幼なじみ。GusとGus。

わんこたちにとって、パピーの頃に出会った友達は特別。

いくつになってもパピーフレンドに会ったときはしっぽの振り具合がぜんっぜん違う。最近友達になったわんこと出会っても、同じような喜び方はしない。苦手な犬は避けて通るし、昔のように誰彼構わず走り寄っていくことはもうしない。おじさんだもんねー。

Gusの大大大好きな幼なじみは、バーニーズマウンテンドッグのGus。同い年。

「がすっ、げんきにしてたー?ちゅーしてーっ!」

Gusは小さい頃、たいていどんなわんことも仲良く遊べたけれど、特に大きなわんこが好きだった。大きければ大きいほど好き、そんな感じだった。パピースクールではマスチフのアップルちゃん。近所の幼なじみはというと、狼犬のウィロー、ハスキーとの混血犬のジャック、ドーベルマンのヒューゴ、で、この大きなGus。みんな大きな犬だから寿命も短くて、このGus以外の幼なじみはみんな天国に行ってしまった。

大きな犬はエナジーが違うのかな。穏やかで。うちのGusはパピーの頃から左耳がただれることがよくあった。ビッグ・Gusはリトル・Gus(うちのGus)をみるといつも鼻先でぺろりとGusの耳をめくり、くんくんと匂いを嗅いでチェックしてくれた。

うちのGusは、朝ごはんを食べたばかりのビッグ・Gusの口の周りを舐め回すのを楽しみにしていたっけ。そんなことをされても、じーっと舐めさせてくれたビッグ・Gus。大型犬の11歳(この春で12歳)というとずいぶん高齢なんだけど、まだまだしっかり散歩している。

「おじさん、おっきいくっきー、ください。」

ビッグ・Gusの飼い主さんはいつも「大きなクッキー」を持っているんでね… うちのリトル・Gusは今でもちみちみと唇をふるわせながらアイビームを送る(恥)。

ビッグ・Gusが数百メートル先の角を曲がったところを歩いていたとしても、うちのGusは匂いでわかる。突然しっぽをブンブン降り出してリードを引っ張って前進する。

かわいくてとびきり優しい、ビッグ・Gus! ずっとずっと元気でうちのGusと仲良くしてねっ。

*余談

この間、うちの父は子犬のことを「ポピー」と言っていた。

いや。。。お父さん、おしいけど。ポピーは花やで。。。

こういう「天然エピソード」はいくつかあるので、時々ふと思い出して笑ってしまう。