頑張ってバチカンを紹介した(?)ので、ちょっと息抜き。私たちが滞在した地区「San Lorenzo・サンロレンツォ」からのシーン。ほとんど散歩の途中に iPhoneで撮ったもの。ローマ観光のメインスポットとして取り上げられることは無いであろうサン・ロレンツォ。なので、少し紹介しますねっ。ローマ・テルミニ駅の近く、古代ローマの城壁を挟んで東西に広がる地区。
今回で2度めのローマ。前回は、正直、相方も私も「おどおど」していた。ここは色んな人種が入り混じり、活気があって面白い。大学やカレッジ(?)もあり、学生さんもよく見かけた。前回は「ちょっとぉ、こわぁい。」ってビクビクしていたけれど、今回はこの地区が大好きになった。毎朝、時間があったら一人でアパートの周りをてくてくと散策したヨ。
アジア人やアフリカ、中近東の人たちがたくさんいて、マーケットだって「何これ?」ってものが売ってたよ。中華系のお店では使えそうな調味料も全部揃う。
色んな顔の人たちが入り混じって生活しているのがとっても面白い。カテリーナの通う小学校も国際色豊かで、公立学校としてはローマではちょっと珍しいそうです。ほら、今年話題になった映画「グレートビューティー」の主人公ジェッパ。彼の子供さんもこの学校に通ってるんだって。移民人口が増えつつイタリアで、カテリーナの様に色んな国の子供達と一緒に勉強し活動する環境はますます必要になってくる、ってフランチェスカも言ってた。モデル校として、他の地区からも参観者が来たりするとも言ってた。
テルミニ駅の西側にはトラムが走る。このすぐ近くに小さなサン・ビビアナ教会があって、そこにはベルニーニが一人で手がけた最初の彫刻があるんだよ。マシモの話では、この辺りはちょうど丘になっているんだって。なので、その昔には「ビラ」が建ち並んでいたそうな。現在はガッツリとしたアパートやなぐり描きのグラフィッティやゴミも多いので、想像ができない。この辺りから発掘された彫刻やモザイクの数々を数日後、美術館で見ることができた。こうして、少し歩いてみて、マシモの話を聞いて、美術館で発掘品を目にして、ほんの少し点と点が繋がった!と感じられる瞬間がありました。
サン・ロレンツォって、ローマで唯一、第2時世界大戦中に連合軍の爆撃を受けた地区なんだって。その時に亡くなった人たちの名前が書き連ねられた公園もある。
マシモが近所に買い物に行くときは、「一緒に来る?」と声をかけてくれたので、いつもついて回った。まったく、金魚のフンとは私の事。ローマの他の地区にゆっくりと滞在したことがないから、比べることはできないけれど、私はこのサン・ロレンツォが好きです。マシモのフレンドリーな性格もあるけれど、お店の人たちとの会話とか、道行く人に話しかける様子などを見聞きしていると、「コミュニティ」の存在を感じた。これは、ビクトリアに住んでいると感じられないもので、素敵だなぁって羨ましくもなった。
下町の雰囲気っていうのかな。みんな、妙に声が大きいし、気さくだし。今回は少し気持ちに余裕もあったからか、話せないけど挨拶したり。「えーっと、うーんと、そのパンの半分だけ頂戴。」って言ってみたりすると、すんごい親切に「ちょっと味見する?」って一切れくれたり。「北の方に行くと、人との関わりがまた全然違うよ」ってフランチェスカが言ってた。ローマにいる調子で店の人に話しかけたりすると、変な目で見られることもあるよって。地域柄もあるんだね。
ハチャメチャで小汚くって、でも人情味溢れるサン・ロレンツォ。好きです。
*お知らせ:写真の上でクリックすると写真が大きくなります。写真の外側でもう一度クリックすると閉じます。試してみてね☆
素敵な街だね。今日の写真だけじゃなくて、イタリアの人が暮らす場所の写真を眺めているとなんか人の息づかいを感じるな。東京や日本の町と正反対だとも思ったよ。東京って色んなものがモダンで新しいかもしれないけれど、美しいかと聞かれると私はそうは思わないんだよね、私。逆に、古くて多少いろんなところが壊れていたり汚れていたとしても、町全体が調和しているほうが人が暮らしている町らしいし、大好き。
ヨーロッパ、年々、移民が多くなっているそうです。私も住んでみて初めて知ったよ。大きな町の小学校では子供の親が両親ともにドイツ人って方が少ないんだって。まさにサラダボールだね。
Sachieさん、こんにちわー。
イタリアにいる間は、じぃっと人の顔を眺めることが多かったと思う。見られている人からしたら、私は「変なアジア人」だったんだろうな。
人の表情や身振り手振りや言葉がとても興味深くて。目があったら、にまっと笑ったりしてたから。変だよねー。
私は外部者で、そこに暮らしているわけではないから「面白い」って思えるのかもしれないな、っていう気もしたよ。でも、マシモも「このコミュニティは大好きだ」って言ってたっけ。
この地域には下町の雰囲気が残っていて、昔ながらの小さな工場や職人さんもいるんだって。年々少なくなっていっているらしいけど。
カナダの西海岸では、移民というとアジア人(中国人がメインかな)だから、中近東やアフリカからの移民の人たちが交じり合うこの地域には独特のエネルギーを感じたよ。生活が厳しかったり、ドラッグを売ったりする人たちも少なくないけれど、こうして同じ国からの人たちが集まれる場所があると心が休まるよね。ドイツもやっぱり移民人口が増えているんだね~。
サン・ロレンツォ、スペインのちょこっと住んでいた町に似てるかも。
道行く人はたいてい挨拶をするし、パン屋さん、レストラン、デイリー、ハムの店、カフェ、みんな気さくで、いろんなこと聞いても親切に教えてくれるし。ああ、懐かしい。
同じく小汚かったけど、みんな顔見知りって感じで、地元の人たちは、住むのに安全な町だって言ってたし。(そこをバスで通り過ぎた日本人の知り合いは”怖い感じ!”って言ってたけど)
みんな大きな声で喋るのは同じ(笑)
その点、今いる町はだだっ広くてあまりそういうことはないです。
そう、「活気」がありました。ここには無いなぁ
Mayさん、こんにちわ!
そうですか?似ていますか?
ローマは大都市だから、区域によって特色もあるのでしょうね。散策した別のエリアはもっと小奇麗でスピーディで全く違った雰囲気だったから。
Mayさんがお住いだったところも、なんだか人情味にあふれた下町の様ですね。少しでもそういうエリアで実際に暮らして、地元の人達と会話を交わせることができたの、羨ましいです。
ビクトリアも穏やかでさらりとしていて、まぁ、それに慣れればそれはそれで暮らしやすいんですけど。サン・ロレンツォを歩いていると、子供の頃暮らしていた大阪の小さな町を思い出しました。おっちゃーん、おばちゃーん、コーヒー牛乳ちょうだーい、の毎日だったので♪
ローマの人たちって人懐っこいのかな?コミュニティが密っていいことですよね。
ロンドンの大学に居た時のクラスメートがミラノ出身で南の人たちのことがあまり好きではない、と常々言っていました。馴れ馴れしいのが苦手なのだと。確かに彼はいつも物静かで、私は最初イタリア人とはまったく思ってなかったのでちょっと納得でした。地域差ってやっぱりあるものですね。
私はこれくらい賑やかな方がいいな~よそ者でも親しく話してもらえると嬉しいですよね。
そういえば↓前回コメントに書き損ねたのですが、システィーナ礼拝堂のフレスコ画を見て感動した人がイギリスのある教会の天井にまったく同じフレスコ画を(確か)5年かけて描いたんです。なかなかシスティーナ礼拝堂まで行けないので、まずはそれを見に行きたいな、と思っているところです。もしまた行く機会があったらブログに載せますね!
Saoriさん、こんばんわ〜。
どうなんだろう〜、私は色んな地域に行ったことが無いから比べられないけれど、マシモや彼らのお友達はとってもフレンドリーだったよ〜。
声の大きさは人によるみたい。それから、マシモによると、ローマの人たちは口喧嘩が上手なんだそうです。アグレッシブというよりもウィッティなところがあるみたい(笑)
ミラノの出身のクラスメート、面白いですね〜。そういうタイプのイタリア人にも会ってみたいなぁ。ファッショナブルでした??
私は関西出身というのもあって、こういうごちゃっとしていてやかましいの、好きですね。血ですかね。
へえ〜っ、システィーナ礼拝堂の天井画を5年かけてコピーしたアーティスト?! それは一体どこの教会なのでしょう?!
是非、リポートしてくださいっ。見てみたーい。
ほ~。面白そうな地区ですね^^
我々日本人が想像する「イタリア」って感じ?
私も周囲とあまりかかわらないような都会に住んでる身としては
そういう親密さには憧れを感じつつも、うーん、やっぱりそれは
それで面倒なことも多そうだ・・・とも思いますね。
いま日本で売れっ子の某シスター(笑)じゃないけど、
結局、「与えられた環境で生き抜く力」次第じゃないかなーと。
ところで。
ローマってそもそもの昔から移民国家じゃない?
ということは、現在の人種の混淆ぶりは正しくローマなのでは!笑
真木さん、こんばんわっ。
そう?日本人ってこういうイタリアを想像するのかなー。そう言われてみて、私は一体どういうイタリアを想像していたのかなって考えてみました。
映画などで見た断片的なシーンをつなぎあわせたようなもの、かなぁ。サン・ロレンツォは、場所によってはドラッグディーラーがたむろっていたりして怪しい雰囲気でしたヨ。でも、今回は不思議と「怖い」って感じなかったの。ま、そうやって生活していくしかないのかな、って思った程度で。
そうそう、モンテメラノの小さな町で夕食を一緒にした人はね、年の半分はオーストラリアで暮らしてるって言ってた。やっぱり、小さなコミュニティで息苦しさを感じ始めたからだって。
「与えられた環境で生き抜く力」かぁ。生き抜いているのかなぁ、私。なーんてふと思いました。
ところで、その某シスターってだ〜れ??? めっちゃ気になる〜。日本の芸能ネタ、全くわかんない〜。
うんうん、そうそう、ローマって2千年以上の昔から移民の国なんだよね〜。常に。
ムスリムの人たち(特に女性)はね、生活に馴染めなくて孤立してしまったりするんだって。子供は生き抜く力を育んでいけても、親が凹んじゃうケース、多いみたい。難しいよね〜。
ふぅふぅ。
遅くなってごめんなさい。
京都旅行から帰ってきたところです。
『置かれた場所で咲きなさい』は、渡辺和子さんというシスター。
雙葉~聖心卒の、ばりばりお嬢様育ち。
実は読んでない(あはは)ので、詳しくは説明できないけど
ないものねだりで「自分探し」に翻弄されるより、現実を
見つめて地に足を付けて生きなさい、という感じじゃないでしょうか?
・・・想像ですけど。笑
数年前からベストセラーみたいですよ。
真木さん、旅行から帰ってお疲れのところ、お返事わざわざありがとう~♪
京都、楽しかったですか?!
渡辺和子さん、というシスターなのですねっ。そっちの方の「シスター」だったんだー。んもう、私の天然ボケ。姉御の方のシスターだと思って「人気の姉妹」なんてググってしまった。。。通りで出てこなかったもんだ。
タイトルを見て「。。。咲きなさい」という言い切った言い回しに、「はい、咲かせましょう」って思わず答えてしまいそうで、そういう理由で惹かれる人も多いんじゃないかなって思った。なるほどなぁ。現状に満足せず、前進あるのみ!「MoveForward!!]がモットーのようなコチラでは、渡辺さんの一言が新鮮ですネ。私自身もふらふらしているもんなー。