やまぶき色と、よっこらせの話

この色を見ると元気がでる。

やまぶき

散歩道で見かける八重の山吹。昔住んでいた家で父が育てていたというのもあり、この小さな黄色いぼんぼんを見ると懐かしくなる。一重の山吹は実をつけるけれど、八重の方は実をつけないんだって。英名の一つは「Japanese rose」なんだそうな。園芸店で小さな株があったら庭に植えてみたいな。

カボチャが安かったから、とっても久しぶりにカボチャのニョッキを作ってみた。半分に切ってローストしたカボチャと、卵、粉、ナツメグ、パルメジャーノを混ぜあわせて。初めて挑戦した時はレシピにきっちりと従ったのに、茹でると恐ろしくぶよぶよになってどうしようかと戸惑ったっけ。今回は、様子を見ながら少しずつ粉を加え、ぎりぎり扱えるくらいのべちょべちょさで粉を加えるのをやめて棒状にしたヨ。

カボチャのニョッキ

素朴で美味しい。半分は冷凍してまた後日♪

そうだそうだ、昨日のafricaさんのコメントが面白かった。「どっこらしょ、とか、よっこいしょ、っていう掛け声って英語ではどういうのかな」っていう質問。africaさんも今日の記事でそんな話をされてるよー(→☆)。

そういえば。私自身、腰を上げたり物を動かすときには、日本語で「よっこらせ。。。」って言ってる〜。

で、今日、同僚のグレッグとフレイザーに「ねぇねぇ、例えばジャガイモがたんまりと入った袋を肩に担いだりするときに、何て言う?」って聞いてみた。二人とも私の顔を見て「は???」と。「だから、例えば〜、もんのすごい重いものをここからあっちに持ち上げて移動させるときとか〜、すんごい疲れているときにソファーから立ち上がるときとか〜、そういうときにどんな言葉が出てくるのかって聞いてるの〜」と説明してみた。二人とも「職場では使わない言葉=Fワード」を冒頭に付けて物を動かしたり(例:F***’n Potatoes!! Goddamn it!! )、ただ「アイヨーッ!」とかスペルアウトできない「音」を発するだけだろうって。どうやら「よっこらせ」とか「どっこいしょ」と対等な表現は、英語には存在しないみたいよ。よく似たもので、日本語には擬音語や擬態語があふれているけれど、英語ではぴったり表現が見つからないということが良くある。話ついでに、二人に「赤ちゃんの肌はつるつる。10代の肌はつやつや。おばあちゃんの肌はてろんてろん。」って紹介してみたけれど、よく分からないみたいだった。baby’s skin is smooth & shiny, teen’s skin is elastic, grandma’s skin is ??? ニュアンスが伝わらないじゃないか。

フレイザーの分析(?)では、英語でも同じように表現はできるけれど、それが万人に共通というものではないのだろうって。ある人が◯◯と表現しても、別の人には◯◯が具体的にどういうものを表現しているのか分かるとは限らないって。ふぅ〜ん。日本語で「つるつる」とか「ぺこぺこ」と言えば、それが正にどういう質感で状態なのか共通したイメージがあるもんね。日本語のこういう一面、好きです。

笑うGus足元で笑うGus。今日もいいことあったのん?

あと一日で週末だいっ!

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ほうれん草とリコッタチーズのニョッキ

週末はいつもよりも時間があるし、ちょっと違った「味」を楽しみたいね、というので初レシピに挑戦した☆ 相方が持ち出してきたのは「Marcella Hazan・マルチェラ・ハザン」の古い料理本。

マルチェラ・ハザン

なんと、表紙の裏にはマルチェラさん自信のサイン有り。サンフランシスコでブックオープンがあったときに、相方のお姉さんが並んでサインをもらったんだって〜。北米にフレンチクッキングを広めた母ともいえるのが「ジュリア・チャイルド」。同じくイタリアンクッキングと言えば「マルチェラ・ハザン」、っていうくらい、広く知られている。最近ではイタリアンクッキングで大衆に人気なのは「リディア・バスティアニック」かな。このマルチェラの本には、挿絵がちらほらあるだけで、文字が基本。レシピを読んで、こんなものかな〜って想像しても、実際に出来上がりがどんなものかよくわからないことも多々有り。でも、フレンチクッキングに比べると、素材も手順もずっとストレートでシンプル。Yay!

相方が選んだのは、とてもシンプルな「鶏の胸肉のレモンパセリソースかけ・Petti di pollo alla senese」。鶏の胸肉を薄くフィレにし、温めたバターでササッと炒めて取り出す。その中にレモン汁とパセリをタップリ、バターを少し加えてバターソースを作り、鶏肉に絡めるだけ!

マルチェラのこの本の嬉しいところは、「メニュー・サジェスチョン」があるところ。一つ一つのレシピの終わりに、「この一品の前のファーストコースには◯◯や△△が合いますよ」というような提案レシピがある。何と一緒に食べていいのか、よく分からないことが多いので、こういう風に提案してくれると助かる〜。

で、このレモンパセリチキンに合うよ、と提案されていたのが「ほうれん草とリコタチーズのニョッキ・Gnocchi verdi」。響きからして美味しそうだったので、試してみることにした♪ とっても美味しかったので、レシピを紹介しまーす☆

ほうれん草とリコタチーズのニョッキ

材料:
1C=250CC

  • 玉ねぎ 細かく刻んで大さじ1
  • バター 大さじ2
  • パンチェッタ(又は mortabella, unsmoked ham)細かく刻んで大さじ2
  • ほうれん草 1羽(450g)
  • 塩少々
  • リコタチーズ 3/4 C
  • 小麦粉 2/3 C
  • 卵黄 2個
  • パルメジャーノ 1C
  • ナツメグ 小さじ 1/4

ほうれん草とリコタのニョッキ

この間のミートローフみたいに、材料を入れ忘れたら嫌なので、前もって全部並べてみた〜。よっし。

ほうれん草は、冷凍のものでもOK。私は生のものを洗って、フライパンにいれて蓋をして火を通した。4〜5分。コレをしっかりと水気を絞って細かく刻む。

フライパンでバターを温め、玉葱のみじん切りを加えて色づくまでよく炒める。ここにパンチェッタ(又はハムかモルタベッラ)を加えて炒める。

ほうれん草とリコタのニョッキ

そうして、その中にほうれん草を加えます。水分は十分に切ってあるので、ほうれん草がフライパンの中のバター(油気)を吸い取ります。塩を少々加え、よく混ぜながら、5〜6分炒める。

炒めたものをボールに移し、リコタチーズ+小麦粉を加える。その後卵黄+パルメジャーノ+ナツメグを加える。塩気が足りないと思ったら塩を加える。そしてよくかき混ぜまーす。

ほうれん草とリコタのニョッキ

コレをスプーンですくいとって、小さなボールを作る!マルチェラのTipでは、できれば「1.2cm」ほどの小さいものがベストとのこと。面倒なら2cmまではOK。小さいほうが口当たりがよく、火の通りもいいし、少し冷めても柔らかいんだって。

ほうれん草とリコタのニョッキ

せっせと丸めた。丸めているうちに、だんだん大きくなってしまって…結局、お湯に落とす前に半分にちぎって丸めなおしたりしました。。。

オーブンを190度(375F)に温めておく。

たっぷりのお湯を沸かして、1度に5つくらいほどお湯にいれ、浮かんできてから2〜3分待って引き上げる。→を繰り返す!

これをバターを塗ったベーキングディッシュに並べるよ〜。

ほうれん草とリコタのニョッキ

全部茹で上がって敷き詰めたところに、少し溶かしバターをふりかける(大さじ4.5とありましたが、私は大さじ2強)。パルメジャーノを半カップ(別分量)ふりかける。

オーブンの最上段に入れて約5分。

でっきあっがり〜☆

ほうれん草とリコタのニョッキ

レモンパセリチキンの周りにならべてみた(相方のリクエストより)〜

これがさ、(自分で言うのもなんですが)ほんっとうに美味しかった!冷蔵庫に冷えたプロセーコがあったので一緒に。美味い!

ほうれん草とリコタのニョッキ

レモンパセリチキンは、あっさりと爽やかで、これにほうれん草とリコタのニョッキのモチモチで濃厚な味がぴったり。イタリアの家庭では、このお料理を作るときは、「ひとり何個食べるの?」って聞かれるんだって。普通、大人は「10個」なんだそうです。私たち… 何個食べただろう…相方は30個は食べてたんじゃなかろうか。

もう、食えん!!!ってほど食べたあとで… スフレチーズケーキ食べちゃったよ。

スフレチーズケーキ

先日、イタリアトリノのHodoさんの作られていたチーズケーキがとっても美味しそうだったから〜。Hodoさんは「卵の黄身と白身を簡単に分ける方法」も紹介されていて、早速試してみましたっ。メッチャ楽しかった! うちには底が抜ける(?)ケーキ型がなくって、焼きあがって冷めたところで、手のひらにのせてひっくり返しました。とっても久しぶりだったので美味しかった☆

久々に相方と一緒に楽しく美味しい夕食を作ることができました〜。時間に余裕があると、こういう共同作業(?)も楽しいねー♪

さてまた一週間。がんばろ〜っと。

*Doodle Marathon update:lady with a yellow hat →☆

 

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Kabocha でかぼちゃのニョッキ

ここ2年程、スクワッシュ(Squash) が美味しい季節になると、かぼちゃのニョッキにトライしています。お料理上手なブロガーさんたちのところで見かけた、オレンジ色でむちょむちょしたニョッキにインスピレーションをもらったのがきっかけ。

カナダで、見かけがかぼちゃに似ているスクワッシュというと、バターキャップスクワッシュ(buttercap squash)。かぼちゃに色がとても似ているというと、バターナッツスクワッシュ(butternut squash)。どちらで試しても、日本のかぼちゃよりも水分が多く、ホクホクしていないので、どうしてもべっちょりとしてしまう。私の以前作ったかぼちゃのニョッキ(→☆)、一度目は散々だったっけ。

ところが、先日、普通のスーパーで「Kabocha」を見つけたー♪ ニョッキを作ろ〜!と、買ってきて早速オーブンでローストしたよん。

かぼちゃのニョッキ

↑↑は、フォークがぷすっとささるくらいまでローストした「Kabocha Squash」。このままで味見したところ、確かに他のスクワッシュよりも甘みがあって、べっちょりとはしていない☆ 日本のかぼちゃは、もっとホクホクしているかな。

これをスプーンですくい出して、マッシャーでつぶし、卵1個分の黄身とお塩少々。小麦粉を1C弱。でも、この量の粉だけでは、かなりベチョベチョで、扱える状態じゃなかったので、なんとか丸めて棒状に伸ばせる程度になるまで粉を足しました。

かぼちゃのニョッキ

伸ばしたものを適当にプツプツと切りましたが。。。やっぱり、あまりきれいな形に出来上がらないな。これでもずいぶん柔らかかったので、切るときに「押しつぶされちゃう」のでした。かといって、あんまりにも粉が多くなって粉っぽいニョッキになるのも嫌だったので、Looksは妥協。

かぼちゃのニョッキ

ここまでを週末にすませておいて、クッキーシートに並べて冷凍し、ジップロックにいれて保存した。かぼちゃ一個で、私たち二人の夕食3回分くらいのニョッキができたよ。

かぼちゃのニョッキ

庭のセージ。大きな葉っぱは硬くなってしまっていたので、小さいものだけを使いました。セージの葉っぱは模様がきれいで好き。

かぼちゃのニョッキ

お湯でゆがいて、浮かんできたらおっけー。ほ〜らほ〜ら、この色がたまらんでしょう?

ニョッキをゆがいている間に、バターを温め、ゆっくりとセージをいためて香りをだします〜。バターを焦がさないように、今回は気をつけた。

茹で上がったニョッキを、セージバターソースにいれて、塩コショウとパルメジャーノ・レッジャーノをまぶして。。。

でっきあっがり〜☆

かぼちゃのニョッキ

ほんのりとしたかぼちゃの甘味がGood!むっちょり感も良し。

ローストしたチキンと一緒に食べたよ。パスタでもなく、ご飯でもポテトでもなく、色合いもきれいで美味しかった〜。これ、美味しいソーセージやポークディッシュにも合いそうだね♪

ごっちそうさま〜。

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