妹の結婚式:準備編

今回の一時帰国のメインイベントは末の妹(よっちゃん)の結婚式でした。10月8日の体育の日。

台風25号が上陸しそうだというので、かなりドキドキハラハラ。うちの家族は全員、朝晩の天気予報だけでは物足りず、毎時間(?)台風の進路をチェックしていた。幸い、本当に幸い、台風は進路を変え、式の当日は最高のお天気! 蒸し暑さもなくからりと晴れ、空には飛行機雲。妹も母も最強の晴れ女なのだけれど、今回の彼女たちの晴れ晴れパワーはあっぱれものだった!

たくさんのありがたい御縁があり、素晴らしい式場で和やかで笑顔あふれる式をあげることができました。今、写真を振り返ってみても「本当に良いお式だったなぁ」としみじみとしてしまう。

我が家の話なのでなんの参考にもならないのだけれど、自分の記録として「準備編」と「お式編」の二つにわけて書き留めておきます。

結婚式に出席できるのなんて何年ぶりだろう。20年ぶり? 私はカナダに行ってしまったので、友人の式にも出席できなかったことが多い。きっと、このよっちゃんの式の次に出席できるのは。。。姪っ子のかな。今回、我が家の女性陣(姪っ子も含めて)は着物で出席。

日舞をするよっちゃんは、普通のひとよりも着物とそれに伴うグッズ(?)をたくさん持ち揃えている。といっても、女4人分(母、私、真ん中の妹、姪っ子)のために和装の上から下まですべてを準備するというのは大仕事。だって、一人に付き:着物用のブラ、肌襦袢、裾よけ、足袋、長襦袢、伊達締め、衿芯、半襟、腰紐、帯あげ、帯締め、帯枕、帯板、帯、着物、そして草履! 16アイテム! で、一人で着れるのはブラと肌襦袢と裾よけと足袋だけという… 情けない。私はすっかりおんぶにだっこで、準備から着せてもらうところまでお任せしてしまった… ありがとうございます。。。

前日、母とよっちゃんは「4セット」の準備をしてくれた。

着物というのは美しい。母は着物を頻繁に着るお友達から黒の留め袖を借りた。あとの三人の着物は妹の着物。よっちゃんは結婚したのでもう振り袖を着ることはなけれど、葉乃(姪っ子)が自分の成人式に着たい!というのだけは袖を切らずにおいておくらしい。今回、葉乃はこの赤い振り袖を着せてもらい、とっても嬉しそうだった。小紋柄で本当に可愛らしい。

私はシルバーグレーの地に桜の模様の、真ん中の妹(ゆきちゃん)は淡い色合いの花々が川のように流れている一枚。ゆきちゃんらしいふんわりとした色合いで、とても良く似合っていた。

帯は右上から順に時計回りに、ゆきちゃん、母、私、姪っ子。私が使わせてもらった帯は紅葉がいっぱいで、ちょうど秋の季節にぴったりの素敵なものでした。母のお友達からのいただきもの。

当日の朝、6時前に着付けのお友達Yさんに来ていただいて、4人、順番に着せてもらいましたっ。

一日着ていても気崩れることがまったくないほど、四人とも上手に着せてもらった。ありがとうございます、Yさんっ!おせわになりましたっ。

朝の風景。

父とよっちゃんとゆきちゃんと甥っ子は、先に式場へ。

朝、よっちゃんが母や私のメイクをチェックしてくれているときや、一人ひとり着物を着せてもらっているとき、こうして家から式場に出ていくときなど、ひとつひとつのシーンが小さな物語のようだった。私もそこにいたのだけれど、なんていうか、少し離れたところからコマ送りで眺めているような。時差ぼけが残っていてふらっとしていたのかな。

三人姉妹の末っ子で、一番長く両親と暮らしてきたよっちゃん。父や母が、こういうなんでもないシーンでほろっと泣き出すんじゃないかと心配していたんだけど、心配しながら眺めている私のほうが「じ〜〜ん。」としちゃってきゅっと涙をこらえたりしていた。

最高のお天気、ありがたかった〜☆ ではでは、後半へ。