朝の散歩から戻ってくると、いつも、裏口に回る通路の手前でGusをリードから離す。するとGusは一目散に裏庭に走って行って水のバケツに顔を突っ込む。…というのが、お決まりのパターン。
ところが、今朝は通路の途中でうろうろし、懸命に何かを匂っていた。「なんだなんだ、また猫か狸のうんちをにおってんじゃぁないだろねぇ」と近寄って見ると。
小鳥。ヒナが、私たちが通路に張っている「ディアーネット(鹿が庭に入ってくるのを避けるためのアミ)」に足と尻尾をからませてバタバタとしていた。あらら。かわいそうに。Gusに食べられる前でよかった。とりあえず、ほっ。
(↑レスキュー後の図)
どうやらRobin・ロビン=コマツグミのヒナ。まだ小さいけど、胸のあたりがほんのり色づいてきているのがわかった。春になると、この辺りではこのアメリカンロビンが巣作りを初め、早朝と夕方に歌を歌い、卵を産んでヒナを育てる。このちっちゃいのは、多分、巣立ちの練習をしていて落っこちたのでしょう。で、よちよちと歩いていてネットの裾に引っかかってしまった様です。
まずは、興奮気味のGusを家の中に放りこみ。
ヒナは私が手を近づけると、上を向いて黄色い大きな口を開けた。
「威嚇(いかく)」というのではなく、おそらく、「ミミズおくれ」という意味で口をあけているように見えました。『ごめんよー、エサじゃないんよー。今、放してあげるよってねー。』と、彼を片手にのせてハサミで絡まっているネットを切ろうとする私。そのハサミが体に触れるたびに「ぎゃー。ぎゃー。ぎゃー」と叫ぶヒナ。
我が子の叫びを聞きつけたパパロビンとママロビンが、私の頭のすぐ上を飛び交い、これまた、今まで聞いたことのないような鳴き声で叫び続ける。ったく、近所のひとが目を覚ますってば。
パパロビンと。
ママロビン(?)。雄の方が頭が黒くって胸の色も鮮やかだそうです。
なんとかかんとか、アミを取り外し、ヒナをネットから離れたところに置いてみた。
呆然とした様子で、声を出すこともなく、じっとしていた。
パパとママは、已然、頭上でギャーギャー叫んでいる。ヒナを指さしながら、上を見上げて「ほらっ、ここ、ここ。ここにベイビーがいるよー。ここやって。ここー。」と言ってみたけど、鳥は人間の「指をさす」の意味が全くわからないようでした。どうしたものか。家の中に連れて入って、休養させようかとも思ったけど、そんなことをしたらそれこそ、パパとママが狂ってしまうだろう。
…ということで、ヒナをその場に置いておくことにした。頭の上では、このヒナの兄弟らしい小さな鳥たちが、枝と枝の間をピョンピョンと飛ぶ練習をしていた。…ということは、きっと、このヒナだってやる気を出せば飛べるのでしょう。
20分ほどして外を見てみると、ヒナも、パパもママもその場から去っていました。
ほっ。なんともドラマチックな朝でした。
こんにちは^^
動物とのふれあいすきです。
鳥ってヒトの手の届かない所で生活してますから
近づいただけで、テンション上がります!
雛ちゃん…おめめがかわいい!
でもってぱぱさんとままさんはちょっと怖いですね@@;
無事に、家族の生活を?取り戻したようですね^^
フォレさん、こんにちはー!
ほんと、鳥のヒナをこうして間近で見ることなんてめったに無いので、Gus同様、興奮しました。
パパ・ママロビン、怖い? きれいな鳥なんだよー。ロビンの歌声を聞くと、春がきたなぁって思います。
なんとか巣に戻れたことを祈ってます。
こんばんは〜
良かったなあ、助かってくれたんですよね。
木から落ちちゃったんだろうか・・
ロビンって鳥なんですね。初めて見ますもちろん。
巣立ちを迎えるまでは親と子の絆深いですよ・・
実は僕もカルガモの赤ちゃん軍団に出会って写真撮りました
もうお母さんのあとを8匹固まって付いていく姿、それを
束ねるお母さんの愛情にちょっと感動しました。
自然は厳しいから・・この子達の前にもたくさんの試練が待ってるんですよね・・
君はpapricaさんに出会って助けて貰って・・きっと強運の持ち主なんだから・・頑張って生きて大人になってよね〜
ロビンの恩返しで(笑)papricaさんにも幸を運ぶように!!:)
良いお話をありがとう、心が温まりました!!
こんにちはー。
ま、本当に巣に戻っていったところまでは確認できなかったのだけど、おいた場所からいなくなっていたので。良い方に考えたいです。
ロビンは北米ではあちこちで見られるようです。ロビンが歌いだすと、春の到来を感じます。ロビンの卵ってね、空の色をしてるんですよ。
一度、窓の外に巣を作っていたことがあって、空色の卵を見たことがあります。きれいだよー♪
かるがもちゃんの写真、今から見に行きまっす。
どんな動物でも、母と子の関係を目にすると、じーんときますよね。
こんにちは。コメント有難うございます。鶏の赤ちゃん、でも随分羽が揃っているから、きっとぴょんぴょん飛ぶ練習をしていたんでしょうね。↓本格派ボロニェ-ゼ、おいしそう。今度是非、お皿に盛る前に、チーズを茹で上がったパスタに絡めてみてください。プーリアの義母さんがよくやる技なんですよ。
Chihoさん、コメントありがとう。
いつも「お庭の様子」と「ゆきちゃんの絵」と「マメオさんのプロジェクト」をとっても楽しみにしてまーす☆
茹で上がったパスタにチーズをからめるのね!はいはい、やってみまーす。チーズはどんなチーズでもいいのかな。
あ、実は余っていたリコたチーズをかけてみたのです。なかなか…意外にもおいしかった。
奇遇!
私も今朝ひな鳥発見しました〜(papricaさんのように救出はしてない)
アメリカンロビンはイギリスのそれと違うのですね。
そう言えばボストンに行った時に旦那からおしえてもらった気がします。同じ親から同じ時期に生まれたひな鳥達でもちょっとドジ子ちゃんがいるんですね〜、なんてそんな子の方が可愛かったりするんですけど。
gus君にいじられる前に救出できてほんと良かったですね〜
Naokoさん、こんにちは!
へぇ~、そっちのロビンは違うのね。そうそう、Naokoさんところの「とり」のリポートも大好きです。
ブラックバードってあんなのなんだねぇ~。このへんでは見かけません。この胸がオレンジ色のロビンはなかなか可愛くて好きです。
歌声もきれいなんよね。ブラックバードの歌声はどうでしょう?
ドジ子ちゃん。くっくっ。まさにそのとおり!ぽって~んと巣から落ちたんだよ。絶対。パパ&ママのところに無事にもどっていったことを願うばかりです。