久しぶりに心から「楽しいな」って感じられた映画を見た。Wes Anderson(ウェズ・アンダーソン)の「The Grand Budapest Hotel (グランド・ブダペスト・ホテル)」。
初めて見た彼の作品は「The Darjeeling Limited 」。その後「Fantastic Mr. Fox」。アニメーションだったけど、自分も狐になってしまったような気分で、最後までワクワクしっぱなしだった。数年前には「Moonrise Kingdom」。これは男の子と女の子が恋に落ちて駆け落ちをして過ごす、ひと夏の甘いアドベンチャー。彼の作品って「後味がいい」。冒険があり、友情があり、絵本を開いている様な鮮やかなシーンがあり。過剰に特殊効果で色づけられたシーンはどこにもない。物語の中に独特のリズムがあってシニカルなユーモアが溢れている。少しノスタルジックで、少しキッチュなデザインやコスチュームがチャームングで、見ていて本当に楽しい♪ Wes Andersonにはお気に入りのアーティストたちがいて、彼の映画には大抵決まったアクターが出演する。このグランド・ブダペスト・ホテルのキャスティングもとても良かったと思う。
私たちの好きなティルダ・スウィントンも出てた。ほら、見て(↓)Excellent Styling!!
映画なんだけど、途中映像を止めてヒトコマを眺めてみたときに、楽しい絵になるシーンがたくさんある。
好きだな〜。
映画を見ながら「このホテルって実在するのかな」って思ったんだけど、調べてみると、実在はするけれどホテルではないんだって。東ドイツの「Gorlitz」という小さな町に残された、ほぼ廃墟になってしまっているアートヌーボー調のデパートなんだそうです。
この映画、ウェズ・アンダーソンのオリジナリティを凝縮したような楽しく満足のいく作品だった♪ 日本でも既に放映されたみたいだねー。おすすめです☆
*おまけ:季節外れのポピー*
庭の角に突然現れたぽんぽんの様なピンクのポピー。
ゆったりとした週末を☆
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