さくらさくら散歩

お昼休みに「えいっ」と、キャンパスから海まで、長い坂道を歩いた。久しぶりだ。

南に面した坂道沿いでは桜が満開!

見上げてうっとり。ビクトリアでも桜を楽しめるのだ。なんか、忘れてた。

みごとだな〜。華やかだな〜。って。誰につぶやくでもなく。

海辺には遊具のある公園があり、子どもたちが駆け回りきんきんの声をあげ、なんとも楽しそうだった。遊具ってなんであんなに大人気なんだろう。登ったり、滑ったり、ぶら下がったり。元気な子どもたちを遠目に眺めながら、平和だなって、ありがたく思う。

そうそう、桜を眺めながらぼーっと歩いていると、若いお母さんに抱きかかえられた「ギャン泣き」の女の子とすれ違った。何が悲しくて悔しくてあんなに泣いているのか、あんな風に張り裂けんばかりに大泣きできたら気持ちいいだろうな、なんて思った。すれ違い際にワンオクターブ泣き声が高鳴ったのでその子の方を見ると。

なんと。私を思いっきり指差しながら「うぎゃーーーーーーっ」って。

ぬぁんと。

「べーーーー」って舌でも出してみたら良かっただろうか。

子どもはわからない。苦笑。

白いのも桜、かな。

今日は日中、ぽかぽか陽気でマルハナバチも見かけた。巣作りのためにせっせと小枝を集めているカラスの夫婦を眺めた。

春はどこか気持ちもざわざわとし、生きものたちはするべきことに忙しそうで。私はというと、どうも気持ちにめりはりがなくて、形容すると「ずるずる・だらだら」モードです。まぁ、それも春、なのかなー。