犬の映画・Strays と Stray

あと一日で週末。

ここ最近、なんというのか。ぽっかりとしている。

いつもブログを書くのは夜。一日を振り返って書くこともあるし、「あとでこれをメモしよう」と思ったことを思い出して書く。

それが、最近、こう、机に向かって「さて。」と白いページを開いたときに「ぽっかり」なのです。何を書きたいのかよくわからない。振り返ってもピンと来ることもない。まぁ、そういうときもあるのだろうけれど、一体どうしてなのかなぁと考えてみても、よくわからない。季節的なものなのか、少しお疲れなのか、なんなんだろう。

そうだ!

ボーダーテリアが主役(っぽい)映画がこの夏に公開されるっていうのを聞いた♪ すごいっ!!

Strays」野良犬たちが飼い主に復習をするっていうコメディらしい。

ボーダーテリアはあまり知られていない犬種だし、「雑種」って思われることもしょっちゅうだし、こんなふうにスポットライトをあびるのは珍しく、とても嬉しい。ボーダーテリアを画面を通して見るだけでテンションがあがる。

でもトレーラーを見て、正直なところ「残念だなぁ」とも。これが典型的なハリウッドの「笑い」のとり方なんだろうけれど、うーん。。。わんこたちが演技をしているのを見るのは楽しいんだけどね。犬たちが悪態をついたり「復讐」をするっていうことにすごく違和感というか、Offensiveに感じてしまう。私だけかな。

それよりも、2年前に公開されたドキュメンタリー映画、「Stray」はとても興味深くじぃんときた。トルコの野良犬たちの視点から撮影された彼らの暮らし。トルコにそんなにも野良犬がたくさんいるなんて知らなかったし。

 

うちの子。9ヶ月。もう9ヶ月! なのに。初めての場所だったり、いろんな匂いが溢れていると始終そわそわして落ち着きナシ。私のコマンド「お座り」もまともにできないという。「なんでこんなところですわんなきゃあかんねん。」てなもんで、やっとお尻を落としたかと思うと、顔はあっちを向き鼻をぴーぴーならせて「もういい?もういこうっ。もうーーーっ」って感じ(苦笑)。

みなさん、良い週末を☆

金曜日のつぶやき。六月のざわざわ感。

いよいよ夏がやってきました〜。ビクトリアにも!

コロナワクチンの接種率も、私の住む州では75%弱の成人、69%の12歳以上が少なくとも一回目を受けたそうで、今週はじめには規制が緩んだ。娯楽や家族に会うといった理由で州の内外を自由に行き来してもよくなった。少しずつ自由が戻ってきている。

屋外なら50人までは集まっても良い、ということになったので、今日の午後は相方が庭で小さなイタリア語の集いを開いていた。ジェッパ先生を含めて5人だけど、にぎやかな雰囲気がとっても新鮮で私まで嬉しくなった。Gusも大喜びで、みんなの中に混じっていた。約1年ぶりの再開で、メンバーの一人はプロセッコのシャンペンを開けてお祝いしていた(笑)。気持ちはわかる〜。

この一枚の主役はみつばち。

ちょっと話はそれるけど。

みなさん、最近調子はどうですか?

わかり易い言葉で説明できないのだけれど、五月の終わり頃から妙に「波打っている」感がある。ざわざわしているというか、でもただ「落ち着かない」のではなく、ばしゃばしゃとした流れの中にいるような。四月から五月半ばとは何かが大きくちがう。私個人のもうちょっと具体的な例でいうと、3週間ほど前に出勤日にものを運んでいたときに、運び方が悪くて(おうちゃくして)、首から肩にかけてぴっきーんと肉離れ(?筋を傷めた?)を起こした。それがさ、なかなか痛みがとれず、良くなったかな〜と思ったらまた翌日、がっちがちになったり、ズキズキと上腕部が痛んだり。相方も最近また痛みがひどくなって隣でよく唸ってるし(←これを聞くのがまたしんどいのです。。。)。日本の家族はというと、ゴンタを失った悲しみですごく落ち込んでいて、続いてモモも調子が悪くなり。二匹を一番近くで面倒見ている母はストレスと疲れのせいでとっっても過敏になっている。彼女の一番悪いパターンが思いっきり前面に出ている。ネガティブのスパイラルにがんじがらめになっていて、すごくつらそうで、そのスパイラルに周りを引き込んでいく。涙もろいだけでなく、私の言った一言にも「どうやったらそんなにネガティブにとれるわけ???」という反応でシャットダウンしたり。近くにいる妹たちもしんどそうだし。

知り合いで「なんだか調子悪い」とか「良くないことが続いてね」と言ってるのも一人や二人じゃない。

波打ってる時期なのかなぁ。なんなんだろ。

しばらくすれば落ち着くところに落ち着くのだ、と言い聞かせて、草花にちからをもらってます。

そうだ、ちょっと楽しかったこと♪ 先日、とっても久しぶりに「映画」をみた。Netflixなんだけど、いつもは相方とドラマしか見ないんだけど、たまたま彼がピックしたのが映画だったので見てみたらとても良かった。

遺跡サットン・フーの発掘を巡る実話を題材に描いた小説「The Dig(時の面影)」を映画化したもの。未亡人エディスが、自分の所有地にある古墳(?)の発掘をアマチュアの発掘家・考古学者バジルに委ねる、というところから話が始まる。

とても久しぶりに会話や仕草や、一緒に過ごす中で生まれてくる信頼感のようなものを楽しめたお話だった。

少しずつ、お野菜も楽しめるようになってきた。夏野菜はまっだまだだけどっ(笑)。

わたしとGusが庭に出ると、お隣さん(F婦人)のワンコ「キャスパー」がベランダに出てくる。

白いシュナウザーだと思う。すれ違うワンコたちにガウガウやってるのをよく見るんだけど、Gusに対してはガウガウじゃなくて「きゅぃ〜ん」と鼻をならすのでかわいい。こうして写真の顔を見ていると、飼い主のF婦人にめっちゃ似てる(笑)。

ゆったりと心地よい週末を♪

リナ・ウェルトミューラーの作品と大好きなジャンカルロ・ジャニーニ

古い映画を見ている。相方と歳の差+文化の違いがあるので、彼には音楽や映画や本を色々と紹介してもらう。今、若い世代のことをミレニアルとかジェネレーションYとかZとか言うけれど、60sを謳歌してきた彼の世代は「ゴールデンジェネレーション」って呼ばれたりするらしい。私から見ても、60年代のアメリカを経験した彼を羨ましく思うことがある。現代に比べると、色んな面で「自由」で「安全」だった。今と変わらず、アメリカは戦争にどっぷりと浸っていたものの、人々が希望を抱けた時代だったよね。ヒッピーのゆるく平和思考でフリーセックス、フリードラッグを楽しみ(みんながみんなそうだったわけではないけど)、今はというと「フリーWi-Fi」を楽しんでいる、Golden Generation。そしてきっとそんな時代だったから自由で力強いアートが生まれたんじゃないかなー。

前置きが長くなっちゃったけど、そんなわけで、相方から古き良き時代に生まれたアートを紹介してもらうことが多いのです。3週末かけて、イタリアの女性監督リナ・ウェルトミューラーの作品を見ている。

Love and Anarchy」「Seven Beauties」、今週末は「Swept Away」を見る予定。Swept Awayはずっと前に見て衝撃をうけた(マドンナのじゃないよ、原作ネ)。最初の2つをみてもう一度見たくなっちゃった。素晴らしい「Film」です(と。単純極まりない感想)。心に染みた。

近頃の映画(特にハリウッドのもの)は、特殊効果やデジタル編集されているので視覚的に「すごい!」とか「ぎょっ」とするものが多い。だけど、物語性に欠けていてどうも物足りなく、映像としては思い出せてもストーリーが心に残らないのです(私の場合)。そういう意味で、デジタル技術のほとんどなかった時代の映画はとても新鮮。主役はストーリーであり、役者さんたちの演技力だから。アメリカの60s、70sの映画(最近見たのでは「One Flew Over the Cuckoo’s Nest」や「The Deer Hunter」など)を見ていて「こういう映画を作れる国だったんだ」って感動したりする。Just a simple story、All about people’s life、なんだもん。

リナ・ウェルトミューラーの3つの作品全てで主人公を演じるのが「Giancarlo Gianini(ジャンカルロ・ジャニーニ)」。

ジャニーニとマリアンジェラ・メラト(Swept Awayより)

大好き〜。なんて美しいひとなんだろう!

って思わない? かっこいいとかセクシーというより、美しい。特に彼のこの目!

目は口ほどにものを言うっていうけれど、ジャニーニは目だけで万国共通言語を語れる。Seven Beautiesの中に5分ほどど裁判所のシーンがある。セリフが全くないのに、何を伝えようとしているのかはっきりとわかるのー!これには驚いた。ジャニーニだけではなく、ウェルとミューラーの映画に出てくる役者さんたちの演技力は素晴らしいです。とりあげられているのが第二次世界大戦の残酷で痛ましい時代設定であったり、サドマゾヒズムやバイオレンスもあるのに、ウェルトミューラーのテンポの良いストーリーの運び方・見せ方あってか、どろどろと重たくなく笑えたりもするのです。伝えたいものは戦争のもたらした残酷さや人間の醜さではなくて、その時代を生きた人たちの生き方・生き様、の様な気がした。

もし機会があれば、是非見てみて~♪

余談ですが。Seven Beautiesの中で強制収容所の看守を演じるShirley Stoler。トランプに似てる。言っちゃ悪いけどすんごい似てる。素晴らしい演技です。

ネットで見つけたジャニーニの写真で一番好きなの。

最初の奥様と。スタイリッシュだし、何よりクレイジーな髪が好き。

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