りんご仕事とお土産お菓子・太陽の塔クッキー

帰国記事、なかなか「濃い」でしょう?騒々しいでしょう?

実際、やかましいです。実家でも、ひとに会ってるときも、多分。

なので今日は、息抜き。

りんごの当たり年なんだそうで、うちの老樹も今年はたくさん実をつけて、大きさもそこそこ。ただ、甘みが例年よりも少ないかな。私は甘ったるいりんごより、爽やかでシャリッとしたほうが好きなので、うちのりんごは好みのりんご。

今日は毎日落ちる(もう落ちそうな)りんごを集めて「りんごジャム」と「アップルソース」を作った(←レシピのリンク貼った)。試しに皮を向かずにインスタントポットで作るアップルソースを試してみた。手間がずいぶん省ける。ただ、出来上がってみると、アップルソースというよりも、以前に作ったアップルバターに近い気がした。やっぱり今年は甘みに欠けるのか、砂糖をいれず気持ちだけはちみつを入れて作ったアップルソースは、いつもよりも酸味が強いかな。家で使う分にはこれでいいけど。ジャムは去年試したレシピと同じ☆

左がりんごのジャム、右がアップルソース(皮付きで作ったもの)。

今週末のりんご仕事はこれだけ。時差ボケはだいぶ取れたけれど、チューイと長い散歩に行って帰ってきて、掃除機をかけるとエンジン切れで眠くなった。

さて☆

末の妹よっちゃんにもらった、お土産のお菓子「太陽の塔の詰め合わせクッキー」!

パッケージもフォントも、昭和。いや、大正?

「太陽の塔」って初めて聞く洋菓子店だし、どんなお菓子なのか、全く想像もしていなくて。この包み紙を開いてみて、またびっくり!

缶のデザインがレトロで素敵すぎる!!調べてみると「陶器作家の野田夏実さん」がデザインされたんだって。

レトロなものを手にして、妙に温かいしあわせな気持ちになるのって、なぜなんだろう。

そして。

缶の蓋を開けてみると、、、

ほーら♡

素敵すぎる!!!

ちょっと一昔前の、クッキー。

玉手箱のよう。遊び心、こだわりが感じられる♡

クッキーはそれぞれに、優しくフレーバーがついている。コーヒーやアールグレイ、ココナッツ、小さなレモン風味のメレンゲも。とても「素朴なクッキー」。

特別なときに、誰かに贈ってみたくなる焼き菓子。

日本には、こういう「こだわりを感じるひとしな」がたくさんあると思った。ここまで凝っていなくても、「ありがとう」の気持ちに添えて手渡したい、って思えるお土産がたくさんある。詰め方や包装の仕方まで素晴らしい。

毎回、日本に帰ると「包装」は素晴らしいけれど、そこまでしなくていいんじゃないか。とも思う。ゴミが出たときに特にそう感じる。

でも、こうしてお土産として受け取ったときには、美しい包装紙見て嬉しくなる。

こういう風な、包装紙を開けて感じる「はぁ〜♡」っとした喜びって、カナダで感じることはほとんどないので、新鮮で、お土産モーメントに浸ってしまった♪

よっちゃん、ありがとー。

秋仕事・アップルソース

週末は霧雨が降って寒かったし、じめっとしていたのでもっぱら「Stay in」だった。

霧や雨でしっとりと潤い、空も海もモノクロームに色調が落ち着いてくると、静かになる。夏の自然のざわざわきんきんとしたエネルギーがすぅっと静かになるこの季節には、特別な心地よさがある。そんな日は、家の中での作業も悪くないなぁと思う。

ちょうど、一年前も今頃、りんごをまとめて収穫してアップルソースを作っていた。週末、すでに集めてあったりんごのうちの2kgをアップルソースにした。去年と同じ、シンプルなりんごゴロゴロアップルソース

りんごの芯をとって皮をむいて、という作業がねぇ〜、面倒なんだけど。去年作ったこのソースは本当に美味しくて、このりんごの爽やかな甘味をうまく封じ込めてくれたような気がしたので。同じように作った。

ことことことことと。地味に静かに作業をして、こうして瓶に詰めてしまうとほっとする。なんていうのか、たくさん実をつけるところまで頑張ってくれた老樹にたいして、私も頑張ったよ、って示せたようで(笑)。

今日は月曜日で出勤日だった。お天気はイマイチだったけれど、雨ではなかったので自転車通勤。それだけで気持ちがシャキッとした。リモートワーク100%が5ヶ月半ほど続いたあとの、週一出勤。私は気分転換になっていいわ〜って喜んでいたんだけど、Gusはとっても困惑しているみたいです。

コロナ以前は、週5出勤で2日休みで、Gusなりにそのリズムを把握していた。私が出勤するときにはドアのところまで来るけれど、その後は自分のベッドに戻って寝ていたらしい。ところが「リモートで私がずっと家にいる」というのに慣れてしまったので、一日だけの「不在」が理解できず、日中もそわそわと私を探すんだって。相方は家にずっといるんだけどねぇ。耳が遠くなってからは特に、目で見て誰がどこにいるのかを確認して回るようになったというのもあり、見えるところに私がいないと不安にもなるのかな。

今朝はちゃんとドアのところまでGusを連れてきて、クッキーをちらつかせながら「Gus、行ってくるからね。いい子にしてなあかんで。」と耳のそばでささやいた。「はいはい、おっけーです。はよクッキーちょうだい」ってな感じでわかったような顔をしていたけれど、昼前(そろそろ私の昼休みという時間)になると、また家中をかつかつかつかつと走り回って私を探していたらしい。

困ったねぇ。一日だけっていうのがまだよくわからんのよね。その一日も月曜だったり火曜だったりするもんね。相方も便乗して(?)「君がいなくて家が妙に静かで寂しかったなぁ」って言っていた。全く、うちの男衆は。。。

いや、私は週一出勤でリセットさせてもらってるからね。また平常に戻ったらどうなるんだろう。ま、それはそのときに。

りんごの収穫と初アップルソース

我が家の老樹のりんごたちも、そろそろ収穫時。

手前に見えているりんごたちは、南に面しているので一番よく陽に当たり、赤くなるのも早かった。色づいていたので数週間前に切ってみたら、まだ甘みが足りなかったのでした。食べごろになってくると、強い風が吹いたときにぽとりぽとりと落ちてくる。ここ数日、いくつか落ちたりんごたちが、間髪入れず(?)ネズミたちにかじられていたので「こりゃ、そろそろ収穫しなきゃ」と思っていた。

雨の日曜。とりあえず、南に面していてよく熟しているものだけでも収穫することにした♪ 熟れているのは、手を添えると「ほろり」と採れる。

ほんと、今年はよく実がついたなー。なんにもしていないのに、こんなにもお年寄りなのに、頑張ってくれてありがとう。

手でもいで食べれるものを集める、っていう作業ってなんでこんなに楽しいのでしょう。

木箱一箱いっぱいになったので、ひとまず終了。できれば涼しい外に(木の上にぶら下げて)置いておいたほうが長持ちするので。まだ「ほろり」ともげない実はそのままにしておいた。来週また集めよう。

パピーのころのGusは、落ちているりんごをかっさらっていって、どこかに隠れてがじがじやってたっけ。こうやって横目で見ているだけ余裕ができたのも、おじちゃんのしるし。

さて、このりんご。切るとこんな風♪

水分たっぷりでしゃりっとしていて、とても爽やかな甘さ。このまま食べてもとても美味しい。

涼しいところや冷蔵庫で保存していても、やっぱり日がたつとみずみずしさが減ってしまう。で、今日は初めて「アップルソース」を作ってみた☆ チャンキーアップルソース=りんごがちょっとごろごろしてるソース☆

チャンキーアップルソースの覚書

  • りんご 約2kg
  • 水 鍋の下から約5cm
  • レモン汁 大さじ2
  • 砂糖 3/4 C

りんごの芯をとり、皮を向き乱切りにしたのを大きなお鍋にいれる。水を鍋のそこから約5cmいれる。レモン汁もいれる。りんごが柔らかくなるまで煮る。箸でつぶれるぐらいになったら火からおろし、マッシャーでつぶす。砂糖を加えてもう一度火にかける。砂糖は入れても入れなくてもいいらしいので、私は気持ちだけ(1/4C)いれておいた。十分甘い。

熱湯消毒した瓶にいれて保存してもいいし、冷凍保存してもよし。

ちょっとごろごろしているの見えるかな。皮が。。。入ってる。なぜ?

ケーキやマフィンに使ってもいいし、豚肉と一緒に食べても美味しい。ヨーグルトやバニラアイスに添えても美味しいと思う。思ったよりもきれいなやさしい色になったので嬉しい。赤ちゃんの離乳食みたいだねぇ。

老樹さん、どうもありがとう。