Gusはもさもさ犬だったので、ボーダーテリアはみんなもさもさするもんだと思っていた。Gusは生後5ヶ月くらいのときから、しっかりと指で「毛抜き」をしていた。
チューイはつんつるてんなのです。
毛は密にそれなりに生えているものの「毛質」が違う!Gusは外側の硬い毛はまっすぐだったけど、伸びてくると巻いてたし、アンダーコートは「ほわん」としていた。チューイは「直毛」くん。こんなボーダーテリアもいるんだねぇ。
それでも私の服にチューイの短い毛がたくさんつくので、抜けるのは抜けている。抜くべき毛は「抜いてケロ」って感じでぴょんぴょんと立っている(笑)。でも、まぁ、Gusのときと比べると、ストリッピング(日本ではプラッキングっていう表現がよく使われてるね♪)をする頻度は低く、その点ではチューイはローメンテナンス☆ 実は、きちんとお風呂に入れたのも、、、うちに来てから一回だけ!という。特に臭わないので、ブラッシング(←チューイ大大大好き)と絞ったタオルでごしごし拭くだけです。そろそろお風呂に入れてあげたほうがいいのかな。
さて。
そのストリッピングツール。Gus用に揃えたもの。Gusは晩年、ヌキヌキされるのを嫌がったので、一番右側のMars Cort Kingでしゃーっと毛をとくようにして抜いてあげていた。このコートキングはGusの毛をがっつりキャッチしてくれて、はじめて使ったときには感動した。クシのようなので、細かい部分には向いていないツール。一方、左端のMars Stripping Knifeでは、Gusの毛をうまく抜くことができなかった。で、代わりに赤と青のMikki Strippig Knifeを使って足やワキや耳毛などを抜いていた。Mikkiは安かった(12ドルくらいだった)割にはとても使いやすい。
これらのツールを直毛くんチューイに使ってみると。
まずはマースのコートキング(細)で背中とかしっぽ周りとか。アンダーコートがちょっとひっかかって抜けた。チューイ、気持ちよさそう。
マースのストリッピングナイフも、チューイの毛だといい感じに抜けるかも。さーーっとなぞらせるだけでも抜ける。
Mikki(細)を使って、ぴょんぴょん飛び出ている毛を抜く。コームの部分が少しカーブになっているので親指でキャッチしやすいのです。Mikkiのナイフも、ざざーっと軽くといてあげるだけで古い毛がぬける。お腹とかお尻周りのデリケートゾーンは「イテッ」って風に振り向くけど、すごく嫌がるわけでもなく。
我が家のストリッピングタイムは、こんな風にいつも外でざっくざっくとすませてしまう。グルーミングテーブルなんてないし、チュースティックなどを与えておいて、その間にざくざくっと。Gusのときもそうだったけれど、顔周りの毛はほぼ「ノータッチ」。目と耳が埋まらない程度に指でちゅっちゅと抜くだけ。相方も私も「もさっとワイルド」が好きなので。
つんつるてん直毛くんだけど、アンダーコートはやっぱり少し「ほわん」としている。
抜いた毛は、小鳥たちの巣作りのために寄付。
100%オーガニック犬毛。
これね、鳥たちがちゃんと持っていくよ。カラスが揺すって振り落として、大きな毛の玉にしてもっていったことがあるよー。Gusはもふりくんだったから、いつもいっぱい寄付できたけど、チューイは毎回ちょろんとだけ。使ってね〜。
*おまけ:ギネスおにいたん!
覚えているひともいるかもしれないね。ギネスはGusよりもひとつ歳下で、15歳。飼い主さんたちは、パピーのGusに出会ってボーダーテリアを迎えることに決めたのです。今もゆっくり元気に散歩しているよー。かわいい。チューイがまとわりついても、なーんにも言わない。だまーって匂いをかがせてくれる、優しいおじいちゃん。シニア犬ってなんでこんなに愛おしいんだろうなぁ。ギネスを見るとGusを思い出して胸が熱くなってしまう。長生きしてネ、ギネス!