰めてチーズ載せて焼いてアボカドのせた」もの。冷蔵庫に残っているものを適当に味付けして詰めて焼けば良い。相方はペッパー・パプリカが嫌いで手を付けないので、私の好きなものを詰め込んで焼くだけ!

どさっとのっけたグァカモレが良い感じ。これはなくてもいいんだけど、アボカド好きなら味のミックスを楽しめると思う。

久しぶりに作ってひとりで楽しんだ~。晩ご飯とランチと晩ご飯。なんてエコノミカル!

オレンジと黄色のパプリカには甘みがあって中の詰め物と一緒に食べるとなかなかおいしかった☆ たまにこういう風な「久しく食べていないもの」を作ると新鮮で、自分で作ったものでもなんだかうきうきとする。

スタッフド・パプリカを食べない相方には、これまた久しぶりに「チキンピカタ」を作った。

チキンピカタって、中学か高校の時の家庭科(?)で作ったんじゃないかなー。あの頃は、家庭科は女子だけで男子は別のことをしていた。今じゃ問題扱いされそうだ。かわいい女子たちが作ったチキンピカタを食べずにとっておいて、気になる男子に食べさせてあげていたのを覚えているもん。「なんで食べへんの?わたしが食べてあげようか?」って隣に座った女の子にたずねていたのは。。。わたし(笑)

このチキンピカタが相方には妙にヒットだった!男子受けするのか?!

チキンピカタ

  • 大さじ1の醤油と酒に鶏もも肉を30分ほどつける。薄力粉(普通の小麦粉で)をまぶす。
  • 卵1,マヨ小さじ1、粉チーズ大さじ1、牛乳小さじ1をよく混ぜておく。粉をまぶした鶏肉をくぐらせる。フライパンでじっくりと焼く。
  • 残った卵液もフライパンの端に流し込んで焼いてしまう。

二人してそれぞれのものを二夜連続+ランチに食べた。

台所好きな子。「どーいーてっ!」って言われっぱなしだけど、ぜんっぜん気にしない。

フライパンでパリパリサーモンの皮!

そのまんまのお題。

いやぁ、コレはワタシ的にはなかなかのヒットなので記録☆

北米のストーブトップ(ガスコンロであったり電気のフラットトップであったりするけど、料理するところ)は、大抵オーブンと一つのユニットになっている。オーブンの上に「トップ」があって、そこに鍋やフライパンを置いて料理する、というのが普通。日本のように、オーブンとガスコンロユニットが別々ではない。そして「魚を焼くグリル」はない。

あの小さな魚を焼くグリル、魚専用のミニオーブン、あれは素晴らしい発明(?!)だと思う。

魚の切り身を焼くときに、こちらでは(私は)どうしているかというと:

  • ブロイラー用の網+パン(受け皿みたいなの)の上にのせ、ブロイラー(オーブンの上部だけ高温)設定で焼く
  • フライパンで焼く

サーモンなどの魚をマリネ(こっちの人はしっかり味付けしてあるのが好き!)するときには、ブロイラーの方法で焼く。フライパンを使うとくっつくから。さっぱり白身魚なんかの場合は、フライパンで焼く。皮がはがれることがよくある。もともと皮付きではないこともある。

どちらの方法で魚を焼いても、相方は魚の皮をきれいに残す。私も、残すことが多い。というのは、パリッと焼き上がらないから

食べたいって思うような「ぱりっ」にならんのだもん。中途半端に柔らかさの残る魚の皮は、嫌よね?煮魚はべつだけど。特にサーモンは匂いがきつめだし。

でも、ビタミンAやB2、お肌にも良いコラーゲンも含まれている魚の皮!

今までは残したのをお湯で洗って調味料を落として、「Gus、食べる?」「チューイ、食べるやろ?」ってわんこ行きだった。

それがです、みなさん!フライパンで、この方法で焼くと、パリッとなる!

秘密は「パーチメントペーパー」にあり☆

まず、サーモンの水分をペーパータオルでしっかりととる。両面。

味付けは:塩、こしょう、ガーリックパウダー、その他ハーブなど。シンプルに。でも、両面に

フライパンにオリーブオイル。

その上にパーチメントペーパー注:ワックスペーパーじゃないよ!間違えないように!)をのせてオリーブオイル。刷毛などでささっと伸ばす。

皮のほうを下にしてサーモン、入りまーす(笑)

魚の厚みにもよるけれど、弱火で5〜6分ほど焼く。少しひっくり返して焼き具合を見ればいい。目指すはパリパリの皮なので、弱火でじゅわ〜〜っと。

ほい、ひっくり返して中火にして、4〜5分ほど。これも厚みによる。

身の方も焼けた。↓↓

以上!

最後に少しレモン汁を振りかける!

それだけなんだけど。本当に皮がパリパリっとして、シンプルな味付けなのに美味しい!

驚いたのが、相方も。。。皮を食べたーっ!!! どーゆーこと?! ちょろっとだけ残した皮をチューイにあげたけど、チューイの分がいつもよりも随分小さくなってしまった。笑。

これ、確か、インスタで見つけたんだったと思う。ささっとそのときにメモ書きして(保存もできたのに)、翌日すぐに試してみたのです。それから3回くらい作ったよー☆

パリッとしたサーモンの皮を食べたいなーって思っている海外在住(魚グリルのない生活をおくっている)みなさん。是非、一度試してみて〜♪

Chocolate Babka・チョコバブカを作ってみた

一ヶ月ほど前かな。チョコレートバブカというものをどこかで見かけた。

もちろん、ネット上のどこかで。

バブカはユダヤ系のパンなんだって。

モントリオールやトロントやバンクーバーなどの大きな街に行けば、きっとユダヤ系のデリやベーカリーがあって、そういうところでホンモノのバブカを買うことができる。ビクトリアでは見たことがない。ユダヤ系のデリや焼き菓子をたくさん知っているわけではないけれど、今まで食べた数少ないホンモノは、どれも私好みだった。このバブカ、っていうパンは、ブリオッシュのような生地で、牛乳とバターが練り込まれている。これは絶対に美味しいな〜って思い浮かべていた。

それ以来「これが食べたい。」って。選んだレシピのページをずっと開いたままにしていた(笑)

で。イースターホリデーの少し時間が取れたときに、思い切って試してみたっ☆ 参考にしたのはこのレシピ→Chocolate Babka

ど。ど。どーーーーん。

バブカでっせ。

すごい。強烈な姿。時代で言うと縄文時代だ。

で。結論・感想から言いますと。

  • すっごい頑張った。生地を長方形に伸ばすのが一番疲れた。
  • レシピをちゃんと読まなかったので、2斤も焼いてしまった
  • 焼き上がって少し冷めて待ちきれずにスライスしたところで、、、撃沈。

ちーーーーーーーん。

切った途端にチョコペーストのところで分裂!!!

こんなに頑張ったのにっ。分裂。

ブンレツせんとってっ!!

バカ、バブカっ!

と。2斤のバブカ、My First Babkaを叱りつけてしまった。

多分、生地の「編み方」があまかったのか。

妄想に浸っていた期間が長すぎて期待しすぎていたのもあり、スライスした尻からブンレツしてしまうバブカちゃんをみてガックリきてしまって。全部スライスして、ばらばらにならないようにくっつけつつ、ラップできゅっとくるんで冷凍してしまったのでした。

ばらばらになっちゃうからトースター(縦に入れるタイプ)には入れれないし。うまくくっついてくれている部分もあるんだけど。

こんなにたくさんのバブカスライス、どーするよ。

先日会った友だちに無理やり「食べてね」って押し付けたりして。

で。今日、冷凍庫から出して、トーストもせずにそのまま解凍したものをおやつに食べてみると、悪くない。ちょっとひんやりしていて、しっとりしていて、焼き立てのときよりも美味しく感じた。

2斤も焼いて気が済んだし。もうバブカは焼かないと思う。多分。笑。

*余談:今日の豪風

すっごい風だった。私の「簡易グリーンハウス」も、この風でいよいよぶっ飛んでいくか、崩れてしまうんじゃないかって心配で心配で。幸い今日はリモートワークの日だったので、午後にチェックしにいくと。。。なんとー!グリーンハウス全体が風でゆさゆさと揺れていて、チープなビニールがバタバタと暴れまわっていて、その振動で中の簡易「棚」に乗せていた私の「苗たち」が!!苗床ごとひっくり返ってたーっ!!涙っ!

うぇ〜ん。 3週間たってようやく芽が出たっていう苗もあったのに、ひっくり返って何がなんだかわからなくなっちゃって。

まぁ。。。でも。そんな状態になったのは4つの苗床のうちのひとつだけだったから。全滅はしのげたし。わたし、ナイスレスキュー!なのかな、ということにしておいた。めげずにまた残っている種を蒔こう。

本当に寒い春。ダウンジャケット着てスキー帽かぶって散歩している人いっぱいの春。来週末くらいからようやく気温が二桁になるらしい。やれやれ。