あったかな日の海岸散歩

今日はとってもいい天気で暖かで、半袖で夕方の散歩ができた。5月のビクトリアでは珍しいコト。特に海辺って、いつも冷たい風が吹いているから、私は必ず上着持参。でも、今日はTシャツ一枚で大丈夫〜。

マクニールベイ

気持ちがいい〜♪ こういうのを五月晴れの日っていうのかな。気温も20度超えたんじゃなかろうか。ぽっかぽかの月曜日でした。

マクニールベイ

陽が長くなってくると、外にいるのが気持ちよくて、晩ご飯を作るのが遅くなり、ずいぶん適当になってしまう。そういえば、子供の頃ってずっと外で遊んでいたくて、晩ご飯はそっちのけだったっけ。ちなみに、昨夜の我が家の夕食は、残りご飯でオムライス〜。相方も「おぅ、オムライス、いいね〜。お〜む〜らい〜っす!」ってノリなので、楽ちん。どこまで手抜きができるだろう。わはは。

この時期、海辺に咲く花がある。石ころや流木の間で、元気に花を咲かせているのには、いつもビックリする。

マクニールベイ

海水だってかかるだろうし、砂利の下の土といっても砂のようなものだし、海からの冷たい風を正面から受けるというのに。こんなにキレイ。

マクニールベイ

せっせと手をかけている私の裏庭の花たちに、この元気と美しさの秘訣を教えてあげて欲しい。。。。というか、私が教えて欲しい。

マクニールベイ

これ(↑)は、マメ科の植物だよね。スイートピーの様な花。香りはないけれど、かわいらしい。種ができたら、もらってみようかな。

ここまで温かくなると、Gusは海に「つかりに」行く。泳ぐのではなくて、dipping のみ。いつもなら丘の上に行きたがるのに、こういう日は海の方へ私を引っ張っていく。

マクニールベイ

足の届くところを、行ったり来たり。気持よさそうです。この辺りの水は、夏でも冷たいヨ。このきれいな水を眺めながら、昨夜見た「BC州でのサーモンの養殖」の番組について思った。私たちは食べないけれど、値段の安い養殖サーモンを食べる人はたくさんいる。この州の海岸沿いに設置された、オープン・ウォーターの養殖場が、それを取り巻く環境に及ぼしている影響はおそろしい。限られたスペースにぎゅうぎゅう詰めに入れられて育てられている養殖魚たちは、身を赤くするための特別な餌を与えられているんだって。その上、密集した環境にいると、病気にもかかりやすく、それを防ぐために抗生物質も与えられているそうです。それを人間が食べる。人間が食べて、なんらかの悪影響を受けることに関しては、私たちがやってることなんだから私は特に同情もしない。ただ、こういう養殖所で発生するウイルスが、ワイルドサーモンへと伝染ってしまった場合、この辺り一帯に生息するサーモン全てが全滅する可能性もあるんだって。サーモンが死ぬと、それを餌にしているオルカやアザラシたちも減る。生態のバランスががたんと崩れるのです。養殖所の海底は何千という養殖魚たちの「排泄物」が積もり、他の生物が生息できないほどなんだって。養殖所と海との隔たりは、金網のみ。病気だって、排泄物だって、どんどん外へと広がっていく。

という事実をさ、環境庁のお偉いさんに問いただしても「私にはなんとも言いかねます。それはまだ事実としては認められておりません」という答え。26億円という税金を使いはたして、この答えなんだから。ハリセンでぶったたきたくなる(と、そんなことをしたところで何も変らないんだけど)。ニンゲンって、全てを失ってどうしようもなくなるまで学ばないのかな、と悲しくなる。

と、そんなことを思いながら、きれいな水を眺めていました。

マクニールベイ

Gus、ぶるぶるっ。

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「あったかな日の海岸散歩」への14件のフィードバック

  1. こんにちは!日本から戻ったあと写真が美しくて前とは違うように見えます。カメラを替えたのでしょうか?
    サーモンの養殖ってそんな問題を抱えているんだ。自然のまま、素朴、シンプルが一番なのに、お金絡みであがくことが自然の摂理を壊しているんですね。

    1. Nakagawaさん、こんにちわ!
      ええ~っ、以前の写真と違いますか?! カメラは同じですよ~。パナソニックの古いミラーレスです。
      あ、でもレンズを一つ買ってきました。甥っ子の入学式の朝の写真は、そのレンズです。中望遠で、なかなか慣れなくて。最近はまた、広角のパンケーキレンズを使ってます。この間のGusがボールを探すの巻のは、相方と友人(彼はソニーのすっごいカメラとレンズを使ってます)が撮ったものですよ♪
      カナダにはまだ自然がたくさん残っているけれど、今の首相を筆頭に、お金になることならためらいなく国を売ってしまうような態度が有り… 憤りを感じずにはいられません。このサーモンの養殖場のオーナーはノルウェー人なんですけど、ノルウェーでは養殖漁業で大きな反対があるんですよね。で、規制のゆるいカナダで一儲けです。もっと、国を大事にしてほしいです。

  2. こんにちは
    自然のお花は強いねー!

    きっとサーモンの養殖だけでなくて
    いろんなことが醜いこといっぱいなんだろうね
    薄利多売の商売だから仕方ないんだよね
    サーモンのお話をよみながら、前の家で一緒にいたコッコさんたちのことを思い出したよ
    コッコさんたちは養鶏場から来たの、商売としては利益をうまない廃鶏ね
    狭いカゴのなかでぎゅうぎゅうに詰め込まれていたから
    身体の横の毛なんて、ないのー!
    それが、うちに来て、土に触れて、虫食べてさ、すっごいふわふわになったんだよ
    卵もすっごく生んでくれたしね
    そういうものを食べてると、養殖のものって食べれなくなっちゃうよね
    選べるものだったらいいけれど
    海はつながってるし、ホント怖いね。。。
    日本は放射能も出たまんまだしね…

    ところで、papricaさんは流木拾って帰らないのー?
    今日もキレイな海、緑、はしゃぐGUSさんにいやされました♥
    わたしも一緒にばしゃばしゃしたいなー

    1. kotoriさーん、こんにちわ!
      海岸に咲く花には感心するよ。あんなに厳しい条件の元で、こんなにも綺麗に咲いているんだもん。
      私も庭に花を咲かせたいな~って頑張ってるんだけど、種から育てるのって本当に難しい。苗を育てて、それから植え替えるっていう方法を試すべきなのかなぁ。

      コッコさんの話、なんだかじ~んときたよ。あのコッコさんたちに、そういう過去があったなんて知らなかった。
      ここでも、養鶏場のひどさは同じだよ。私達が口にする動物たちは、そういうひどい環境に置かれていることがほとんどなんだってね。
      ときどき反対運動がキャンパスでもあって、現状を知らせるパンフレット等が配られるよ。そんなの見ると、お肉も魚も食べられなくなるんだけど…
      私は何でも食べたいので、たくさんでなくていいから、オーガニックのなるだけ自由に育ったローカルのお肉を選ぶようにしているよ。高いから、頻繁には食べれないけど。
      日本の美しい海に垂れ流されてる汚染水のこと。考えるよね。あの海を見た時にね、いつまでもこの風景をって切実に願ってしまったもん。環境の汚染には国境はないから、世界の問題なんだよ。そういうこと、国を率いる人たちは意識しているのかな。お金にならないから、後回しなのかな。

      流木… Kotoriさんにあげる~(笑)いっぱいあるよー!私は拾って帰っても、それをどうしていいかわからないので… Kotoriさんはどうやって使ってるの?

  3. こんにちは! 漸くに再度のお邪魔で、先日はたくさん関西の様子も楽しませて頂きました。
    そちらの自然や生活の様子、Gus君も楽しく、時々お邪魔させていただくのにもリンクさせて頂きました。
    よろしくお願いいたしま~す!

    1. shinkaiさん、こんばんわ!
      コメントまでありがとうございます。shinkaiさんの旅のリポート、いつもとっても楽しみにしています。今日も相方に、shinkaiさんの旅模様の話をしていたところです。
      リンクまでしてくださって嬉しいです♪ わたしもshinkaiさんのブログのリンク、いただきました〜。
      こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!

  4. 海が近くにあるっていいねえ。

    うちは、また植林しました。以前のはほぼ全滅したのね。あと、花ももうちょっと植えたいけど、何を植えていいかわからん。。

    うろ覚えだけど、WHO(かな)抗生物質が効かなくなってるの発表してたよーな。抗生物質が効かないと、もう何もないんだよね。。
    養殖って悪くないと思うけど、やっぱりsustainabilityとethicは必要なんだよね。結局、それがロングランでprofit と benefit にもつながるし。

    1. kumasakiさーん、こんばんわ!お休み突入だよねっ。楽しんでいますか?
      植林?! 敷地の周りのヘッジみたいなの? 木を根付けるのって難しいよね〜。小さな植木でさえ、土質が合わずに枯てしまうことがよくあるもん。
      花も難しい〜。この気候にあったもので余り色々と手がかからないもの、と思うと、どれがいいのかわかんなくなっちゃって。

      そうそう、抗生物質っていうものが初めて出回ったときは、世界中で賞賛されたらしいけれど、一旦広まってしまうと、その後の研究がされなくなってしまったんだってね。それでバクテリアやウイルスが抗生物質に耐えられるように異変しているらしいよね。そうなると本当に恐ろしいよ。アラスカではこういう方法で鮭を養殖しないんだって。ハッチャリーっていって、卵を孵化させて稚魚を育ててそれを海に放す、っていう方法なんだって。BC州でどうしてその方法が考慮されないのか、わからないよ。

  5. こんばんわ~!
    前の返コメ、とても参考になりました^^
    なるほど!
    草木に生気を吸い取られるってことが
    あるんですね~@@;
    こっちは植物に元気をもらっている
    つもりやったんやけど、逆やった^^;
    ん~ 私ゃ草木の肥しかぁ~※▽〇■★@…
    そのうち、あげた生気を返してもらわねばっ!
    利子もつけてほしいな~
    この植物&お花たち…元気ですよね~
    こういうパワー、分けてほしいです^^

    オムライス…ええじゃないですか~♪
    私、オムライスが手抜きやと思わんけどな~
    私も作ってみたくなりました(^-^)

    1. ぽとすさん、こんばんわ〜。
      あ、ぽとすさんもご存知でなかったのですね!私も母から聞いて「へぇ〜っ、そんなもんなのか」とビックリしました。
      五月病って言われるものは、そういう自然のエネルギーとも関係しているんだって〜。
      私も、五月のように気持ちのいい季節は、元気をもらう月、って思ってましたヨ。人それぞれなんですよね、きっと。
      ぷぷっ。ほんと、利子をつけて返してほしいところですよねっ。

      オムライス、たまに食べると「うふふ」と楽しくなりますね。
      相方は卵とケチャップのコンビが苦手なので、卵だけをかぶせたものなんですけど。
      オムそばも。。。美味しいですよねー!
      早く疲れがとれますように!

  6. ビクトリアは涼しい所だから海水浴はみんなしないのかな??? 気持ち良さそうな海沿いで羨ましいな。 海は全てを包み込むよね。 放射能にしろシャケの養殖にしろ、 人間は傲慢で海に流してしまえすればどこかに無くなるとでも思っているのだろうか? そうやって知らないフリして自分の首を絞めているんだよね。 
    それにしても、 新しく買ったレンズ、いい仕事してるね〜〜〜 ポートレーがすっごく奇麗なのであれ? 新しいカメラにしたのかな? って思ったよ。 こんなに生き生き人が取れるなんてすごいなあ。 私ももっといろいろとカメラ試したりすべきかしら。ついつい怠け者で。 
    でも、一番良いポートレーをとれるのは、 papricaさんが甥や姪のことを大好きだからだろうと思ったよ。

    1. tomさん、こんにちわ!
      ビクトリアのこの辺りは、水が冷たいの〜。よっぽど温かい日には、若者たちやキッズが水に飛び込んだりするけれど、海の水はやっぱり冷たいよ。大きな池や、湖や湾になっているところでは、泳げるみたいだけど。だからtomさんとkumatoさんが、夏になったら飛び込むあの美しい川!とっても羨ましい〜。
      資源にしてもこの美しい環境にしても、いくらでもあるものじゃないし、生きているんだっていうこと、知らないふりをしてどこまでやっていけるのだろうね。心配です。
      tomさんのカメラって、私のと同じミラーレースだっけ?でも、私のよりも3世代ほど新しいんだよね〜♪ この新しいレンズはね、中望遠で明るいレンズです。といっても、まだ使い方がよく分かんなくて、全体的にボケボケだったりしてます。でも、温かいコメント、どうもありがとう!ハノもイサキもいい子たちなんだよ〜。あの笑顔がいつまでも絶えませんように、って思う。

  7. こんばんは~
    海の近くにお住まいなのですよね~
    やっぱ海風は冷たいですかね
    本当に綺麗な海で羨ましいです!!
    そして、そのサーモンの養殖はそのお住まいの
    近くなのですかな??
    養殖って良いことばっかりだと思っていたのですが
    そういう被害も有ったんですね、気が付きませんでした

    オムライス!!まず、ライスが好きって所がなんか嬉しいですね~
    あー私もたまにはオムライスでも作って食べようかな^^

    1. フォレさん、こんばんわ!
      海までは歩いて5分くらいかな。小さな海岸で石ころだらけだけど、やっぱり海へのアクセスがあるのっていいよ♪
      この辺りではサーモンはとれないのかな〜、もうちょっと沖のほうに出ればいるのかな。ときどき、アザラシとかラッコ(?)も泳いでるよー。
      養殖をしているのは、もっと北なんだけど、驚くほどたくさんあるんよね。。。養殖の仕方にも色々あって、この辺りの方法はひどいもんだよ。最悪の場合、チリで鮭が全滅したのと同じ状況をつくりかねない。お皿の上の魚だけを見ていたら、その魚がどんな環境で育ったのかなんて考える人、あまりいないのが現実だよね。

      相方はご飯は好きですよー。ご飯を薄い卵で包むっていうアイデアが楽しいみたい♪