ビーチ&トレールの最終日:Lawrencetown Beach

ハリファックス滞在最終日はカナダ・デーだった。起きたときには雨が降っていたのだけれど、ゆっくりの朝ご飯を食べ終わった頃にはやんだ。

カナダ・デーというので、ハリファックスダウンタウンの観光スポットは無料とのこと。歴史的な「シタデル」などを見学しにいくか、ビーチやトレールか、どちらがいい?と聞かれた。

迷わず。ビーチとトレールがいい!と、決めさせてもらった。笑。観光スポットはひとりでも見て回れるけれど、ここに住むYちゃんやTさんの好きなビーチやトレールは、みんなと一緒だから楽しめるもの。

最終日はダートマスから東へ向かい、とても素敵なビーチとトレールに連れて行ってもらいましたー。

  1. Lawrencetown Beach(ローレンスタウンビーチ)
  2. Conrad beach(コンラッドビーチ)
  3. Salt marsh trail(ソルトマーシュトレイル)
  4. Rainbow heaven Beach(レインボーヘブンビーチ)

ハリファックスで過ごした4日間、それぞれがとっても楽しくて新鮮だった。この「ビーチ&トレールの一日」は最終日にぴったりだったなぁって、今振り返ってみても思う。わたしが見たかった景色・海・湿原、本当に美しかったから。

最初に連れて行ってもらったのは「Lawrencetown Beach」。

ここはサーファーたちに人気なんだって!雨上がりだったこともあり湿度が高く、西海岸では感じることのない「むわっ」と温かい風が吹いていた。

写真では伝えきれない。薄っすらと霧がかかった赤っぽい砂浜。曇り空の下のグリーン・グレーの水と白波も好き。きれいだったー。

Tさんに、この海の向こうはどこ?? と聞くと、「あっちはスペインとポルトガル、あっちはモロッコ、あっちはアイルランド」と指さしてくれた。

感動。色んな国の文化がノバスコシア州にたどり着いて根付いていても全くおかしくない。

海岸では小さな男の子がお父さんと一緒にサーフィンの練習をしていた。駐車場のすぐとなりには、トイレだけでなく、足を洗う場所や更衣室のようなスペースもあり、とてもきれいに整備されていた。若いひとたちがバンでやってきて、駐車場でウェットスーツに着替えていた。そんな様子がとっても楽しそうで、自分の年齢なんて忘れて「ちょっと試してみたいかも。。。」なんて思ってしまった。水があたたかそうだったし。

ジャガイモみたいだ。

東海岸の木々や植物は、西海岸とは違っていた(当然だけど)。この海岸の石ころも、わたしがいつもチューイと歩く海岸のものとはぜんぜん違う。

思わず一つポケットに入れて持って帰りたくなったけれど、どこかで誰かに「石を持って帰るのは良くないよ。ある場所に置いておくのが一番だ。」って聞いたことがあり、やめておいた。

Lawrencetownのビーチの雰囲気を伝えたくて、ショート動画を撮ったんだった。縦長なので見にくいんだけど、良かったら「クオリティ」をHDにして見てみて〜。

次の投稿がハリファックスの旅記録の最終になりまーす。トレールも美しかった。。。

三日目:ハリファックスから北、Grand Préへ!

ハリファックス滞在3日目、4日目は天気予報通りの雨。でも、それも夜から午前中だけ。我ら、日頃の行いがよろしいので、不安定なお天気のハリファックスでもちゃんと観光させてもらえるはず!って信じてた(←私。笑)

3日目の朝はゆっくり。お料理上手なTさんが、オムレツを作ってくれた♪

お料理が好きなんだって。野菜を切るのもすごく丁寧でびっくりした。チーズ、ペッパー、セロリ、ちょっとスパイシーなサラミが入った具沢山のオムレツだった♡ ひとにご飯を作ってもらえることの幸せ♡

さて、お昼ごろに出発して向かったのはハリファックスから北へ。

  • Grand-Pré
  • Wolfville

Sちゃんっ、指で押さえてるところ間違ってるでー。笑

この日も車でぶい〜んと走ってくれたTさんとYちゃん。ありがたかったです♡ 途中、Tさんが歴史的なお話や地形の話などをしてくれた。私は歴史がすんごい苦手なので、ふんふんと聞きながらもいまいちイメージできなかった(←そう、イメージできないと理解できないタイプです。)で、帰ってきてから、行った場所のことを復習・検索して、あーーなるほど!と。Tさんの話をもう一度聞きたいって、今思っています。笑。

でも、地形のことは風景を見ながら理解できるし興味もあるので、道中、色々と静かに感動していた。車で走っていると、目に見える木々の種類が少しずつ変わっていったし、地形もハリファックスの方とは違って広い農場(?牧草地?)が広がったり。

Tさんが「今日は北に向かってValley(ヴァレー・谷)に行くよ。」って何度か言っていた。上の地図では薄い紫のエリアがヴァレーになる。ノバスコシア州の南海岸、ハリファックスから西は「ごつごつと岩の多い土地」なのに対して、北のヴァレーは土が豊かで気候もやや温暖になるらしい。野菜や果物(りんごが有名なんだって)も、このヴァレーで生産される。南では海の幸、北のヴァレーでは野菜・果物、そう思うとノバスコシア州って豊かなんだなぁ。

あいにくのくもり空。私はそんなの全然気にならなかったけれど、「晴れていたらもっときれいなんだよ」ってTさんもYちゃんも言ってた。

一面に広がるフィールド。ここ一帯が「Grand-Pré (大牧草地)」。ユネスコ世界遺産!

この説明をTさんがしてくれたんだけど、あーーー、今もう一度聞きたい!良く思い出せなかったので、ググって見つけた情報:

17世紀に入ったころ、この土地に上陸したフランス人入植者たちは水路や堤防を建設し、塩分が多く含まれた土地を肥沃な農地へと開拓。実り豊かな農耕地帯を作り上げた。このフランスからの入植者たちを「アカディア人(Acadian)」と呼ぶ。その後イギリスとフランスとの数々の戦争に巻き込まれ、弾圧、追放という悲劇も起こり、開拓の功績の他にこうした歴史背景も世界遺産に認定される理由に含まれている。カナダの中では気候は穏やかで、冬の寒さもあまり厳しくない。

↑↑グラン=プレの堤防:約1220ヘクターの土地は8673mの堤防で守られ、海面下にある(というような意味だと思う。)わかりにくいので調べてみたところ、こんなふうなんだそうだ。

画像はここからお借りした。

アカディアンの人たちは、自分たちの祖先が開拓し生活を築いたこの土地に今でも深いつながりを持っているんだそうです。

Grand-Pré National Historic Site

グラン=プレのあたりはワイナリーもたくさんあった!その一つに立ち寄ってくれたよー♪

とっても素敵な雰囲気のワイナリー「Lightfoot &Wolfville」。ノバスコシア州でワインを生産しているなんて思いもしなかった。

ワイン農場めぐりというのは楽しいのだろうけれど、自分で運転したら飲めないよね。。。と思っていた。

すると、ワイナリーごとにストップしてくれるバスサービスがあった♪

マジックワイナリーバス!フレンドリーなおじさん♪

ワイナリーを出たあとに「Arcadia university」という小さな大学のある町を通った。町といっても「大学のキャンパスが町」という感じで、歴史を感じるちょっと素敵な建物で映画に出てきそうな雰囲気だった。学生さんたちはワイナリーでバイトをするのかなぁ、、、なんて思った。笑。

Tさんが止まってくれたこの場所↓↓

これは川の様に見えるけれど、海の満ち引きで水位が大きく上下するんだって。その差は平均して11メートル!このときは潮が引いているときだったので、こうして赤っぽい土が見えている。

家に戻る途中、Tさんが二人の船を見せてくれた。そうです。My Boatよ。すごいねー!

アンカーを沈めて湾にとめてある。↓↓の真ん中のボート。名前は「Water Rat」だって♪ セーリングって憧れるけれど、娯楽をするなら、私は地面に足がついている場所がいいです。笑。

イチ日の終りに、Tさんは私たちのためにまたお料理。丁寧に作ってくださっているのはクラムチャウダー!

クラムチャウダーって、わたし作ったことがなくって。いい匂いが漂ってたー♪

おしゃべりをしながら、お料理するひとを見ているだけ、という贅沢。

ワイナリーで買ってきた一本。TさんオススメのChardonay。フルーティでドライで美味しかった!!

そして♡ ほっぺが落ちたクラムチャウダー♡

さらりとしていて、アサリのブロスのコクがあり具沢山で、本当に美味しかった♡

3日目もとても充実していて、ハリファックスのある南側とはまた違った魅力のあるValleyを見せてもらえた。

最終日、4日目に続く!

二日目:港町観光・ペギーズコーブ

盛り沢山な滞在二日目の港町観光。終盤は有名なペギーズコーブ(Peggy’z Cove)へ!

途中、St. Margaret Bay に面したクリーブランドビーチ(Cleveland Beach)で小休憩。

どこまでも続く海岸。いいなぁ。

やっと着きましたっ。この赤と白のライトハウス!

1915年に建てられたそうです。ノバスコシア州にある160の灯台の中でも、おそらく一番人気で一番写真に収められてきた灯台だろうって。見ての通り、沢山の観光客が群がっていたよー。

ここについたのは夕方5時頃だったかなぁ。インフォメーションオフィスがちょうど閉まる頃だった。昼間だともっとひとが多かったかも。とても絵になる灯台だから、ひとが集まるのも無理はない。大きな岩はつるんつるんでね、突然の大波や、足をすべらせることがあるから要注意!という看板もあった。それでも淵に柵があるわけでもなし、それぞれの責任で気をつけて歩きましょう、という感じ。

この辺りの大きなつるつるの岩は何なんだろう、、、と後で調べてみると「granite(花崗岩)」らしい。

古いボート、小さな箱のような家、広い空。観光地なのに、何故かじわじわと生活感があるというか。漁村っぽい(←っていう友だちもいた。笑)薄曇りの空の下こうして眺めていると、冬の寒さは半端ないんだろうな、と思わずにはいられなかった。

デッキのすみに積み上げられている「かご」↑↑はロブスターをとるためのものだと思うよ。

Tさんは「ペギーズコーブがなんでこんなに人気があるのかわからない」って言っていた。ノバスコシア州の他の灯台も見てみたいな。この日通った道はとても運転しやすそうだったので、ハイウェイじゃなかったら私でもゆっくりと緊張せずに運転して回れるかなーなんて思った。

帰りにYちゃんとTさんの家の近くの「ビール醸造所(Brewery)、Nine Locks」で、Tさんがこんなビールを選んでくれた♪

Nine Locks のオリジナルグラス。

さっぱりとして美味しい!!普段、アルコールは飲まないんだけど、いやーーー、美味しかった! Tさんのグラスのコレクションがすごくてね、「コレを飲むときにはこのグラス」っていう風に楽しむんだそうで。私が頂いたこのビールには、こんな可愛らしいグラスを選んでくれましたー♪

この夜は帰りにピックアップしたハリファックスの「フィッシュ&チップス(プラスアルファ)」と、Tさんのコールスロー。そう、Tさんは、食べることが大好きでこだわりもあり、お料理も上手!好きなんだってー。いいよね〜、お料理上手な旦那さん。

魚は「Haddock(こだら)」。ホタテとアサリのフライもあり。ビクトリアのフィッシュ&チップスで食べる魚よりも身がきゅっとしまっていて美味しかった♪ Haddockは私好みの魚だ。アサリのフライも美味しかったよー。衣もベタつかず、ナイス♡

そうそう、こんな面白いものも見せてくれた↓↓

古くからある地元のKrispy Kraut!

昔からあるザワークラウト。牛乳パックにはいっている。イラストはもちろんBluenose(だと思う!)。

Yちゃんの素敵な一枚(許可をもらってます)☆

最初、私と同じような小さなグラスで飲んでいたのに、Tさんが大きなグラスを出してくると、ためらわずにさっと手を伸ばし「あ、じゃ、まぁ、はいはい。」と飲み始めたYちゃん。いやぁ、Yちゃんすげーーー!って笑ったのでした〜。

なんとも盛りだくさんな2日目港町観光!!! Yちゃん、Tさん、どうもありがとう〜〜〜!