懐かしのレーズン蒸しパン

突然「蒸しパン」が食べたくなった。

優しい味わいでレーズンがはいった懐かしの蒸しパン。あれですあれ。

子供の頃は、全然ときめかなかったっけ。チョコチップじゃなくてレーズンだし、オーブンから出てくるのじゃなくて蒸し器だし。ときめき要素が見られなかった。北米で見るマフィンや、カラフルなフロスティングで飾られているカップケーキと比べると、とても「地味」だ。

でも大人になってみると、あの素朴な蒸しパンを頬張ってみたくなるときがある。

で、作りましたっ。

レンジでチンのレシピもあったけれど、蒸し器で作った蒸しパンが食べたかったので、参考にしたのはこのレシピ→☆

ふふふ♡

そう、こういうレーズンの素朴な蒸しパンが食べたかった♪

Hiroさんの動画でも「もちもち」って言っているように、蒸して少しおいて温かい間に食べると本当にしっとりもちっとしていた。

レシピでは8つできるはずが、私のカップが大きすぎて4つになった。これがカナディアンサイズ。

ところが。

翌日、冷めてからそのまま食べると。。。ぼっろぼろになった。悲しいくらいぼろぼろで、昨日のあのモチモチはなんだったんだ?って思ったほど。蒸しなおして温めれば、きっとまたしっとりもちっとするんじゃないかな。蒸しパンってそういうものかな。

あと、やっぱり、使う粉にもよるんだろうな〜という気がした。レシピでは薄力粉と書いてあったのに、家にはなくて、代わりに「Brown rice flour(玄米粉?)」と中力粉を少し使ったんだけど、それも翌日のパサツキの原因だったんだろう。次回は薄力粉で作ってみたい!

マフィンとは違う、この決めの細かい優しい味わいの蒸しパン。一日たっても顔がほころぶしっとりさを目指したいなぁ。

お花、ひとつ。

今年もかわいいかわいい「シュウマイちゃん」がたくさん咲き始めたよ。

シャクナゲ、オダマキ、ライラック、そろそろ藤も。今年は4月に入ってから寒いからか、他の花たちは例年よりも小ぶりだ。

賑やかな季節がやってきた。

4月終わりのひんやりの庭もよう

もう4月も終わりぢゃないか!

両親と電話(スカイプ)で話しているときに、「GWで外国人観光客がいっぱいやわ」と言っていたのを聞いて「そうか、もうそんな時期なんや!」とびっくり。実家の昨日の気温はなんと30度。まだ5月も始まっていないというのに、なんという気温。。。くれぐれも、しっかりと水分補給をすること、それから畑をする父には「肌を焼かないように」と伝えた。去年、父は、学童のボランティアをしているときに児童の数人に「先生、首の後ろ焦げてるで」と指摘されたらしい。本当に、そんな色をしていて私もどきっとしたので。今年は気をつけてほしい。

さて。ビクトリアは寒いです。最低気温は4〜5度らしい。そりゃ、寒い!

でも、庭はやっぱり春らしく、どんどん緑が濃さを増している。最近「見る目が変わった雑草たち」もいっぱいで、花壇の中もごちゃごちゃしてきた。↓は半日日陰のワイルドな花壇。

今年は右端に見える薄い黄色のシャクナゲにたくさん花がついた☆ 2年ほど前から花の数が増え始めて、今年は重みで地面についている花房もある。

うすい黄色がかわいいのです。西洋シャクナゲにもたくさんの種類があるんだって。大学のキャンパスガーデンに行くと、名前はわからなくても、その多様性(?)が一目瞭然。花の姿や葉っぱの色合いや形も違う。我が家にあるものは前に住んでいたひとが植えたもの。この黄色ちゃんと↓↓の白い子は、ここに引っ越して数年立った頃に現在の場所に植え替えた。どちらも強烈に昼間の直射日光を受けるところに植わっていてしんどそうだったから。長い間、ツボミもつけなかった。↑の黄色ちゃんのシベは短いけれど、白い子はしゅーっと長い。

この春に迎えた小さなケマンソウの苗。ちゃんと花を咲かせてくれた。音符のようでかわいいのに、英語では「Bleeding heart」。笑。コワイ名前。

この日陰の花壇も、かなりごちゃごちゃとしているのだけれど、それぞれが楽しそうに元気なので、見ていて楽しくなる。

ホスタ(ギボウシ)も発芽。ね? 見ているだけでエネルギーを感じるでしょ?

最近よく「自分がわくわくすることをしなさい。わくわくという気持ちを大切にしなさい。」というようなメッセージを見かける。私は何をしているときにわくわくするんだろう、と、立ち止まって考えてみた。

短く大きくまとめて言ってしまうと:ものごとのプロセス・過程を見るのが好きだ

だから、野菜や草花を育てたり、育ててなくても自分の周りで育つ草花たちの「成長過程」を見ていると、かなりワクワクする。毎年同じ様子だとしても、毎年ワクワクしている。料理やお菓子を試しに作るけれど、私は決して「料理好き」ではない(食べるのは好きと断言できるけど)。でも、そのプロセスにワクワクする。コレとコレをこうやって混ぜて待って作ったら、どんな味になる。とか。発酵ものにトライするのも、待ってる間「発酵の世界」思い浮かべるとワクワクが止まらなくなる。草花や発酵の微生物や料理やお菓子の化学反応、みんな魔法のようだからだ。

こんなわたしの「ワクワク」を貫いて仕事にすることはできるのでしょうか。笑。

林檎の花が満開☆

↑↑チューイは「スティック」という単語を知っているっぽい。「Where is your Stick? Go get the Stick!」というと、棒きれを探してきてギャウギャウ走り回る。

今日のスティックは妙に太くて。。。コレをなんとかくわえながら、爆走して私の足の「スネ」にゴンッっとぶつけに来るからたまったもんじゃない。

来週末で2歳。最近、甘えん坊なところもでてきてかわいい。「ちゅーちゃん、かわいいなー」って言っておでこにチューする。笑。

バンクーバーで美味しい菓子パンを販売しているやよいちゃんに送るために、今朝はこのヨモギちゃんを収穫。蒸して乾燥させてみた。うまく風味が出るといいなぁ。日本ではどこにでもあるヨモギだけれど、カナダでは見かけないのです。小さな種から育ったヨモギも、今年で5年目かな。また株分けしてあげないと、ちょっと詰まってきている。

日本の皆さま、楽しいゴールデンウィークを!

雑草と仲良くなりたい。

最近「自然農」について読んだりYoutubeを見たりする。

うちの裏庭の畑ボックスや花壇で、100%の自然農は無理だなぁという気持ちはあるものの、土に良い+野菜の邪魔をしない「雑草」にはどんなものがあるのかを知りたくて。

それでインターネットに教えてもらったのが:

  • オオイヌノフグリ
  • ハコベ
  • アメリカフウロソウ
  • ホトケノザ

などがはびこっている場所は、とても健康でほぼ中性土壌なんだって♪

確かに、庭で土をかえしたりしていると、あれこれいじっていない場所(草が覆っていて数種類の雑草が混在している)の方が、素人目にみても土が健康だ。ミミズも出てくる。そういうものなんだなぁっていつも思う。それで、最近は裏庭で野良仕事をしたり朝チェックをするときに、どこにどんな雑草が生えているのかを細かく見てしまう。

ヒメオドリコソウだと思う。

ホトケノザによく似たヒメオドリコソウはあちらこちらにまとまって生えている。

アメリカフウロソウも見かける。↑↑ 

でも、ほとんどが「芝(クローバーや苔もいっぱいだけど)に紛れて」とか「花壇の端っこの方」にまとまっていて、畑ボックスの中ではない。自然農をされているプロの方は、「歓迎する雑草たちは、大抵背丈がそれほど高くなく、小さな可愛らしい花を咲かせます。イネ科のものは根を広げて養分をとることがあるので、刈り取ってそのまま寝かせておくのもよろしい」というようなことを言っていた。

↑こういう雑草は良さそうだ。名前わからないけれど。これも小さな花を咲かせる。

好ましい雑草をボックスの中に植えてみるっていうのはどうだろう。雑草をわざわざ迎え入れるっていうのはどうなんだろう。

カラスノエンドウ系の雑草。

昨日も今日も雨が降り気温も低い。のんびりペースで少し野菜の苗を植えたものの、成長が止まってしまっている。まぁ、それでもいいかな〜って思っている。夏の乾燥や山火事のことを思うと、今のうちにたくさん雨が降ってくれることが望ましいのでウェルカムだ。

雑草や野草の話を見すぎて・読みすぎて、チューイと散歩しているときにも足元をチェックしてしまう。「お、やっぱりココの土壌の質は良いんだなぁ」とか思いながら。

↑↑ これはセルフヒールっていうハーブかなぁ。勝手に生えてきたもの。ツルを伸ばし、着地したところで根をはってまた花を咲かせる。イチゴと同じ感じ。セルフヒールに花は似ているけれど、葉っぱが似ていない気がするから違うのかな。蜂に人気があるし色もきれいなので、そのままにしている。

そうだ。こういう雑草の話を読んでいて「ホトケノザ」の不思議に感動してしまった。

春の七草の中の「ホトケノザ」とは違うんだけど、↑のヒメオドリコソウに似ているホトケノザって、「咲く花」と「つぼみのまま終わる花」があるんだって。咲く方には甘みがあるのでアリを引き寄せ、アリが花粉を運び別の場所に咲く花と交配する。交配したものは新しい場所に適するような遺伝子の組み換えが行われるんだって。「ツボミのまま」残ったものは、全く同じ環境で子孫を残していくんだそうです。

ホトケノザひとつを見てみても、こんなに複雑かつ無駄がなく、完璧に次世代を残していく仕組みが作られている。すごいな〜って、最近は野の花や雑草を見ながら感心している。

今年は畑ボックスの中に「好ましい雑草」を迎え入れてみようかな。少しずつ、健康な土を作っていけたらいいなぁ。と。