夏しごと:ブラックベリーのジャム

八月の最終日。31日。

三連休の初日の今日は、夏が戻ってきたような陽気。光はもう秋っぽいのだけれど、25度くらいまで気温が上がり、気持ちの良い風が吹き、なんとも贅沢な一日だった。実家に電話をすると、「今日は32度くらいでちょっと涼しいわ」と父。ぎょっとした。32度で涼しいとな?! それまでが35度を超えていたから、数度下がると気持ちも休まるって。

このネコさんはフレンドリーすぎる!じわじわとチューイに近づいてきたっ。

こちらで25度を超えてじんわりと汗ばんだりすると、それだけで「ふへぇ〜〜」と、やる気がなくなってしまう。今日だって昼下がりに相方を家の外に連れ出すべく、ゆっくりと公園まで散歩してみたところ、しーーーーん。誰もいない。誰ひとりとして外を歩いていない。みんなどこに行ってしまったのかと、怖いほどひとがいなかった。暑いといっても25度くらいなのにねー。

さて。八月が終わるまでにやっておきたかった「夏しごと」。

裏庭のブラックベリー、9〜10カップ。一気にジャムにした。

ブラックベリーは「夏の味」だ。茂みのそばを歩くと空気が甘い。この夏の風味を瓶詰めにする作業。9月が始まる前にやっておきたかったので、なんとかぎりぎり終わらせることができてホッ。

去年作ったのも数週間前に作った最初の2瓶のブラックベリージャムも、何故かうまく固まらずにとろとろのソースになってしまった。砂糖を減らしたのとペクチンが足りなかったせいだろう。ヨーグルトやパンケーキにかけるのなら「ソース」でもいいのだけれど、できるなら少し柔らかめでもジャムの方が使いやすい。

今日はしっかりとペクチンを加え砂糖もケチらず、レモン汁もちゃんと加えた。良い具合に固まってくれて嬉しい♪

これだけあれば十分だ。

まだまだベリーは実っているけれど、ブラックベリーはブルーベリーのようにいい具合に冷凍されないので(皮が柔らかすぎて)、収穫しないものは地面に落ちて甘い香りをただただ漂わせることになる。

余談。今日は散歩中に怖いママ鹿に遭遇した。

ママ鹿と子鹿が並んで歩いているのが可愛くて写真に撮った。こうやって普通に歩道を歩く親子。笑。

道の向こう側だから、大きく車2台分の距離はあった。それなのに!このママ、私とチューイをじっとにらみ(そう見えた)、ゆっくりと向きを変えて私たちの方に向かってきた!子連れの母鹿がアグレッシブになって犬を襲うという話はよく聞く。私もチューイを直ぐ側に引き寄せ、早足で歩いた。それでも3ブロックほど、徐々にスピードを上げてついて来るではないかっ!

あの母鹿はあの小さなバンビを守ろうと威嚇してきた。私も咄嗟にチューイを守ろうとしていた。「あいつがチューイを襲おうとしたら、チューイを抱きかかえて蹴飛ばしてやる。」って。しばらくして母鹿が足を止めたときに思った。お互いに「母」だって。笑。

体を張ってでも守りたい対象があるのって、いいなって、ちょっと新鮮な気分になった。

なんて可愛いんだろう。

明日も天気が良さそうなので、午前中に庭の片付けをしてみよう。朝、目覚ましなしでゆっくりと自然起床できるのが幸せ。うれしいなー。

今年のベリーたち。

裏庭にはいくつかの「ベリーズ」が育っている。

ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー。ちょっとだけストロベリーもあるか。

一番奥のフェンス沿いにブラックベリー。

ブラックベリーはトゲがいっぱいの逞しいヒマラヤンブラックベリーなので、雑草の様に勝手に生えて勝手にわしわしと育っている。肥料なんてあげないし、まともに水を与えたこともない。それでも私たちが使うジャムやパイを作る分は余裕でとれる。ブラックベリーが熟れるのは8月に入ってから。

今年はラズベリーが元気です♪

庭の奥の隅に植わっていて、これまたほとんど手をかけない。ただ、2年前から剪定をするときに注意するようになった。その話はココ(→ラズベリーのみがなる枝とならない枝)に書いた。今年出てきたシュート「プリモケーン」を切り落とさないことだけを気をつけるようになった。

その成果あってか、今年は毎日お椀いっぱいほどのラズベリーが採れている♪

粒は小さめなんだけど、ラズベリーのフレーバーがあふれていて美味しい。今シーズンは初めてひと瓶だけラズベリーのジャムを作った♪ 今までジャムを作るほど採れたことはないので、これは嬉しい。

勝手にラズベリーを食べようとしているチューイ。おい。

ようやく、どの枝を切ってどの枝をどのくらい翌年に残しておくべきか、というのがわかってきたかな。ようやく!

ブルーベリーの苗はふたつある。こちらはちょっと過保護組。

ブルーベリーは種類の違うものが交配しないと実が上手にできないらしいので、ふたつ。それぞれ大きなポットに入れて育っている。この2つの苗の前にも2つ地植えをしていたんだけど、大きくならずに枯れてしまった。ブルーベリーは酸性土壌をこのむらしいし、ポットの方が土のコントロールもしやすいかな、と思って。鳥とチューイが勝手に食べちゃうので、白いカバーをしている。笑。

花が咲いていた時期に気温がとても低かったので、受粉もされていないんじゃないかと心配していた。でも、今年は今まで一番、きちんと実がなっている。指で触ってぽろっと落ちるくらいまで枝につけておくと、本当に甘くて美味しい。

そして。コレ!↓↓

今年ようやく実がなった。「Tayberry・タイベリー

5年ほど前にご近所さんにもらった苗。一向に大きくならなくて、もう駄目になったんだろうと思っていた。ところが、今年はじめて、ブラックベリーの隣で小さな苗に花が咲いて実ができた♪

タイベリーは、ブラックベリーとラズベリーの種間交配種なんだってー。知らんかったわ。ブラックベリーのように育てやすくて、ラズベリーのような甘酸っぱさがあるらしい。食べてみると、確かに味はラズベリーに近いかも。でも甘さはブラックベリーに近いかな。来年はもう少し手をかけてあげよう。

ハリファックスから戻り、気持ちの良い夏日が続いている。庭はどんどん乾燥して茶色くなっていっている。

それでも。帰ってきて、ビクトリアは良いところだなぁ、こんなところで暮らすことができてありがたいなぁ、って毎日思う。

物価はめちゃくちゃ高くなってしまったし、以前よりも暮らしにくい要因は増えた。でも、仕事をさせてもらえる場所があり、毎日ちゃんとご飯も食べれて、水道をひねれば飲める水がでて、庭にはベリーが実っている。身体のどこも痛くないし痒くもない。かわいいチューイは毎日笑わせてくれる。相方もなんとか、現状維持で頑張っている。

ありがたいなぁって感じずにはいられない。

夏しごと・ブラックベリー

暑い。今日は暑かった。

朝の涼しい時間帯にたっぷりとチューイを歩かせて、走らせてと思い、いつもの校庭に連れて行った。誰もいない週末の朝。ボールを追いかけて突っ走っていき、私の方に向かって元気にかけ戻ってくるときもある。今朝は戻ってこないことばっかり!早朝にスプリンクラーが回っていたらしく、草が濡れていて良い匂いが溢れていたからかなぁ。途中、気が散って全く違う方向に走っていき、ふんふんふんふんと匂いかぎが始まり何かを食べている。。。

ウサギのふんやんかーーーーーっ!!!

何度ボールを投げても、途中でウンコを見つけてスナック休憩とるもんで。もうおしまいっ!!! と、早めに切り上げて帰ってきた。んもうっ。

裏庭のブラックベリー(雑草のように茂るヒマラヤンブラックベリー)が順々に熟れてくる。

裏のフェンス沿いにできるものだけで十分のジャムが作れる。ブラックベリーって、皮が薄くてデリケートなので、スーパーなどのお店に並ぶことが少ない。種も多いし、ベリーのランキングでは下の方なんだろうなーって思う。チューイもブラックベリーは食べない。こんなにたくさんあるのに!ラズベリーは大好きなので、届くところにあるものを勝手にとって食べていたりする。。。

今年は乾燥して水不足なのに、粒が大きめで甘い。先週末はジャムを作ったので、今週末は「クランブル・バー」を作ってみた。

クランブルバーは下の部分がクッキー生地のようで、くだものの層があり、オーツのクランブルのトッピングが一番上になる。冷凍しやすいし、おやつにも持っていきやすいので時々作るよ♪

余談になるのだけど、週末、ひとつ嬉しいことがあった♪

懐かしい友だちの連絡先がわかり、ラインで繋がった♪

きっかけは、数日前に行われた高校の同窓会。もちろん私は参加できなかったけれど、お知らせだけはFacebookで見ていた。前回の同窓会は、なんと10年前!いつもこういう企画をしてくれるひとがいて、参加できなくてもありがたいなぁって思う。今回は、出席者の名前を旧姓も含めて「高校三年時の組ごと」にリストにしてくれていた。それがあったので、誰が出席するのかが事前にわかったのですー。

いやー、懐かしいなぁって思いながら眺めていただけなんだけど、同窓会の当日、なんとFBにAちゃんからメッセージが入っていた。Aちゃんとは、小中高、大学まで一緒に通った。でも一度も同じクラスにはならなかった。なんでAちゃんと友だちになったのか、思い出せない。Aちゃんがラインで、高校のときにいつも駅で見かける長髪の女の人がいたよね!いつも悲愴な表情をしてダッシュで駅のホームへの階段を降りていって、ぎりぎり乗車していたひと。どうしてあと数分早く家を出ないのかと不思議だった。その人の顔を私が紙に描いたりして、Aちゃんに見せて二人で爆笑していたらしい。

そんなことすっかり忘れてしまっていた。高校生。何でもないことに大爆笑する若さ。懐かしすぎる。

秋に帰国するときに会えるといいなー。小学生とはいわないけど、中・高生ののりでやかましく盛り上がりそう。50のミセス(!)、大阪のおばちゃんが頭を寄せ合って笑い転げるのって、どんな風にみえるのだろうなー。楽しみだ♪