Goodies#350: スペルト小麦のパンケーキとレーズン酵母

密かに(←別に、隠れてする必要もないのですが)、天然酵母を試しています。
前回のリンゴ酵母が、生まれて初めての天然酵母だったわけで、実際に天然酵母を使って作るパンがどんなものか、よくわからないままトライしてみた。
あれはあれで、一応、元種もぷくぷくなったし、パンも焼けたけど、「な~んか違う気がするな」というしこりが残っていた。

それで、リンゴ酵母の元種を使い切ったあと、ヨーグルトとレーズンで試してみることにしました。ヨーグルトは「とっつきやすくて酵母も起きやすい」って言われる割には、そうでもなかった。粉とヨーグルトを混ぜて、液種をスキップして直接元種を作る方法でやってみたけど、私のヨーグルト元種は、いまいち元気が出ず、そこそこのところで、スペルト小麦と混ぜてパンケーキにしてみました。

前回のパンケーキの失敗は、元種と粉を混ぜて「すぐに」焼いたこと。パンケーキでさえも、きちんと時間をおいて発酵させてあげないといけないってことを知らなかった。結果、もっちもちのヘビーなパンケーキになりました。

今回は、前の日の夜にヨーグルトの元種とスペルト小麦を混ぜあわせ、きちんと一晩寝かせた。翌朝、生地は丁度2倍に膨らんでいて、そのままフライパンで焼いてみましたー☆

スペルト小麦のパンケーキ

おっほぉ~。これはこれは、ふかふかしておいしかった。スペルト小麦には、ほんのりとした甘みがあるように思うのは私だけかな。ただ、ヨーグルトの元種だったので、酸味もあり。個人的には大好きなフレーバーだけど、苦手な人もいますよねー。相方も私もGusもヨーグルトパンケーキは大好きなので、問題なし。

で、「レーズン酵母」はというと。
これまたえらく時間がかかったよ。5日経ってもレーズンは瓶の底に沈んだまま。ほんの少し小さな泡が浮いているだけ。オーガニックのレーズンを使ったのに、なにか間違えたかなぁー。と、半ばあきらめ、少々不安になっていた8日目。

思い立ったように、レーズンが浮き上がり、一息にぼっこぼこの泡ぶくが出てきた!

レーズン酵母

ほほぅ。こちらの気候、やっぱり涼しいから気長に待ってあげないといけないのかも、と思いました。目には見えないけど、生きてるんだなーと、感動。レーズン酵母

このレーズン液種を使って、今、元種を作ってます。これもスペルト小麦オンリーで。酵母を起こして育てて使う、のスローなペースが、なーんとなくつかめてきた感じ。この、のんびり感がいいね。

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Goodies#345: スペルトクッキー

先日買ってきたスペルト小麦。

パンを焼いてみようかな、と、思ったけど、冷凍庫には前回やいたライ麦パンがあるし。

そこで、簡単なクッキーを作ってみることにした。クッキーにしてしまうと、砂糖やらなんやらの味で、スペルト小麦そのもののがよく味わえないかも、というためらいもあったんだけど。どうしても早く口にしてみたかったので、ま、とりあえずクッキーに。

普通のオートミールクッキーの粉を、スペルト粉にすればいいかな。と思いながら適当に検索していて、一つ簡単そうなのを見つけました♪

名前は、何のヒネリもない「Spelt Cookie」。あ、そう。

これがね、焼いて食べてみると、意外に意外。かなり「イケ」ましたので、紹介しよっと。

スペルト・アップルクッキー

(↑ちょっとだけひねってみた)

材料:

  • スペルト小麦粉 1カップ
  • ベーキングパウダー 小さじ1
  • 砂糖 4分の1カップ
  • 卵 1個
  • バニラエッセンス少々
  • キャノーラオイル 8分の1カップ
  • アップルソース 4分の1カップ

ちょっと変えたのは、砂糖は「粗い」ザラザラした黄色っぽいのを使ってみた。名前を忘れてしまったけど、粒が大きくてブラウンシュガーほど茶色くない。アップルソースが家になかったので、リンゴをすって使った。

基本的に、ドライの材料(粉とか砂糖とか)を一つのボールに混ぜて、卵とリンゴのすりおろしと油とエッセンスを別のボールで混ぜる。で、この二つをザックザックと混ぜ合わせ、スプーンでぽとぽととクッキーシートの上に落として焼く。180度で13〜15分(電気オーブン)。

スペルトクッキー

写真ではよくわかんないけど、焼いたあとも砂糖のつぶつぶが見えてます。

感想:中がとってもしっとりとしていて、風味が良し。それが、スペルトの風味なのかは、よくわかんないです。ナッツはいれてないけど、ほんの少しナッツっぽくって好き。リンゴの甘みが優しい。なんぼでも食べれる。

私は「クッキー派」ではなく(=「ポッキー派」です)、クッキーは好んで作らないし作ってもうきうきしない。けど、スペルト・アップルクッキーは、なかなか良し。おすすめでーす☆

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Goodies#338: Spelt・スペルトという穀物

「Spelt=スペルト」、という穀物に興味あり。

以前に紹介したQuinoa=キノアと同様、スペルトも古代の穀物。9000年以上の昔にヨーロッパで栽培されていたんだって。スペルト小麦は普通の小麦の原種なんだそうです。でも、普通の小麦と違って、スペルトはとってもタフな穀物なので、品種改良がされていない。それに、普通の小麦やお米の栄養分は「外側」にあって、精製して「白く」する課程でその栄養分は剥ぎ落とされてしまう。スペルトやキノアは栄養分が「中心部」に集中しているそうな。だから、私たちが食べる部分にもぎっしりと栄養が詰まっているわけです。ほっほう。

それからね、スペルト小麦は、糖尿病患者や小麦アレルギーの人たちにとっても嬉しい食材。

グリセミック指数 (glycemic index) とは、炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値(ウィキより)のこと。糖尿病をわずらっている私の友人は、このグリセミック指数の低い食品を選び、血糖値が極端に上がるのを防いでいる。で、このスペルトはグリセミック指数がとても低い。それから、スペルト小麦にもグルテンは含まれているのだけれど、小麦アレルギーのある人の大半が、スペルト小麦で作られたものなら食べても大丈夫なことがとても多いらしい。100%大丈夫、って訳ではないのできちんと調べてもらった方がいいですが。

Spelt・スペルトの効果と効能

  • 水溶性が高く消化しやすい
  • 必須アミノ酸を含む良質のタンパク質の合が高い
  • 食物繊維を多く含む
  • コレステロール値を下げる
  • ビタミンB2、マグネシウム、ナイアシンなどを含む
  • 小児喘息の症状や危険(かかりやすさ)を抑制する
  • 女性を乳がんから防ぐ(スペルトには良質の繊維とリグナンが含まれ、抗酸化物質として働く植物エストロゲンの作用をする)
  • 心不全を予防する

さて。あんまり気になったもんで、今日のお昼休み、昼ごはんも食べず、歩いて「バルクフード(グラム買い)のお店」に行ってスペルト小麦を調達したのだ。(←食べ物のことになると、行動が早い。この情熱をプロフェッショナルなスキルに費やせていたら… 私は今頃成功していた。)

スペルト小麦

普通の小麦粉よりもほんのりと黄色味がかっている。

スペルト小麦

何を作ろう♪ とにかく、味わってみたい。

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