ももいろポピーと文化の違い

このポピーが咲くの、とっても楽しみに待ってたよー。

pink poppy

うちの庭には前に住んでいた人が植えたオレンジ色のポピーもある。そっちの方は5月にバサッと一斉に花を咲かせて終わってしまう。葉っぱの表面に毛が生えていてザラザラとしているタイプ。放っておいても毎年出てくる。

このピンクさんは葉っぱがつるりとしていて小さくて、6月に入ってから花を咲かせる。3月に「ミツバチが好むワイルドフラワーミックス」という種を撒いておいたもの。去年、初めてこのポピーを見て、油紙のように繊細で透明感のある花びらにうっとりしちゃって。今年もまた植えてみたのでした。ミツバチたちは開いたばかりのこの花の真ん中に飛び込んで、ごろごろする。ほんと、花のお皿の中で体をごろごろと転がせるようにして花粉を集める。それがまたかわいくって。

pink poppy

次から次へと蕾をつけて、ずいぶん長いこと花を咲かせてくれる♪ 相方も、あのピンクのポピーはきれいだねぇ、と感心していた。実は春先に「ヒマラヤンブルーポピー」の種も植えてみたんだけど、そっちの方は発芽もしなかった。ヒマラヤの高原を思わせる(?)、真っ青のポピー。来年、また試してみようっと。

pink_poppy

話は変わって。北米に留学したことのある人なら経験していると思うけど、こっちのひとってさ、土足で家の中まで入ってきたり、「足をテーブル(低いの)の上に」のせたりするよねぇ。けしからんっ。ホストマザーがカウチに座るなり、でーーんと足をテーブルの上に投げ出すのを初めて目撃したときには「ひえぇっっ。」って驚いた。日本では、ものを食べるものの上に足を置くなんてもってのほか。よね? そんなことをしたら足が腫れあがるでっ。ってよく言われたものです。足に関係した「お行儀の常識」の中には、敷居を踏みつけるのもNGだし、玄関での靴の並べ方なんかもあるもんね。

こっちの人ってそういう「足に関する観念」が違うのかな、って改めて思った。ついこの間のこと。私があとで洗うつもりでバスルームの床においたタオルを、相方が邪魔だからといって「蹴飛ばした」。「なんで蹴飛ばすわけっ?!」とムカッとするわたし。すると、何て答えたと思う??

「蹴飛ばしてなんかいない。何怒ってんの?」とケロッとした顔して私を見る彼。

むっかぁ~。

私:今、蹴ったやんっ。ちゃんと見たもんねっ!

相方:蹴ってないよ。足で動かしただけだよ。っったく、ぷりぷりしちゃって、わけわからん。

。。。くっそぅ。ああ言えばこう言う。。。ったく、足をぶるんと振ってモノが動いたってことは、蹴ったってことなんだよ。。。キックだよキックっ! ちょっと腰曲げて手を使えばすむことやんかっ。。。

イライラして、引き続き私の言い分が通るまでブリブリし続けたかったけど、言ったところでわかりっこない相手とやりあっても、くっだらない言い合いになるのは目に見えていたので「オッケーオッケー、文化の違いだよっ」と言い放って立ち去ったのでした。(心の中ではとても悔しかったけど)

慣習というか、小さい頃に教えられて身に染みこんでしまったものの影響って大きいな。ピンク色のポピーを初めてみて「きれいだよねぇ、この花びら」って難なく同意できることと、何気ない足の使い方一つで沸き立ってくる不一致な感情と。凸凹なわたしたちだなー。

Gus

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個性的というか変というか

ときどきとても怪しい学生に出会う。それが北米の大学ってものなのかもしれない。日本の大学にも変な(すごく個性的な)学生っているのかな。どれくらいの確率でそういうユニークな人に出会えるのだろう。

今日見かけた彼は、風貌は明らかにヒッピー調だった。ドレッドヘアなのかただ汚いのかわからない長髪。バンダナではなくて「布切れ」をおでこからぐるりとハチマキのように巻いていた。熊のようなあごひげあり。服装はもともとは白だったであろうよれよれのTシャツにカーキーのほつれた短パン(膝丈のパンツ)。つっかけ。手首に麻ひもがぐるぐるまいてあった。しっかりとした顔つきで、少し小綺麗な格好をすれば、今流行りのランバーセクシャルの分野に入れなくもない感じ。

最初、通路に並んでいるコンピューターを使っている彼の後ろを通り過ぎた時には、「ちょっとヒッピーっぽいな」って感じただけだった。その時に目に止まったのはギターと「銀色のゴブレット(ワイングラス?)」。そう、ほら、中世の時代設定の映画やドラマの食卓に出てきそうな、あのタイプよ。

なんで、銀色のワイングラスなん? それ、水飲むのに使うの?

って、聞きたくなったけど、我慢して(?)だまって通り過ぎた。

用事があって、二度目にまた彼の後ろを通り過ぎたとき、彼の椅子のすぐ横にある「黒いもの」が目に止まった。もぞもぞと動いていたから。

立ち止まらずにはいられなかった。だって。

黒ウサギが草食べてるっっ。なんで~~~?! それもね、小さなバッグにいれられて。下に藁がしいてあって、ポケットには緑の草がつっこんであるぅ。

bunny_noomjian

「あ。うさぎ。。。 コレ、あなたの? コレ。。。生きてるよね? く。。。クサ、食べてるし。。。」

と、思わず話しかけてしまった。

ぎろっと私の方を見たヒッピーな彼は、正面から見るとますますヒッピーだった。「このひと肉食だ。」と、頭をよぎる。

少々ひるみながらも、もそもそとクサを食べ続けるうさぎが可愛くて、こんなかわいいうさぎを連れているんだからいい人だろう、という思いもよぎった。「でも、大きくなったら食べちゃうのかもしれない」とも思った。一瞬のうちに色んな思いが巡るもの。

「このうさぎ、名前なんていうの?」と聞いてみる。

Noom-Jiang

「ニムギャン?」

「ちがう。ヌーム・ジャン(鼻にかける)。」

「ヌムジャン??」(いや、いまいち違うっぽい)

「… ところで僕は言語学を勉強しているんだ。世界の言語は幅広く豊かで複雑なんだ。。。むにゃむにゃ。」

やばい。このヒッピーは「くせ」がある。話し出したら厄介なことになる。と、一歩退くワタシ。

「あぁ~、ヌムジャン、かわいいね~。かわいがってあげてね~。」さよーなら~。。。

と。とても不自然な早足で、ヒッピーとヌムジャンを後にしたのでしたー。

*Doodle Update:ホコリをかぶっているもう一つのDoodle ブログの方に、この彼の姿をアップしてみたよーん。こんな風な男だった。→☆ man with a goblet

 

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6月半ば、庭にて

6月も半分が過ぎて、お天気が続いているので庭はからから。去年よりも野菜も花も2週間ほど成長が早いように見える。

かーーっっと午後の日差しをあびているカモミールたち。私が種を蒔いて一生懸命水をやっている方は、小さくて蕾もちらほらなのに、こぼれ種から育ったものはこの通りとっても元気。そんなものなのね。

6月の庭

フェンスを挟んだお隣さんの一人(ヴィーさんと呼ぼう)には、女の子が2人いて、2人に「責任をもって世話をする」ことの練習のため(??)に、8ヶ月ほど前にハバニーズっていう小さなモップみたいな犬を飼った。それも2匹。

この2匹… たまらなくやかましい。私は犬好きだけど、小型犬のキャイ~ンキャイ~ンには絶えられない。私が裏口に立つたびに、二匹がフェンスのところに駆け寄ってきて、ギャンギャンギャゥーンとけたたましく吠え散らかす。ヴィーも2人の娘もこのアホ犬を吠えたいだけ吠えさせている。

ので、この間フェンス越しに,

「しぃぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜!!! しっ、しっ、しっ!!!」

と、犬の目を見て怒ってしまった。どうやらヴィーさんにも私の「しぃ〜」が聞こえたらしく、それ以来、二匹が吠えるととても小さな声で「クワイエーット。クワイエーット。グッドガール、グッドガール。クワイエーット。」と。。。彼女なりのやり方で二匹を躾けようとしている。全然効果ないんやけど。。。

今日は、この二匹のギャゥーンギャゥーンを背景に、女の子たちが頭のてっぺんから「きゃーーーーーーーっっっっっ!!!!!」と叫びながらトランポリンをしていた。…つらい。 私もあの歳の頃、あんな風に叫んでいたんだろうか。あの独特の黄色い雄叫び…(ため息)

6月の庭

ブロッコリーさん(↑↑)をのぞきながら、深呼吸。ふぅ〜。

野いちご(↓)かなぁ。小指の先ほどの苺を実らせるヨ。 これはまだ鳥にみつかっていないのか、食べられた様子は無し。すっぱい。

6月の庭

最近、何を食べたいのかよく分からなくてインスピレーションに欠ける。たまにこういう波がやってくる。冷麺とか、うなぎの蒲焼きとか、食べたいなー。そんなの簡単にてにはいらないので。庭のほうれん草の最終グループを全部収穫して、それを使ってとっても久しぶりにスパナコピタを作ってみたヨ。

スパナコピタ

以前にトライしたとき(→☆)は、Cook’s Illustrated Magazineのレシピで気合を入れて作ったんだけど、今夜のは小さくシンプルに。下のレイヤーの間には中途半端に残っていたペコリノチーズもふりかけて挟んだ。ほうれん草、フェタチーズ、ネギ、ナツメグ、ディル、パセリ、卵、かな。シンプルでとても適当に作ったんだけど、前回よりも美味しかったような気がする。

庭のルバーブを使って、ルバーブと苺のガレット(過去記事レシピ→☆)も焼いたよー。季節ものだネ。

strawberry rhubarb galette

金曜日からお腹の調子が悪いGus。外で何か怪しい物を拾い食いしたのかな。珍しく食欲無いし、ぴーぴーが続いています。今日はほんの少し良くなったみたいだけど、まだお腹はゴロゴロしているみたい。おしりも真っ赤っ赤でつらそうです。

Gus

ネットを見ていると、独特なフィルターを使っているっぽい写真をよく見かける。インスタグラムやiPhone の写真では、アプリのフィルターを使っているのだろうけれど、ついこの間偶然、フォトショップの「アクション」というのにフィルターを入れられるというのを見つけた。↑のGusの写真にはそんな無料のアクションフィルターのひとつを使ってみた♪ Gusの心情はこんなふうかな、と思って。早くお腹が良くなりますように〜。

また一週間、頑張ろう〜。

 

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