cookies & winter flower

ほどほどに寒くて、冬のビクトリアにしては珍しく青空が広がった一日。

久しぶりにお昼休みにキャンパスのガーデンまで歩いた。濡れた枯れ葉と土が触れ合っているあたりの、微生物の活動さえ感じてしまう独特のにおいがして、なんだかずいぶん長いこと「離れたところ」にいたような気持ちになった。

最近、というか、もう数ヶ月もの間、とても表面的に(?)毎日を送っていたような。うまく言えないけれど、外側の皮の部分だけで感じたり、ものを考えたり、言葉にしたりしなかったり、ぶりぶりとしたり、少し喜んだり。浸透していなかったというか。

なので久しぶりに、とても透き通っている冬の光と緑や土のにおいが、じんわりと染み込んできた。

こういうジャムのクッキーを作ってみた。相方の最後の伊語の集まり用の焼き菓子。

ジャムが入っているサムプリントクッキーは、めちゃくちゃ美味しい!って言うものでもないんだけど、心が躍る。ジャムのアクセント付き、だからよね(笑)

アプリコットとブラックベリー。こういうバタークッキーは温かい牛乳と一緒に食べたくなる。お皿に並べる前に、少しだけ粉砂糖もふりかけてみた。そうするとイタリアンベーカリーでひとつ$3近くするクッキーっぽく見えてきた(笑)

カレンデュラって、夏のあっついあっつい日に水も与えなくても元気に咲く。冬の霜が降りそうな日でも咲いている。日本でも、月極駐車場のアスファルトの隅っこで咲いていて、雑草だな、って思っていた。とても力強い花。

そして♪

見てやってください、このかわいいビオラたん。

ちゅーんって顔して。こんなにきれいに、まだ咲いてる。

クリスマスまであと2週間をきりましたねぇ。今週末には少しだけ緑を飾ろうかなー。

あまりごてごてとせず、さらりと軽くクリスマス、年末を迎えたい気分です。2022年の終わりはそんな気分でいいかな。

クリスマスマーケットをちらっと。

ひゃぁ。昨夜は荒れた。この冬初めての本格的なストームだったんじゃないかな。雨は降らず、強風だけだったものの、一晩中吹き荒れ、今日の午前中も結構強い風が吹き続けていた。停電したけれど、夜中の数時間だったので支障はなし。

停電というと。ウクライナの人たちのことを思う。寒さも日に日に厳しくなっている中、まともに暖をとることもできない日々。先日のニュースで、ウクライナのシェドリック合唱団の青少年・少女が、カーネギーホールで「Carol of the Bell」を合唱するショートクリップ(→ここ)を見た。有名なこのクリスマスソングはウクライナの作品だっていうの、初めて知った。子どもたちが子供らしく過ごせる普通の日々が、来年には戻ってきてほしいです。

さて。

クリスマスまであと2週間か。

と、今朝は自転車でクリスマスマーケットをちらっと覗きに行ってきた。がんばり屋さんの知り合いが、ブースを出すというので見てみたくて。ところがですね。。。先に言ってしまうと、なんか思っていたよりもすごい人で、人混みに慣れていないのもあってか、わたわたとして人の波に流されてしまい、その知り合いのブースを見つけることができなかった〜!

なぜだろう。ぐるりと2周回ってみたのになー。やれやれ。

ローカルのアーティストの質も上がってきているなぁと思った。こういうマーケットを見るたびに思うのが、ディスプレイの大切さ。みんな上手に「見せて」いるなぁと感心してしまう。一昔前までは、さーっとテーブルに並べているだけ、っていうブースが多かったのに、ディスプレイや商品ラベルを工夫することで、商品のクオリティが全然違って見えてくるもんねー☆

↑↑のお店は楽しそうだった! 小さな子供がいたらプレゼントしたいって思う「木のおもちゃ」や「フェルトのかざりもの」がとっても素敵だった☆ 私がほしいわ。。。もらってどうする、ッテ感じだけど。

ぐるりと見ているうちにひとに酔いそうになったので外に出た。こんなに人混みに弱くなってしまった自分にびっくり。人混みは苦手になったけれど、こういうマーケットでお店を出して頑張っているひとたちを見るのは好きです。

もちろん。今日も地味トレ散歩!昼の散歩はチューイにとって新しい道を歩いたんだけど、そうなると私の存在は皆無だじょ。掃除機のように鼻を地面に擦り付けて前進あるのみ!はっと頭を上げたかと思うと、前方に犬。「チューイくーん、わたしはここよー、ちょっとこっち見てー。おぉぉ〜い、チューイーー」。。。という具合に。

Gusに、って供えたお花が枯れて、その枯れているようすもとてもきれいです。

明日は。掃除して。クッキー焼こうかな。そして最後の落ち葉集め。やはり地味。地味だけど、こうして温かく過ごせることが本当にありがたいです。

七ヶ月のチューイと地味に散歩トレーニング

チューイは先日(Gusの月命日に)七ヶ月になった。

大きくなったでしょ?

七ヶ月の犬にも色んな子がいるんだろうなー。今日は五ヶ月のラブラドゥードゥルのSukiちゃんに会った。五ヶ月なのにとても「mellow」。ぴょんぴょんって少し跳ねて嬉しそうにしていただけで、お花畑のようななんともかわいらしい女の子だった。

一方、チューイはというと…「スキちゃんっ、おいらチューイだぜ、ゼーゼーハーハーゼーゼー…」。

やれやれ。

骨折で一ヶ月のブランクがあったからかなぁ、って先月は思っていたけれど、「興奮しやすい」のはチューイの性格かも。30m、50m、80mさきにわんこを見つけようものなら、

おにいたんっっ!!!! おねえたんっっっっ!!!

と。もう、その犬たちに完全に「ロックオン」。目だけでなく、五感のすべて、体ごとロックされてしまうので、まず私の声が全く聞こえなくなる

ギプスがとれてからの最初の二週間ほどは、興奮度マックスもいいところ。まともに散歩できなかった。何度、引きずるようにして連れて帰ったことか。。。それで、思い切って「パーソナルトレーナー」さんに相談してみた。一時間のセッションをまだ二回しか受けていない。とてもきさくで明るくて雰囲気の良いおばちゃん先生(60代なかばかな)。ただ、セッション料が弁護士を雇うほど高い!それでも、とにかく誰かに相談して、今のチューイに一番必要なトレーニングは何なのかを聞きたかったのです。バーナデットさんのアドバイスに沿って練習中!

とても地味に:一緒にお散歩(ひきずられるのではなく)。興奮度溢れさせずに歩ききる。

話の中で一番興味深かったのは、犬はそれぞれ「threshold」というものを持っているということ。この場合のThresholdは「閾値(いきち)」というものらしい。ナニソレ?って思うよね。境界線、というか限度。そこを超えると何かが起こる、みたいなライン。わかりやすく言うと、みんなそれぞれ「」を持っていて、そこに並々と感情が注がれていっぱいになると溢れ出す。その器の容量、みたいなものかな。

バーナデットさんが「その器があふれてしまったら、チューイに何を言っても聞こえないし、全ての意味がなくなってしまうのよ。だから、器をあふれさせない、常に余裕をもたせてあげること。」が大切だよって言っていた。Thresholdに達したかどうかは、簡単にわかる。チューイの鼻先に好きなトリーツ(クッキー)またはおもちゃをちらつかせても「無視」。「んなもん、いらねーよっ!ゼーゼーハーハー」の状態。これはもう既に器からどぼどぼと感情が溢れている状態。ひどいパターンは、ただ無視するのではなく、とりあえずトリーツに「食らいついて(噛み付いて)」ゲットしておく、という行動。

で、七ヶ月のチューイ、今は散歩中に「鼻と鼻がくっつくような挨拶は禁止」ステージです。鼻タッチグリーティングをすると、ぱちっとスイッチが入って相手の犬の顔に手をかけて遊ぼうとしたりするから。大抵の成犬は顔に飛びつかれるのは大嫌いです。きちんと四足が地面について、お尻くんくんの犬の挨拶ができるようになるまでは、遠くから「おにいたん&おねえたんワンズ」をうっとりとした目で見るだけ。

興味深かかったアドバイス・コメントは、「チューイの場合は興奮しているのが、アグレッション(攻撃性)ではないのだけれど、興奮状態がチューイのディフォルト(初期設定)になってしまうと、出会う犬からアグレッションを受けかねない、そうするとどちらの犬にとっても良い結果・関係は生まれないからね」ということ。なるほど。

遠くから犬が歩いてくる、とか、道の向こう側に犬がいる、という様に距離をおき、犬の方を見ていてもいいので、私の声がまだ聞こえている状態(器に余裕がある状態)をキープする。立ち去るのを待って褒める。進む。そんな具合で歩く練習をしている。

朝の散歩は、私が何も言わなくても自主的にぱっと振り向いて私の方を見ることがある。これが望ましいチェックイン。夕方の散歩は、私が全く存在しないようなときもしょっちゅう。「チューイー、私はここやで〜。おいっ、チューイー」と。

なかなかね。うまくいかない、歩けない日も多い。特に夕方は仕事から帰って疲れていたりするときに、ガンガングイグイ引っ張られたり、「クッキーなんていらねーよっ、おにいたんにあいさつするじょーっ!ゼーゼーハーハー」されたりすると、心身ともにぐったりとしてしまう。昨日なんて、はっと気づくと四方向からわんこが来るではないかっ!! チューイの目はギラギラ銀色!! 焦る母。 そう、この私の焦りというエナジーも、犬には伝わるのです。

深呼吸して一歩避けて、その場で待つ。次回はそうしよう。

チューイに振り回されながら、「いつかちゃんと歩ける日が来るのでしょうかね。。。」って近所のおばさんに言うと、「大丈夫よ。だってほら、Gusが小さかったときもあなた全く同じこと言ってたわよ。あははっっ。」と返された。

Gusのときは、初めてのボーダーテリアだったし、色々と大変でぐちゃぐちゃでも、まぁこんなもんなのかな、ですませてきたというのもある。ネット情報も今ほどあふれていなかったから、その点でも「こんなもんでしょ」でやってきた。かちっと、Gusと繋がった!って実感したのは、Gusが四歳になった頃だもん。チューイの場合は、Gusっていう比べる対象もあるし、ネットの情報もすごいし、なんか頭でっかちになっている部分もあるかな。と思うこともある。

私もチューイもハッピーに、すんません、パピーなもんで!って、笑いながらゼーゼーハーハーウォークを取り入れてもいいかな。トレーニングウォークの合間に♪

八ヶ月のチューイに成長が見られますように〜♪