ローマに戻る前にトスカーナの街「Lucca」に行ったんだった~。
カスティリオンチェッロから車で約2時間、マシモとフランチェスカにルッカまで送ってもらい、ルッカでは相方と私だけで2泊3日。
ルッカは現在もぐるりと城壁にかこまれていて、網の目のように交差する細道や中世の建物が残っているチャーミングな街。↓の地図では、緑色が城壁。城壁はずいぶん幅が広く、散歩道になってます。
地図を見てもわかるように、小さいながらもたくさんの教会やピアッツァがあり、細い道を歩いていると「おおぉっ、また教会だっ」ってびっくりする。何も考えずに歩いていても、そのうちに城壁にぶつかるので、ぶつかったら方向を変えて違う道を歩けばいい(ビリヤードの玉だよ)。方向音痴な私でも迷い切れないスケールの街なのが楽しい♪
街の入口である門。Ciao, Lucca!
ここ(↑)に見える大きな木々は、城壁の上で元気に育っているもの。時の経過を感じるね。
ルッカではHotel Universoに宿泊。結構有名な人達(プッチーニとかチェット・ベイカーとかネ)が泊まったことのあるトコロらしい。ほほぅ。
初めはルッカに宿泊する予定はなかったので、当日の朝になってB&Bやホテルに片っ端から問い合わせ(ありがとう、マシモ)、空いていたのがこのHotel Universoの一番小さな部屋オンリー(皆さん、当日予約は避けましょう)。が!その夜はとなりの広場で小さなデモ・騒ぎがあってね、夜中の3時くらいまでうるさくって寝れなかった…(←相方。私は爆睡)。で、相方が文句を言ったところ、二日目は小部屋と同じ値段でセミスイートに移してくれましたー♪ ラッキー。
天井も高く、とてもいい雰囲気の部屋で眺めも良かった☆
ルッカは、一日歩けば街のあちこちをしっかりと見ることができるよ。とにかく、歩いていてわくわくするトコロだった~。
道の幅は車が一台通れる程度。歩いた道は全部、一方通行だった。石畳の道の両脇には昔ながらの建物(アパート)がびっしりと並んでいる。この風景が、私にとってはとても新鮮でした。
見えるのが、前と後ろだけだから。カナダの街並みではこういうことってマズないもん。あの角を曲がったら何が見えるんだろうって。そこに行くまでわからない。
建物の間に見えるのは、Guinigi Tower・グイニージの塔。塔の上まで登れるようになっていて、てっぺんに木が生えているのがオモシロイね。登りたかったけど人の列があまりに長くて、残念ながらスルー。
誕生日の朝は、雷がなり、気持ちのいいほどのどしゃ降りだった。それも、朝ごはんを食べ終わる頃にはやみ、空気が洗われたように新鮮で、ぬれた道が良い感じだった。
全く一様な道がないものだから、小道の写真がたくさん手元に残ってしまった(笑)。道が緩やかなカーブを描いていたり、ドアの周りがアーチだったり、こんなトンネルがあったり。オーガニックな曲線に釘付けになっている自分にも少々驚いた。
古い扉がおもしろくて、相方も私も「この向こう側はどんなふうなんだろうねぇ」と想像をふくらませました。
実際に今でもルッカの城壁の中で暮らしている「ルッカ住民」もいるわけで。一度、こういう扉からすごいおしゃれなカップルが出てくるのを見た。別の場所では、大きく開いたテラスの窓の奥に、鮮やかな色合いの天井画が見えたりもした。過去には絹の貿易で栄え、富がつのった宝石箱のような街だったのかな。想像がふくらみました。そうそう、ルッカ住民だけが特別な許可をもらえて城壁内でも車を運転できるらしいよ。
実は、相方のお母さんはこのルッカの郊外の出身。今でも遠い親戚が当時のファームハウスに住んでます。彼のルートを垣間見たくて、どうしてもこのルッカにきてみたかったのでした。
最近では、フローレンスの人ごみを避けたいならルッカへ。って言って、このちいさな街も観光シーズンはあふれるらしい。私たちが着いた土曜の午後も、広場はものすごい人ごみでびっくりした。でも、月曜日は妙にひっそりでした。それに、お買いもの目抜き通りや大きな広場を避ければ、見ての通り人も車も見当たらない小道をゆったりと歩くこともできたよ♪ そうそう、意外にもおしゃれなお店がたくさんあってびっくりしたー。
次はルッカの美しい建物と美味しいどころを紹介するねー。
イタリアに行くことがあったら、是非ルッカに行ってみたい!と写真を見て思いました。
いいね、路地歩き。何だかワクワクするね。雨に濡れた道も魅力的〜♪
次回のルッカの建物と美味しいもの編も楽しみにしています。
Sachieさん、こんにちは!
そうだそうだ、こういう道は小道というより「路地」だね。でも、どの道も路地なんだよ~。
私達に比べたら、ドイツ→イタリアは近いよっ。是非、行ってみて~。夏は人が多いらしいので、春か秋がおすすめかな~。
Sachieさんの散歩道も素敵だよ。北米とは違うね~
古い街はほんとに素敵だね。
日本でも白川郷なんかに行くと、いいなあって思うけれど、
イタリアは歴史が桁違いに長いからおもむきも格別ですね。
長い旅行を楽しんだパプリカさんがうらやましい〜!
ビリヤードの玉って表現的確で受けたよ(笑)
Senbeさん、こんにちわ!お元気ですか?
そうですよね~、日本にもたくさん趣きのある古い街が残ってますよね。白川郷は、去年、母が行って「良かった!」って喜んでました。
ルッカの街は、ひっそりと静まり返った朝や夜が一段と魅力的でした。私って、地図を見ていても全く反対の方角に行ってしまうタイプなので、迷子になりきれないこの街では安心でした♪
また訪れてみたいところです。
長期滞在のメリットって、大きな観光都市だけじゃなくてこういう小さくてキラッと光る宝石みたいなところにも足を伸ばせることですよね。
相方さんのお母さんがこの近くのご出身なのですか。訪れることができて良かったですね。ルーツを知るっていろんな意味で人生にプラスになると思います^^
ほんとあの扉の向こう側ってどんななのかな、って想像が膨らみますね!
↓やっぱりイタリアって食文化が深いですよね、、、どれも食べてみた~い><
Saoriさん、こんにちわ~。
そうですねぇ、私達も友人がいたから、こうして「突然決めて、宿泊して」っていうことができました。
カスティリオンチェッロからルッカまでの道や風景もね、すご~く素敵だったよ。田園風景や小さな町にうっとりでした。
相方の遠い親戚たち…めちゃくちゃテンション高くて…笑えました。次の記事でちょこっと紹介しますねー。
相方に、「なんでイタリアのパスポート持ってないのー。移住できたのにー」って言ってたところです。あはは。
我が家も去年ルッカに行ったよ〜。
今年も行こうかな。
ゆきさんのルッカの記事、覚えてるよ!今年もまたイタリアに行けるなんて~、いいないいなぁ~。
そうそう、おしゃれなお店、多いよねっ。春先だったので、バーゲンはしてなかったけど、北米ではぜっったいに売っていないような可愛らしい服が売ってたもん。
ゆきさんのイタリアリポート、今からすっごい楽しみ!