りんごの収穫と初アップルソース

我が家の老樹のりんごたちも、そろそろ収穫時。

手前に見えているりんごたちは、南に面しているので一番よく陽に当たり、赤くなるのも早かった。色づいていたので数週間前に切ってみたら、まだ甘みが足りなかったのでした。食べごろになってくると、強い風が吹いたときにぽとりぽとりと落ちてくる。ここ数日、いくつか落ちたりんごたちが、間髪入れず(?)ネズミたちにかじられていたので「こりゃ、そろそろ収穫しなきゃ」と思っていた。

雨の日曜。とりあえず、南に面していてよく熟しているものだけでも収穫することにした♪ 熟れているのは、手を添えると「ほろり」と採れる。

ほんと、今年はよく実がついたなー。なんにもしていないのに、こんなにもお年寄りなのに、頑張ってくれてありがとう。

手でもいで食べれるものを集める、っていう作業ってなんでこんなに楽しいのでしょう。

木箱一箱いっぱいになったので、ひとまず終了。できれば涼しい外に(木の上にぶら下げて)置いておいたほうが長持ちするので。まだ「ほろり」ともげない実はそのままにしておいた。来週また集めよう。

パピーのころのGusは、落ちているりんごをかっさらっていって、どこかに隠れてがじがじやってたっけ。こうやって横目で見ているだけ余裕ができたのも、おじちゃんのしるし。

さて、このりんご。切るとこんな風♪

水分たっぷりでしゃりっとしていて、とても爽やかな甘さ。このまま食べてもとても美味しい。

涼しいところや冷蔵庫で保存していても、やっぱり日がたつとみずみずしさが減ってしまう。で、今日は初めて「アップルソース」を作ってみた☆ チャンキーアップルソース=りんごがちょっとごろごろしてるソース☆

チャンキーアップルソースの覚書

  • りんご 約2kg
  • 水 鍋の下から約5cm
  • レモン汁 大さじ2
  • 砂糖 3/4 C

りんごの芯をとり、皮を向き乱切りにしたのを大きなお鍋にいれる。水を鍋のそこから約5cmいれる。レモン汁もいれる。りんごが柔らかくなるまで煮る。箸でつぶれるぐらいになったら火からおろし、マッシャーでつぶす。砂糖を加えてもう一度火にかける。砂糖は入れても入れなくてもいいらしいので、私は気持ちだけ(1/4C)いれておいた。十分甘い。

熱湯消毒した瓶にいれて保存してもいいし、冷凍保存してもよし。

ちょっとごろごろしているの見えるかな。皮が。。。入ってる。なぜ?

ケーキやマフィンに使ってもいいし、豚肉と一緒に食べても美味しい。ヨーグルトやバニラアイスに添えても美味しいと思う。思ったよりもきれいなやさしい色になったので嬉しい。赤ちゃんの離乳食みたいだねぇ。

老樹さん、どうもありがとう。

アップルフラン by Julia Child

先週紹介した「鴨肉のロースト with オレンジソース」のレシピは、Julia ChildさんのFrench Cookbookのものでした〜。ジュリア・チャイルドっていうと、フランス料理研究科として60年代に話題を呼んだ女性。数年前だったっけな、「Julie & Julia(ジュリー&ジュリア)」っていう映画で、注目されなおしてたよ。レモンさんのコメントに同感で、私もこの映画そのものは「つまんねぇ」って思ってしまったんだけど、お料理シーンは『おいしそうだな』とごっくん。この映画のあと、本屋さんには北米人向けに計量方法を書きなおしたジュリア・チャイルドのお料理本が並んだりした。日本語では出てないのかな〜。とにかく、私たちの持っているバージョンは、古いものなので字ばっかり。

あの、鴨の夜のデザートとして、同じレシピ本の「アップルフラン(Apple Flan)」を同時進行で作ってたのでした。庭のリンゴの消費のため、今日もまた一つ焼いたよ。

ジュリアチャイルドのアップルフラン

アップルフランは分量とステップだけ把握したら、それほどややこしくないよっ☆ なので紹介しますね〜。

アップルフラン by Julia Child

材料A フランの生地:

  • 牛乳 1C
  • 砂糖 2オンス(約55g)
  • 卵 3個
  • バニラエッセンス 大さじ1
  • 塩 小さじ 1/8
  • 小麦粉 2.5オンス(71g)

材料B リンゴの部分:

  • リンゴ 570g(大=2〜3個、中=4個)
  • バター 2オンス(55g)
  • カルバドス、ラム酒、コニャックなど 1/4 C
  • シナモン 小さじ 1/8
  • 砂糖 50g

まずはリンゴの準備から。リンゴ(酸味のあるシャキッとした種類が良し、グラニースミスなど)は皮を向いて3~5mmの厚みにスライスする。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

フライパンでバターを温め、リンゴにうっすらと焼き色がつくまで炒める。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

火を止めて、カルバドス、シナモン、砂糖を加えます〜。カルバドスはリンゴを原料とする蒸留酒。普段、こんなお酒は飲まないんだけど、このフランの為に買ってきたよ。無しでもいいか〜って思ったものの、イヤイヤ。4分の1カップも必要ってことは、省くわけにはいかんでしょ。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

アツアツのリンゴにふりかけると、もんのすご〜くいい香りがするよ〜!で、このカルバドス+砂糖+シナモンに30分ひたしておきます。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

こ〜んな感じ(↑)。これだけをバニラアイスにのっけて食べても、最高に美味しいと思う。ひたした後は、リンゴをすくいあげ、残ったシロップもとっておく。これは後でフランの生地を作るのに使いまーす。

フランの生地の方はとっても簡単。上のAの材料を全部、フードプロセッサーかブレンダーにいれてしまう。注意!することは、牛乳を1カップとありますが、上のリンゴのシロップと牛乳を合わせて1カップにします。

この日、シェフだった相方は、牛乳の代わりに「バターミルク」を使ってみたい!って言い張ったので、結局「レシピ通りのバージョン」と「バターミルクバージョン」の二つを作ったんよー。バターミルクバージョンでは、うちの庭のリンゴを使った。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

お料理の仕方、台所の使い方、人それぞれよね。うちのカウンタースペースは限られているので、私は性格的にも「使ったら片付けて次に進む」タイプなんだけど。↑↑の相方の散らかし様といったら。。。蓋やらペーパータオルやら道具やらがあちこちに散乱して。。。なんで小麦粉入れの蓋が目の前の本の上にあるのー! スーシェフの私、片付けたい気持ちをぐっとこらえ、やりたいようにやってもらいました。作るべきものが出来上がれば良しとしよう、と。

さて。フランの生地の材料を混ぜ合わせたら、「半分の量を」バターを塗ったガラスの容器に注ぎ込みます。そして、その器をストーブトップに直接おいて、弱めの中火で温めていきます。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

何をしているのかというと、下の部分に火を通して仮に固めてしまうのです。このステップでは絶対に目を離さないこと! ふつふつと泡が見えてきたらオッケー。ホットケーキを作るときの要領と同じ☆ もうすぐひっくり返せるかな〜ってときに、火から下ろして。

人それぞれ。

その上に、バターで炒めてシロップ漬けにしておいたリンゴのスライスを並べます〜♪

ジュリアチャイルドのアップルフラン

そして、こうして(↑)残りの生地を流し入れる。ま、りんごが挟まったホットケーキの様なものだね。

175度(華氏350度)で約45分。表面に焼き色が付いたら出来上がり〜。

ジュリアチャイルドのアップルフラン

ね、こんな風(↑)☆ 卵がいっぱい入っているからか、カスタードプリンみたいな優しい味がする。生地の部分がまったりとした柔らかい甘さなので、このフランに使うりんごが「爽やかで少し酸味のある種類が良い」っていう理由にも納得。

さて、お友達にはどっちがどっちのバージョンって言うのを言わず、AとBとだけ言っておいて、どっちの方が好きかを言ってもらいました。ビックリすることに、相方の実験「バターミルクバージョン」に軍杯が上がったぞ〜。バターミルクの入っている方が「クリーミィで、少し酸味があって、そのバランスがいい」との感想。

ということで。これからは牛乳の代わりにバターミルクかヨーグルトを使うことに決定☆ お天気の悪い週末に、是非、お試しあれ〜!

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