シチューやスープがおいしい季節。数少ない我が家のレパートリーの中で、「フレンチ・オニオンスープ」は、シーズン中に何度か作る大好きなスープ。ときどき無性に食べたくなる。空が重く、じとっと寒い夜、カウチに座ってこのスープを1ボール。満たされます。
初めて相方がこのスープを作ってくれたとき、本当にびっくりした。味がというよりも、使っている材料が「玉ねぎ」だけだから。玉ねぎだけでなんでこんなにおいしいんだよーっ!って叫んじゃうよ。
レシピは Julia Childさんの「Mastering the Art of French Cooking」より。いいかげんな私も、このレシピ本で何かを作るときは、忠実にレシピに従います〜。そうすると間違いなく美味しいものが出来上がる☆
フレンチ・オニオンスープ
材料:
- 薄くスライスした玉ねぎ 750g
- バター 42g
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 小さじ1
- 砂糖 小さじ 1/4
- 小麦粉 42g
- ビーフストック又はブイヨン(お湯に溶かす)1.5L
- 白ワイン(ドライ) 125CC
- 塩コショウ 適宜
- コニャック 大さじ3
- フレンチバゲット
- パルメザンチーズ、or スイスチーズ
今回、どうしても庭で採れた「平べったい玉ねぎ」を使って作りたくって。全部で5つスライスした。
厚てのお鍋にバターとオイルを温め、スライスした玉ねぎを入れて蓋をする。焦がしてはいけないので、中火よりも弱めで約15分。
そのあと蓋をとって中火にし、塩と砂糖を加える。少し砂糖を加えることで、玉ねぎがキャラメライズ(飴色にする)される。ここで、焦らず、ゆっくりと頻繁にかき混ぜながら約30分〜40分。
そうすると、だんだんとカサが減っていき、飴色に変わっていくヨ。あんなにたくさんあった玉ねぎが、ぺとっとした飴色のペーストの様になる。
ここまで色づいたら、小麦粉を振り入れ、約3分よく混ぜる。
ビーフストック、又は同量の水にブイヨンを加えたものを沸騰させておきます。私は大抵作りおきのビーフストックを使う。玉ねぎのお鍋を火からおろし、温まっているストックを加える。続いて白ワインを加える。
少しずらせて蓋をし、30分〜40分くつくつと煮込む。アクが出てきたらすくいとる。
食べる直前に温め直し、大さじ3のコニャックを加える。
ここで、どうしても忘れてはいけないのは、軽くトーストしたバゲットとチーズをボールに入れて用意すること!私たちはいつも、オーブンで軽くトーストし、チーズはスイスチーズ(エマンタール)を少しとろけさせておく〜。
そこにオニオンスープを注ぎます☆
じゃじゃんっ♪
見栄えはいまいちだけど、コレは私の盛り付けが下手くそだからでして。カリッとトーストしたバゲットととろけたチーズに、甘みのあるオニオンスープがしみこんでね、それを一緒に食べるのー。とっても美味しいよん♪ 材料だってややこしくないし、根気よくのんびりと玉ねぎを炒められれば、絶対に美味しくできあがるよ〜。オススメです♪
*今日の霧模様 on the hill *
今日もまた深い霧の一日。
ちっちゃく写るGus、見えますか?
この厚手で深いスープ鍋と、使い込んだ木ベラのファンです。
ここからいろんな「美味しい」が出来あがってくるんだよね。
じっくり炒める飴色玉ねぎ、ワタシはせっかちだから焦してしまうのよね。
美味しそうだな。仕上げにコニャックか~香りもいいだろうな。
ワンボウルと言わずワンポット、食べちゃいそう。
霧の中のちっちゃいGus、ちゃんと見えるよ。
「ほな、Gus, いこかー!」
あはっ。確かに。この木べらは古いよね〜。こういうシンプルなのが一番使いやすいです。
厚てのお鍋は、生まれたときは圧力鍋だったらしい(相方の)。重しの部分が壊れちゃって、今はタダの重い厚底鍋として第二の鍋生で活躍中。
a-kkieeさん、せっかちじゃないでしょう〜。あれだけじっくりと生き物の写真をとれるんだもん。粘れると思うけどなー。
ほんと、スープがおいしい季節です。東京もやっと秋らしくなってきたのかな。
「うん、いこいこー♡」
うわ〜、美味しそう!!
寒い日に家の中で食べるあったかいスープは格段に美味しいですよね。オニオンスープは作ったことないですが、玉ねぎだけなのにこんなに濃い色のスープになるんですね。コニャックを手に入れたら、是非作ってみたいです。
ayatingさん、こんばんわ〜。
そちらはもう、どっぷりとスープの季節でしょう?
私たちはこのスープを作るときに「ビーフストック」を使うので、それもあって色が濃くなるのだと思います。ブイヨンだけだったら、ここまで濃くはならないんじゃないかな。
ときどきコニャックなしで作ることもあるけれど、やっぱり少し入っている方が風味がいいですよん♪ お試しあれ〜。
papricaさん こんにちは
すごーく丁寧に作られたオニオンスープが美味しくない訳ないですね。
食べたいなぁ〜いつかトライしてみます。
こんなに、時間をかけて、炒めるのね。何回か作ってるけど、ここまでは・・・
これからの季節、美味しくて暖まりそうで、いいな♪
使い込まれた、お鍋も、木べらも、美味しさの歴史を物語ってるね。
ひつじさん、こんにちわ~。
ひつじさんちの畑のお野菜が羨ましいです~。
こちらはもうすっかりスープの季節ですよ。ものすごい寒いわけではないんですけど、日が短くなって曇天が続くと、どうしてもぬくぬくしたくなりますネ。
このオニオンスープの勝負どころは、玉ねぎを飴色にすることです。そうすると、本当に玉ねぎっぽさがなくなって、あま~くなります。
うちの台所ツールは、ほとんどが相方のもので、結構古いですネ。中には相方のおばあちゃんの使っていたツールもあるんですよ。
私は大雑把なので、大切に使わなきゃぁと… 気をつけています♪ (何度かお鍋を焦がしたし…)
オニオンスープだ〜〜〜〜い好き!! でも切るのと炒めるのが手がかかるからね〜〜 作って作って〜〜〜^ー^ 寒〜い日にオニオンスープを食べると身体がポッカポッカになるんだよね。
tomさんも好きなのね〜♪
うん、ほら、長旅から家に帰ってきたときなんかに、オニオンスープが待っていたら… 最高だよねー。
tomさん、帰国(ん?どっちに行くのが帰国なんだっけ?)されたんだネ。久々の kumatoさんの優しいお顔に癒されました。
凄くおいしそう。もう少し寒くなったら作ってみよう。
今夜は、ビーフシチューをつくっています。
早くできたら、トマトソースも作るつもりです。
asoboさん、こんばんわ♪
うん、このスープは外れることなし。美味しいです。体がホクホクあたたまるヨ。
asoboさんのビーフシチュー、愛情たっぷりで丁寧に仕上げられていて美味しそう。
あ!私も今日、最後のガーデントマトでトマトソースを作ったよー。コレで今年のトマトも全部保存できました♪