雑草と仲良くなりたい。

最近「自然農」について読んだりYoutubeを見たりする。

うちの裏庭の畑ボックスや花壇で、100%の自然農は無理だなぁという気持ちはあるものの、土に良い+野菜の邪魔をしない「雑草」にはどんなものがあるのかを知りたくて。

それでインターネットに教えてもらったのが:

  • オオイヌノフグリ
  • ハコベ
  • アメリカフウロソウ
  • ホトケノザ

などがはびこっている場所は、とても健康でほぼ中性土壌なんだって♪

確かに、庭で土をかえしたりしていると、あれこれいじっていない場所(草が覆っていて数種類の雑草が混在している)の方が、素人目にみても土が健康だ。ミミズも出てくる。そういうものなんだなぁっていつも思う。それで、最近は裏庭で野良仕事をしたり朝チェックをするときに、どこにどんな雑草が生えているのかを細かく見てしまう。

ヒメオドリコソウだと思う。

ホトケノザによく似たヒメオドリコソウはあちらこちらにまとまって生えている。

アメリカフウロソウも見かける。↑↑ 

でも、ほとんどが「芝(クローバーや苔もいっぱいだけど)に紛れて」とか「花壇の端っこの方」にまとまっていて、畑ボックスの中ではない。自然農をされているプロの方は、「歓迎する雑草たちは、大抵背丈がそれほど高くなく、小さな可愛らしい花を咲かせます。イネ科のものは根を広げて養分をとることがあるので、刈り取ってそのまま寝かせておくのもよろしい」というようなことを言っていた。

↑こういう雑草は良さそうだ。名前わからないけれど。これも小さな花を咲かせる。

好ましい雑草をボックスの中に植えてみるっていうのはどうだろう。雑草をわざわざ迎え入れるっていうのはどうなんだろう。

カラスノエンドウ系の雑草。

昨日も今日も雨が降り気温も低い。のんびりペースで少し野菜の苗を植えたものの、成長が止まってしまっている。まぁ、それでもいいかな〜って思っている。夏の乾燥や山火事のことを思うと、今のうちにたくさん雨が降ってくれることが望ましいのでウェルカムだ。

雑草や野草の話を見すぎて・読みすぎて、チューイと散歩しているときにも足元をチェックしてしまう。「お、やっぱりココの土壌の質は良いんだなぁ」とか思いながら。

↑↑ これはセルフヒールっていうハーブかなぁ。勝手に生えてきたもの。ツルを伸ばし、着地したところで根をはってまた花を咲かせる。イチゴと同じ感じ。セルフヒールに花は似ているけれど、葉っぱが似ていない気がするから違うのかな。蜂に人気があるし色もきれいなので、そのままにしている。

そうだ。こういう雑草の話を読んでいて「ホトケノザ」の不思議に感動してしまった。

春の七草の中の「ホトケノザ」とは違うんだけど、↑のヒメオドリコソウに似ているホトケノザって、「咲く花」と「つぼみのまま終わる花」があるんだって。咲く方には甘みがあるのでアリを引き寄せ、アリが花粉を運び別の場所に咲く花と交配する。交配したものは新しい場所に適するような遺伝子の組み換えが行われるんだって。「ツボミのまま」残ったものは、全く同じ環境で子孫を残していくんだそうです。

ホトケノザひとつを見てみても、こんなに複雑かつ無駄がなく、完璧に次世代を残していく仕組みが作られている。すごいな〜って、最近は野の花や雑草を見ながら感心している。

今年は畑ボックスの中に「好ましい雑草」を迎え入れてみようかな。少しずつ、健康な土を作っていけたらいいなぁ。と。