秋仕事・アップルソース

週末は霧雨が降って寒かったし、じめっとしていたのでもっぱら「Stay in」だった。

霧や雨でしっとりと潤い、空も海もモノクロームに色調が落ち着いてくると、静かになる。夏の自然のざわざわきんきんとしたエネルギーがすぅっと静かになるこの季節には、特別な心地よさがある。そんな日は、家の中での作業も悪くないなぁと思う。

ちょうど、一年前も今頃、りんごをまとめて収穫してアップルソースを作っていた。週末、すでに集めてあったりんごのうちの2kgをアップルソースにした。去年と同じ、シンプルなりんごゴロゴロアップルソース

りんごの芯をとって皮をむいて、という作業がねぇ〜、面倒なんだけど。去年作ったこのソースは本当に美味しくて、このりんごの爽やかな甘味をうまく封じ込めてくれたような気がしたので。同じように作った。

ことことことことと。地味に静かに作業をして、こうして瓶に詰めてしまうとほっとする。なんていうのか、たくさん実をつけるところまで頑張ってくれた老樹にたいして、私も頑張ったよ、って示せたようで(笑)。

今日は月曜日で出勤日だった。お天気はイマイチだったけれど、雨ではなかったので自転車通勤。それだけで気持ちがシャキッとした。リモートワーク100%が5ヶ月半ほど続いたあとの、週一出勤。私は気分転換になっていいわ〜って喜んでいたんだけど、Gusはとっても困惑しているみたいです。

コロナ以前は、週5出勤で2日休みで、Gusなりにそのリズムを把握していた。私が出勤するときにはドアのところまで来るけれど、その後は自分のベッドに戻って寝ていたらしい。ところが「リモートで私がずっと家にいる」というのに慣れてしまったので、一日だけの「不在」が理解できず、日中もそわそわと私を探すんだって。相方は家にずっといるんだけどねぇ。耳が遠くなってからは特に、目で見て誰がどこにいるのかを確認して回るようになったというのもあり、見えるところに私がいないと不安にもなるのかな。

今朝はちゃんとドアのところまでGusを連れてきて、クッキーをちらつかせながら「Gus、行ってくるからね。いい子にしてなあかんで。」と耳のそばでささやいた。「はいはい、おっけーです。はよクッキーちょうだい」ってな感じでわかったような顔をしていたけれど、昼前(そろそろ私の昼休みという時間)になると、また家中をかつかつかつかつと走り回って私を探していたらしい。

困ったねぇ。一日だけっていうのがまだよくわからんのよね。その一日も月曜だったり火曜だったりするもんね。相方も便乗して(?)「君がいなくて家が妙に静かで寂しかったなぁ」って言っていた。全く、うちの男衆は。。。

いや、私は週一出勤でリセットさせてもらってるからね。また平常に戻ったらどうなるんだろう。ま、それはそのときに。