昨年の半ばから終りにかけて、スウェーデンミステリーにはまっていた。
きっかけになったのは、Steig Larsson / スティーグ・ラーソンの「The Girl with the Dragon Tattoo(ドラゴン・タトゥーの女)」。彼の3部作は、日本語訳もでているし、映画も「ミレニアムシリーズ」というタイトルがついてリリースされているみたいネ。読み始めると、はまります。
日本語にも訳されていてミレニアムシリーズとして大人気だね♪
- ミレニアム1:ドラゴン・タトゥーの女
- ミレニアム2:火と戯れる女
- ミレニアム3:眠れる女と狂卓の騎士
何年カナダに住んでいても、「英語で本を読む」のがとろい私。何年たっても、英語での読書は肩に力がはいるので「100%娯楽」とは言えない。(一方、日本語の活字を読むのって、なによりのごちそう。もらったり借りた本は、わざとゆっくり読んでみたり。母国語読書が恋しい。)
そんな私が、このスティーグ・ラーソンのシリーズ1作目を読んだ時のスピードは、驚くほど速かった。のめりこんだヨ。で、2作目、3作目を読み終わった頃にちょうど映画がでた。普通、本を読んだあとに観る映画は「がっかり」することが多いんだけど、ミレニアムシリーズのは上出来だったと思う。
北欧スウェーデンと言えば、IKEA。シンプルでクリーンなデザインは、スウェーデンの風景を映し出しているようにも見える。正直、そんなことしか知らなかった私です。が。スウェーデンミステリーはというと、Dark で Gruesome。くらーっくって、身の毛がよだつ。スウェーデンの短調で穏やかな風景と、このえらく暴力的で精神的にも「えぐい」シーンとのコントラストが、私の中ではえらく印象的だった。
で、スウェーデンミステリーにはまった勢いで、次に読みだしたのが、Henning Mankell / ヘニング・マンケル の「Wallander Series / ワランダーシリーズ」。シリーズは全部で8部。こっちの方は全部は読まなかったのだけど、描き出すシーン(ストーリーのトーンっていうのかな?)がラーソンの作品と似ていて暗い。でもって、静かに人情味があふれる。(日本の時代劇のような「熱い」人情味とは違うけど)。それから、どちらも、主な登場人物のキャラクターディベロップメントがとても面白いです。ワランダーの方は、ストーリの展開がスローかな。バンバンと話が飛んで銃撃戦があったりするアメリカンなフィクションの、3分の1位のスピードで進みます。
でねー、休暇中にこのワランダーシリーズのTV版をダウンロードして(しぃ〜っ)、見てます。PBS のMasterpiece Theater(マスターピースシアター)という番組で6〜7週間かけて放映されたもの。マスターピースシアターの作品は、質も完成度も高くて好きデス。番組の紹介ページ(もう終わったけど)
ちょこっとだけ。こんな感じ(↓)今日、最後のエピソード(The Fifth Woman) を見終えました。良かったよー。
日本でも訳されて放映されたみたいだけど、終わっちゃったのね。
DVDはあるみたい♪
刑事ワランダーシリーズ1
ミステリーがお好きなら… いかがでしょう?
こんにちは。
ミレニアム三部作はあたしも読みました♪
えいがほんブログをみてみると、2008年の6月頃に読んだようです。
日本語版なども出ていなかった時期で、こっちのかあさんの本をかりて読んだので、早く返さねば…と、読んだのをおぼえています。
ええ、もちろん日本で読むより遅いですから、あたしも。
(あたしが読んだのは仏語版です)
レイプシーンがちょっとねちこく痛いのとかはありますが、あたしも一気に読み終えましたよ。
ふふ。
パプリカさんのおすすめのワランダーシリーズ、早速チェックしてみます♪
ミレニアムの映画はまだみてませんが、こっちも、みてみようかな。
ひえぇ~、フランス語で読んじゃうの~?! かっこい~!
英語訳は去年のはじめ頃にハードカバーででていたみたい。日本語版は最近かな。
サランダーのキャラクター、うまく描写されてましたよね。映画も、ほんと、なかなかよくできてたので、また見てくださいませ!
ワランダーシリーズは、ミレニアムと比べると本当に「スロー」です。テレビバージョンをちょこっと見てから、本を読むと、風景とかワランダー氏のキャラクターがよくわかるので楽しみやすいかも。
またお勧めの本、あったら教えてくださいねー。