Trattoria Monti, Roma

食ネタ最後っ!

ローマでは一度だけ外で夕食を食べた♪ お友達に気持ちだけでもお礼がしたくて、二人の好きなレストランね、と頼んで選んでもらったのが「Trattoria Monti」。名前の通り、ローマのテルミニ駅の東側、モンティという地区にあるトラットリア。

Trattoria Monti

オススメです♪

後でこのトラットリアのレビューを読んでみると、「家庭的でとても感じが良い」「料金も良心的」「変に気取っていなくて、出てくる料理は最高だ」「観光客・地元民、どちらに対しても同じように親切に温かく迎えてくれる」。。。などなど。行ってみた人なら「同感です!」って大きく頷くこと間違いなし。

小さくて、とても居心地がよくて、スタッフの笑顔が優しくて。食べる前から顔がほころんでしまった。マシモとフランチェスカのお気に入り、というのも二人ともここのオーナーのエンリコをよ〜く知っているから。行く前にも行った後にも、マシモが「エンリコはすんごく”Beautiful”なんだ。外見も内面も”Beautiful”なんだ。」って熱く語っていた。そのエンリコさん♪

Trattoria Monti

めっちゃ優しそう〜。1歳になる娘さんがいて、写真も見せてくれたよ〜(←すんごい可愛かった…)。相方が「写真撮っていい?」って彼に聞くと「もちろん!でもさ、昔は女性にその質問を受けることが多かったんだけどね。。。」って笑ってた。

エンリコさんの弟さんのダニエレさんもニッコニコ。

Trattoria Monti

夜は兄弟がメインにお仕事されているけれど、お昼に行くと彼らのマンマが今でもキッチンに立つらしい。家族経営のこじんまりした食堂。エンリコさん家族は、フローレンスの東側の「Marche(マルケ)」という地域の出身。だから、Montiで出てくるお料理は、ローマというよりもマルケのお料理なんだって。

こういうところで立ち上がって写真撮ったり、お皿にカメラを向けるのも失礼かとためらったんだけど、相方のコンデジで少しだけ。

左上はラディッキオのフランだったと思う。どうやってラディッキオがこんな風に美味しくなるのかはわからない。赤玉ねぎのフランもシェアしたよ。左下はアーティチョークのフリットとラム肉。全然ラム肉臭くなくて、これって本当に生まれてすぐの子羊なんじゃない?って皆で言い合った。

Trattoria Monti

右上はホワイトトラッフルのパスタ。相方がどうしても食べたかった一品。ちょうどトラッフルの季節だったので〜。右下は大きなトルテッロ。中にはリコッタチーズとほうれん草と卵黄。切ると黄身がとろけ出す。少しずつ色んな味を試してみたかったので、他にも幾つか頼んで皆でシェアしました。美味しかったよぅ。無茶な背伸びをした様な味付けではなくて、ひとつひとつがとても丁寧に作られているなって感じる優しい味わいだった。味だけではなくて、食感も良し。

デザートは果物系を頼んだ。私とフランチェスカがシェアしたのは「柿のゼリー」(上の写真)。マシモと相方は洋なしのタルト。

Trattoria Monti

柿のデザートなんて、一体どんなのなんだろうって思うよね? どうやったら柿を使ってこんなふうなゼリーが作れるんだろう。色合いもとってもきれいで、さっぱりと柿そのまんまの味。それがじわーっと口の中に広がります。ソースの方に甘みが加えられていたよ。洋なしの方は、赤ワインで煮てあるような少し大人な味。美味しかったっ。

見ての通り、お料理はあまりごちゃごちゃしていないし、量だってそれほど多くない。心地よく食べて、雰囲気を楽しめて、あ、ワインもとっても美味しくて。

Trattoria Monti

そして何より雰囲気がいいの。この夜、日本人らしいカップルも見かけたよ。ダニエレさんが英語でゆっくりと説明をしていた。あまり大きなお店ではないので、やっぱり予約はしておいたほうがいいと思います。

ローマではここでしか外食をしていない私たちだけど、太鼓判押します☆ オススメで〜す☆☆

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ローマ・食べる! @ Nuovo Mercato di Testaccio と Eataly

食ネタ続けてみよう〜っ!

ローマにいる間に夕食を外で食べたのは一度だけ(それは次回に。。。)。でも、お昼やスナック(merenda = mid afternoon snack)はちょこちょこと外で食べたよ〜。その中で、マシモに連れられて行った、「ココは行っとけ!」スポットから二つ☆ マーケット好きな人にはオススメで〜す♪

一つ目は「Testaccio」っていうエリア(?)にある「Nuovo Mercato di Testaccio」というマーケット。このマーケットは古い氷工場から、すぐとなりの新しい建物に移されたもの。昔ながらの市場を愛した人たちとずいぶんもめたらしいです。このマーケットのすぐとなりには、このエリアの名前の由来でもある「Monte dei Cocci」(テラコッタのかけらの山)があったよ。今では草木に覆われているけど、隙間から本当に陶器やテラコッタが見えていた… 日本の貝塚を思い出してしまった。

monte dei cocci

さて、私たちがマーケットに行ったのは午後2時過ぎ。ほとんどの出店は閉まってしまい、目的の「Mordi & Vai Cucina Romanesca」には、ぎりぎり滑り込み〜。

Mordi & Vai Cucina Romanesca

ローマンスタイルのパニーニが食べられるよっ。↑のおじさん、結構色んなブログに登場してるよ。有名みたい。おじさんのパニーニの中で有名なのは、ほろほろに柔らかくした牛肉とチコリのパニーニ。私はトマトソースの少し甘みのあるの。名前忘れてしまった。コレ(↓)。

Mordi & Vai

美味しい〜。 相方はチコリの方を食べていたけど、ソッチの方が食べごたえがあったかな。で、このパニーノを食べたあとに、マシモが「よし、もう一つコレは食べなきゃダメだっ」って駆け足で連れて行ってくれたのが、同じマーケット内にあるシシリアンペーストリーのお店。もう、閉店間際のところを「ちょっと待ったっ!」とお兄さんにお願いしたよー。

sicilian pastry

そうっ! カノーリ!! 嬉しい嬉しいっ!

cannoli

Hit the spot. とはこの事。 めっちゃ美味い。どの部分をとっても素晴らしく美味しかった。中のリコタチーズのクリームはさっぱりと甘すぎず。もし、このマーケットに行く機会があったら、是非、Mordi & Vaiでサンドイッチを食べて、その後このカノーリを食べてねっ。

で、もう一つ、お買い物好きで食べるの好きなら、ここ! Eataly!

eataly

イタリアの食材ならなんでも手に入る、って言われていて、ニューヨークやヨーロッパの大都市にもチェーン店があるんだってね。私は知らなかったんだけど、相方は「Italy is Eataly!!」って合言葉のように唱えていた。。。そうなのか。

eataly

本当になんでも揃いそうだって思ったよ。各階に色んな食材コーナーがあり、軽食からフルミールまで食べられるようなエリアもあった。実は私たちは「ボッタルガ=からすみ」を探していたんだけど、日持ちしそうなものがなかったので断念。代わりに(?)相方は真っ黄色の Eatalyバッグを買って喜んでいた。とにかく、どの食材もとっても新鮮そうだったし、お肉の部位でもチーズでも無いものは無いって感じだったよー。

お昼ごはんにお魚のフリット専門カウンターに寄りました♪

eataly

相方はカラマリ。一人分の量が多くってびっくり。ぷりっぷりで甘いっ。私はというと、カナダでは食べれないアンチョビのフライ。すごい量だった。

eataly

マシモもアンチョビを頼んで、プラス、白身魚のフリットも(←シェアしたよ)。さすがの私もこれは食べきれなかったー。もったいないので「お持ち帰り」させてもらった。イタリアでは持ち帰りってしないらしいんだけど、ココは普通にオッケーでした。

お腹いっぱいでワイン飲んでふらふらなのに、食後のエスプレッソが当たり前のマシモ。コーヒー飲もうね〜と、Illyのコーナーで一杯。

eataly

らせん状のカップが素敵だった。Illyのコーヒーはカナダでも買えるんだけど、ココで飲んだのはほんっとうに美味しかった! コレが本物のイリーだね〜って感激した。Eatalyは、少し買い物したりお土産ショッピングをして、休憩がてらに美味しいものをたべて、また買い物して、っていう女性好みのスポットかな♪ 食材を見ているだけでも楽しいよ〜。

機会があったら是非っ!

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ローマの家庭の味

あと10日でクリスマスっ! それまでに旅リポート終わらせなきゃ〜っ。

ローマにいる間はずっとお友達にお世話になり、美味しいものをたくさん頂きました。ほとんど毎日、シーフードを食べさせてもらった。私たちのためにそうしてくれているの?と聞くと、フランチェスカもマシモもお肉よりも魚のほうがお腹にもたれなくて好きなんだって。ローマでこれだけのシーフードを食べられるということにビックリ感激でした。レストランとは違う家庭の味。マシモたちに作ってもらったものの中から少し、紹介しますね♪

mangiamo-bene

タコのパスタを作ってくれているマシモ。タコは一般に「polpo」と呼ばれるんだけど、こういう小さいのは「moscardini」って言うんだって。マシモは料理を始める前に「◯◯ちゃーん、Come here now!!」って私を呼んでデモンストレーションを初めてくれた(笑)。オリーブオイルで炒めた後、トマトと一緒に煮込んでいた。こういうタコってカナダでは食べれないのでうれし〜。

塩漬けのアンチョビも美味しかった… まだ身がぷりぷりしてた。右下のが、モスカルディーニのパスタ。うま〜い☆

mangiamo-bene

左下のは「メカジキ」。Swordfishって呼ばれる魚だ。これはカナダでも手に入ると思うけど食べたのはコレが初めて。これもささっとオリーブオイルで炒めてパセリを加えただけ。地中海の魚介類は含む塩分の量が多いんだって。だからほとんど塩を加えなくてこれだけの旨味がでるそうな。メカジキ、歯ごたえもよくこりゃおいしい。 で、右下のお野菜。コレはローマ特産(?)の「puntarelle(プンタレッレ)」のサラダ。生で見ると、セロリとエンダイブのあいのこの様な姿。マシモが作ったドレッシングは、オリーブオイル+バルサミコ+アンチョビペースト。少し苦味がある野菜なので、この塩気の効いたドレッシングによく合う〜。

mangiamo-bene

えーっと、マシモが準備してくれている(↓↓)は、「Jamon Patanegra」というスペインのブタのサラミ生ハムこれがね、とても濃厚な味で少し甘みもあって美味しかった!このパタネグラに使われているブタは、「ドングリだけを食べる野ブタ」なんだって。ドングリだけを探して森のなかを走り回っているブタを想像すると可愛らしい。お肉に甘みがあるのも納得。

mangiamo-bene

この日はじっくりとパタネグラを味わってワインを楽しんで、その後はフランチェスカの作ったミネストローネだった。このスープがとっても甘いの!とてもシンプルなのに使われている野菜の甘さがしっかりと味わえる、そんな感じ。何でこんなにおいしいんだろう。

mangiamo-bene

右上のお菓子はマシモのお父さんの故郷「Basillicata」のお菓子なんだって。「cartellate(カルテラーテ)」と呼ばれるもの。揚げた生地の中にたまっているのは、赤ワインを煮詰めて甘くしたソース。ローマで見かけるのも稀なんだって言ってた。こういう揚げたお菓子、たまらないね〜。

↓のお魚、なんでしょう? 「Triglia(トゥリリア)」=「ヒメジ」だよ。フランチェスカのお料理。玉ねぎをゆっくりとオリーブオイルで炒めたところに魚を加え、そのあと身を丁寧に取り除く。骨が小さいのでとても面倒なんだけど、フランチェスカは二本のフォークで上手に取り除いていた。骨が細かくて面倒という理由もあるのか、大抵とても安く手に入るんだって。でも身に独特の味があって美味しいよって言ってたヨ。

mangiamo-bene

そのお魚の身と「mezza mancia(=半袖という意味のパスタ)」を和えたもの。半袖の中に魚の身が入り込んでナイス☆ パスタと魚をこうやって食べるっていうのが、とても新鮮。

カラス貝(?)の酒蒸し。お汁をパンで吸いとって食べたよ〜。

mangiamo-bene

こういうお料理でも、お塩を一切いれていない。ただ白ワインとパセリと一緒に蒸しただけ。

最後の夜は、ピザが食べたいとリクエストした私たち。お店で買ってきたもので十分幸せなのに、わざわざ作ってくれました。じゃがいものピザとシンプルなマルゲリータ。

mangiamo-bene

カテリーナまで参加して作ってくれた。生地をとっても薄くのばして、かりかりのクラストにし、はさみで切って食べたよ〜。

mangiamo-bene

こうやって、みんなでワイワイと話しながらお料理して(←私は見ているばかりだったけど)、一緒に食事して、お腹も心も満たされました。私は一度だけ餃子を作らせてもらいました〜。うはは。もうちょっとささっとなんでも作れるようになりたいな、と実感。マシモたちを見ていると、決して出来合いのものを買ってくるわけでもなく、でも、お料理そのものはとてもストレートで素材の味がとても生きていた。オリーブオイルもバルサミコも、そのまま舐めてみたけれど本当に美味しいのネ。

あ、余談だけど、カテリーナの小学校は給食なんだけど、月に80ユーロ。毎日の食事はアンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェ、が出るんだって! 月に一度、栄養士さんからの話もあるらしい。やっぱりね、本物の食を味わって育った子どもたちって、味覚だけじゃない何か(食べることの幸せや生きることの本質みたいなもの)を知らず知らずのうちに培っているような気もする。

ごちそうさま〜♡
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