雨上がりのキラキラ

寒いっ! いきなり寒いっ! 今日は最高気温が10度。ひぃっ。今年の秋は寒いんだって。

キャンパスでも、学生さんたちも今日はコートやダウン姿。
例年と違って、9月に入ってからも冷たい雨の日も多く、昨日は帰宅時に降り始めて雪かヒョウに変わるんじゃないかと思ったくらい。二日前の夜は強風で、私の簡易グリーンハウスがまたぶっ飛ぶんじゃないかとドキドキした。異常気象の現れなのかな。

クリックで少し大きくしたら、もっときらきらして見えます♪

でもね、今日はとってもいいお天気で、久しぶりに秋の(もう冬っぽい)すきとおった光にうっとり。色づき始めている樹々もきらきら光る。

先週末も同じように冷たい雨のあとの庭がキラキラだった。
しずくをぶら下げた草花をみていると、あぁ、やれやれ。っていう声が聞こえてきそう。

体はなんだか重かったものの、晴れているのに昼寝をするのも気がひけて、少しだけ庭の片付けをしたんだった。そう、曇天で気温も下がってくると庭に出るのも億劫になる。少しずつ、片付けられるところを片付けていかないと、来春大変なことになるもんね。

庭いじりの準備をしてもたついていると、「まだですかね。。。」の顔して待っているGus。ぼくちん待ってるんですけどね。。。の顔。ホントわかりやすい犬。

おひさまが高くまで上がらない時期になり、家と大木の影になって庭の手前や真ん中には日中でも日が当たらない時間帯がある(涙)。せっかく晴れているのだし、日向で作業したいもの。この日も庭の奥の唯一おひさまが気持ちよく当たっているところの片付けをした。

ココにはラークスパーやチコリや早咲きのコスモスなどが自由に咲いていた。来年どうしようかな。宿根草を増やしたら、こうやって片付けて→また種まいて。。。という必要もなくなるんよね。ぼちぼちと、その方向で頑張ろう。

こんなに気温が下がってしまったというのに、黄色ちゃんがまた蕾をつけてるよー。大丈夫??

それに。

もらった寄植えに入っていて、試しに植え替えたミニバラが、「わたしも!」って。

香りもなく、よくスーパーで安売りされているおもちゃみたいなバラなんだけど、小さくて元気なのです。

今年はあちこちに小さなシクラメンが飛び出てきている。野生のものなんだろうな。地下茎でひろがるのかなぁ。

突然、ひょこっと、日陰を好んで顔を出す。いくつかを「この場所の方がいいんじゃない?」ってところに植え替えてみた。掘り起こすと球根が私の手の平ほどの大きさの「円盤」みたいでびっくり。ガーデンストアで買ったことのあるミニシクラメンの球根は、もっと小さい栗のような形なのに。

秋になると「桃色」や「モーヴ」の花(終わりの花)がメインの差し色になるので、秋明菊のやさしい白が映える。毎年すこ〜しずつ花の数が増えて株も大きくなっている。頑張ってね♪

全く関係のない話なんだけど。今日、カウンターに座っていると、常連の「H・M(=High Maintenance)」さんがやってきた。「やたら手がかかるひと(学生・先生)」のことを勝手にHMと札を付けている。このHMさんは年配のおじさんで、週に一度ほどの割合でやってきて「またぼくのコンピューターがこわれてね。」「またパスワードを忘れちまったよ。」「なんかよくわかんないから見てもらおうと思ってね。」と、私の前でつぶやいて、いつも引っ張って歩いているごろつきのカートをカウンターの角におく。私に「ここにおいてもいいかね?」って毎回聞く。で、そのまま階下にあるメインのカウンターに質問しに行く(私のところで止まらずに、行ってくれてありがとう。笑。)。

そのHMおじさんが、今日は私の目の前に立ち止まり、カウンター越しに「君、知ってるかい?」って。『は?なんで・・・今日はココで質問するのー?』と少々重い気持ちで顔を上げる私。すると、おじさんがね。

「君はとてもいいひとだよ。知ってるかい?前にも言ったかな。言ってなかったかもしれないから、ちゃんと言っておきたいんだよ。」って。もじゃもじゃのひげに埋もれた小さな口をもぞもぞ動かして、そう言ってくれた。

「はぁ。。。そ。そう?? ありがとう。」と言っておいた。

大きくなるよ。終わりのあじさいもきれいです。

ちょっと変わっているHMおじさんなんだけどね。「とてもいい人」はわたしじゃなくて、おじさんなんだよ、と思った。

伝えたいことは迷わずにためらわずに伝えたほうがいいなって、おじさんが行ってしまってからおもった。