文月。結婚記念日の夕食メモ

今日から7月。今年も後半が始まった。

7月1日はカナダの誕生日🇨🇦 最高のお天気。爽やかで清々しい風が吹く一日だった。

昨日のうちに庭の芝刈りも済ませておいたので、今日は本当にゆっくり。色づき始めたラズベリーを摘んで食べて、色んなところでツルを伸ばして花を咲かせようとしてる「モーニンググローリー」を片っ端から引っこ抜き、チューイと長い散歩。

ダウンタウンでは「カナダデー」のお祝いイベントが開かれていたらしい(後でニュースで知った)。私たちはどこにも出かけずにいたけれど、家の周りでも今年はたくさんの国旗を見かけた。アメリカがカナダを「51番目の(アメリカの)州にすればいい」なんてことを言ったもんだから、今年は「I Love Canada as Canada!」とカナダという国が大好きで大切にしたいという声をよく聞く。今朝もホームセンターの前に大きなカナダの国旗がかかっていて、「国旗あります!」というサインも張り出されていた。これは始めて見た。

わたしも、こうしてカナダの西海岸のこの島で暮らせることがありがたいです。

さてさて。忘れる前に記録♪

トフィノでお祝いできなかったので、今年は珍しくアニバーサリーの夕食に出かけた!何かいつもと違ったことをして気分転換してみたくて。コロナの前までは時々行ってたスキなレストランへ。

私も相方も「Duck confit」。鴨のモモ肉を低温でじっくりと焼いたもの。皮がぱりっとして、お肉はほろっと骨から落ちる。自分では作れないものを食べたくて。モレル(アミガサタケ)とブロッコリーのグリルもとても美味しかった♪ とてもドライな白ワインといただきましたっ。

ここにはのせないけれど、相方の写真を撮ってあげた。

歳をとった(私も同じく)。でもとてもうれしそうに笑っていた。犬歯の横の歯が一本抜けていて、ブリッジでいれる歯(入れ歯か)もあるのに、最近は面倒なのでつけていなくて、笑ったら抜けているところが見える。「歯、つけ忘れたん?」と私が言うと、その場所に人差し指をあてて「イシシ。。。」と笑っていた。

彼はどちらかというと刺々しいタイプでやってきたし、言いたいことはズバズバ言うし敵も多かったタイプ。だけど、この日の写真を見て「丸くなったなぁ」と思った。歳だよなぁと。

22年だと思っていたら、なんと今年は24年目の記念日(妹に教えてもらった)だった。来年は銀婚式!いやぁ〜、私たちすごい!

シェアしたデザートの名前は忘れてしまった。クリーム状の「プディング」の上に「塩キャラメル」のクリームのレイヤーがのっていた。その上にマスカルポーネのクリーム♡ これもめちゃくちゃ美味しかった!

短期記憶障害があって、すぐにいろんなことを忘れてしまう彼だけれど、この記念日の夕食はとっても楽しかったみたいで「また行こう」と言っていた。

トフィノには行けなかったけれど、こうしていつもと違ったことを一緒にできたこと、彼が嬉しそうに笑っていたことは本当に嬉しかった♪

さて。明日から通常運転!

二度目のキャンセル

はぁ。ふぅ。

お題のとおり。二度目のキャンセルを喰らいました。

またもや、トフィノに行けなかった。去年の秋にトライしてキャンセルになり、かなり凹んだときの話はココです→「(トフィノに)行けなかった」

今、この過去の投稿を読んでも、あのときのショックが蘇る。それくらい、前回はくらくらするほどショックだった。

6月も後半になれば天候も安定しているし、雨が降ることはあっても秋口の様な不安定さはない。そう思っていた。私もそう思って予約したし、周りのひとたちもみんな「大丈夫よ!」と言ってくれていた。前回のように張り切りすぎて期待しすぎてキャンセルになると、ブレ幅も比例して大きくて辛いので、今回は「軽〜い」気持ちで「行けたらいいわ〜」と予約した。

2度目とはいえ、たかが3泊4日の小旅行とはいえ、軽〜い気持ちでとはいえ、相方のもの(薬や着替え)、チューイのもの、自分のものの準備に時間もかかった。「期待しすぎないで」と気持ちにブレーキをかけつつも、出発日が近づいてくると、一緒にみんなでトフィノの海岸をぶらぶらと歩いている様子を思い浮かべて、ちょっとわくわくしてきた。

ビクトリアのチェックインのときに「トフィノまで行くんだけど、今日は大丈夫?」と聞くと、「No problemよ!」とお姉さんは言っていた。曇っていたけれど、風もほとんど無くてビクトリアからバンクーバー(乗り継ぎ地点)までのフライトも揺れなかった。

バンクーバーでの乗り継ぎ時間は80分ほど。チューイを少し散歩させ、お昼ごはんのおにぎりを食べながら待っていた。

今回は行けそうだね♪

と、搭乗時間まであと10分ほどになったとき。アナウンスで:

トフィノへのフライトが天候不良のためにキャンセルになりました。ボーディングチケットをお持ちの皆様カウンターまでお越しください

は?????????????

相方と顔を見合わせた。

今、なんて言った? へ??????? 何???? なに????

前回のときのように、血の気が引くような感覚は今回はなかった。意外に冷静で、ただただ信じられん。と固まってしまった。同時に、「前回みたいにビクトリアに戻るために何時間も待たされるのだけは嫌だ」と繰り返し言っていた相方に、申し訳ない、と思ってしまった。私のせいじゃないけれど、まじでゴメン、って。

キャンセルになったのでカウンターに行くと、「2つオプションがあります。ひとつはビクトリアに戻ること。もう一つは、バンクーバーダウンタウン近くのハーバーから少し大きなエアクラフトがトフィノに飛んでいます。今から迎えばそれに乗れるけれど、そのオプションを選ぶなら今決めないと席がなくなります。そのフライトがキャンセルにならないという保証はありません。」

帰ります。

帰りたい。

帰してくれ!

おいらもかえりたい。

そこから4時間ちょっと。

おいらはネル。

ただただ待ち続け、ビクトリアに戻ってきた。

家についてほっとした。トフィノに行けなくて残念だったという思いよりも、家はなんて快適なんだと嬉しくもなった。笑。

なぜ、こんなハズレくじをひくのか。日頃の行いが悪いのか、トフィノという場所に縁がないのか、今行くべきではないのか。知らんけどっ!!!

もう二度と、あのハーバーエアーの待合エリアで4時間+待つことはしたくないっっ!!!

滞在予定のホテルもね、今回は私達のことをとても気の毒に思ってくれて、予約担当のマネージャーさんが直接メールを下さった。ホテルのポリシーでは、どんな理由であろうと宿泊費はリファンドされない(ゼロです)んだけれど、例外として私たちには支払った分をクレジットとして1年間使えるようにしてくださった。

正直、3回目トライするかどうかはわからないです。でも、ありがたかった。

昨日は私たちの結婚記念日でもありました。 もう、笑うしかない。なんという思い出深い結婚記念日!

余分に休みができたので。

今日は自転車でメガネ屋さんに行き、2組(ひとつは自分の古いフレームだけど)お願いしてきた。後回しにしてきたことを片付けられて嬉しい。

相方の昔の生徒から連絡があり、明日会うことになった。

こういう「こと」はトフィノに行くことよりも大切なこと、なのかもしれない。笑。 なんとか、「6月にも行けなかった理由」を見つけたくて、、、あれこれ考えてしまう。

はぁ。疲れた。疲れたけれど、帰ってきて、心から「休まれる」家があるということはありがたいことです。

いつか、トフィノにいけるのでしょうか。

初・ダーニングのワークショップ☆

Yaaay!!! 終わった!

昨日はツギハギプロジェクト主催の「初・ダーニングワークショップ」だった☆

終わってホッとした〜♪

参加者は9人。そのうちひとりは、場所にやってきてすぐに何か急用が入ったらしくて参加できなかったので、実質8人。グループを2つにわけて、ゆきさんとわたしの二人が「hands-on」で教えるっていうスタイル。

ワークショップは2時間半。あっっっという間に過ぎちゃって、残り10分になってゆきさんが「そろそろラップアップしないとね。。。」と。最後に質問がないかを聞き、フィードバックお願いします!とお願いし、どうもありがとうサヨウナラ〜!とお開き。借りているスペースなので時間になったらロックが掛かるから、いつまでもだらだらと過ごすこともできなくて。

目まぐるしい2時間半。とても楽しかったです♡

いくらか撮った写真をスライドショーにしたので、見てみて〜。雰囲気伝わるかな?
(マウスを画像の上にホーバーさせると説明がでます)

インスタの方にもあげてます→ココ☆

ワークショップの流れは、最初に4つのステッチ(ごま塩、バスケット、ブランケット、ハニカム)の特徴を簡単に説明。使う道具や糸の紹介。その後は、みんなが持ってきたものをざっと見せてもらい、どのステッチが一番適しているかをアドバイスし、そのあと2つのグループに分かれた。

私たちの目標は、みんなが「何かひとつ、ダーニングで修繕して帰れること。基本のステッチのひとつかふたつを覚えて帰れること」だったので、グループに別れた後は、修繕したいスポットに直接ダーニング開始!それに抵抗があるひともいて、そういう場合に「キャンバス」として自由に練習できるようにと、「無印のトート」も用意しておいた(有料)。

作業にはいると、みんな黙々と自分のステッチに集中。

最初はステッチがガタガタで「こんなのでいいの?」と不安だったひとも、少しずつ出来上がって穴が埋まってかたちになると、ちょっと得意げに笑ったり「Not bad!」って嬉しそうだった。ほんの小さなダーニングだとしても、自分でステッチしたものを身につけると、その箇所が妙に可愛く思えて何度も見ちゃうよ!って私が言うと、「あぁ、それわかるわ〜♪」って笑っていたり。

男の人もひとり最後まで頑張ってくれて、彼はすごーーーく器用で、自分のズボンに素敵なステッチを施していた。年配の女性は、思い出のある特別な手織りのひざ掛けをどうしても修繕したくて、自分で毛糸も用意して参加。どうやってこのワークショップを見つけたのか、とか、ダーニングにずっと興味があったのかとか、もっと色んな話をしてみたかったのだけどそんな余裕はなく。みんなすごーく集中して作業していた。

2時間半で4つのステッチを紹介って、かなり厳しいんじゃないかな、、、って私は思っていたものの、それぞれ練習も修繕もできて、満足してくれたようだったので、嬉しかった〜。

終わった後、ゆきさんも私も放心状態(?)で、とにかくバタバタと片付けをして終了。笑

良い経験でした! こうしてワークショップという機会を通しての出会いがあり、一緒に「つくる」という時間を共有できるのって楽しい。昔、上海でちびっこたちに図工を教えていたけれど、あの当時の「愉しさ」をすこし思い出したのでした。

また機会があったら秋にでも!とゆきさんが言ってくれたので、ちょこちょこ練習を続けたい。

私たち、本当によく頑張った!Well Done!!!