桃色芍薬ひとつ

3年ほど、あまり条件の良くない場所に植わっていた桃色の芍薬。

球根を植えてから最初の一年は、葉っぱだけ。翌年もひょろっと伸びて小さなツボミひとつ。

芍薬は植え替えを嫌うらしい。でも、思い切って去年の秋の終わりに「朝日の当たる場所」に植え替えた。

朝日は当たるけれど、午後は木陰でちらちらと日が差す、というような場所。

こういう種類なのか、しゅーーーっと一本長く茎を伸ばしてツボミをつけた。ひとつ。

朝日の中では不思議な生きものに見えてくる。無加工の色。

数日前はこんな風な桃色の「玉」だった。

そしてみるみるうちに、ふわりと開き。

かわいらしい♡

「わたしはかわいいわよ。」って言ってます。笑。

ひとつだけだけれど、うれしい。この場所が気に入ってくれれば、来年はふたつ咲くかもしれない。

いつからこんなにも「花」に興味をもつようになったのだろう。草花に感動するなんて、20代30代の前半はゼロだった。これも歳を重ねて自分も「生きものだ」と感じることが増えてきたからか。体のここが痛い、ぎしぎしする、肌がくすんでたるんでシワが出てきた、文字が見えない、、、とか。当たり前だったことがそうでなくなってくると、わたしの周りに当たり前にいてくれるものたちもそうではないのだろうなって気がしてきたのかも。

こんなにきれいな花。ただ咲いて散っていく当たり前のこと、では済ませない気分なお年頃、なのかもしれない。

よくわからないけどっ。笑。

ご機嫌だったりぶりぶりしたり。

地味ぃな土曜日。

強風の中、セイリングレースが行われていたよー。

風が強く寒くて。今日なんてダウンジャケット着て歩いているひともいた。

地味だったけど、スルコトリストをほぼチェックできたので嬉しい。

私の週末スルコトリストは、自分ができる量よりひとつかふたつだけ多い項目を並べる。例えば今日は:

  1. チューイの歯磨き粉を買いに行く
  2. ガソリンを入れる
  3. ネズミの穴を埋める
  4. トイレ掃除×3
  5. 玄関掃除、窓を拭く
  6. 玄関上の蜂の巣を取り除く
  7. 服を10枚リサイクル
  8. 靴洗い
  9. シーツ洗い

この中で「f」と「g」ができなかった。

以前は(今でももちろんあるけれどっ)「なんでいつも私一人が頑張らななあかんわけ?!」と、ぶりぶりしながらすることが多かった。

でも、一つの場所を少し整えて気持ちが良くなるなら、最近は「なるべく気持ちよくその行為をしよう」って心がけている。やったあとも、誰もほめてくれないなら自分で「きれいになったやーん☆」と言ってみたり、相方を引きずってきて(笑)見せて「褒めさせる」。

今日も、車にガソリンを入れたあとで車に「ほーら、お腹いっぱいになったかーい。いつも安全運転ありがとうやでー。」と言ってみたり。

多かれ少なかれ、望んでもいないのに、更年期でご機嫌斜めになることも多い。なので、調子のいいときは、なるべく自分で自分のご機嫌をとって、ちょっと笑えるひとり言を言ってみたりする。

。。。と、気分良くこんなことを書いているただいま、午後10時半。

厄介な隣人「V」の娘が庭でパーティーをしているっぽい。窓をびしっと閉めてもティーンの馬鹿騒ぎの声が聞こえてくるではないかっ。

あーーー、うっとうしい。若者がパーティーをしたいのもわかるし、みんなしてきたことなんだから、とは思うけど。ぶりぶりしてきた。

V本人もクセがありすぎで関わらない。Vには娘が二人いて、多分高校生と大学生。ついこの間まで、庭の真ん中の大きなトランポリンで飛び跳ねて黄色い雄叫びをあげていた。今年に入ってトランポリンを処分したようで、喜んでいたというのに。

やれやれ。

私はもう寝るけど、11時、12時になっても騒いでたら警察に電話するひとが出るだろう。電話してくれ。

今夜は久しぶりに豆腐ハンバーグを作った。ふわふわしていて軽くて美味しかった♪

さぁ、洗いたてのシーツにくるまって、ちょっと本を読んで寝よう。温かい柔らかなシーツの間で眠れることもありがたい。

かたつむり、おっはー。

朝がずいぶん気持ちよくなった。

早朝のスプリンクラーの水しぶきで潤った緑の上に、

かたつむり見っけ。

朝の散歩でのハピネス。

この子の肌(?)、すごく透明感が高かった。笑。

朝から大冒険だなぁ、と眺める。

こうやってしゃがんで写真を撮っているときに、最近のチューイは近くでくんくんして待っていてくれる。これは大きな成長。今まで何度も「ぐいっ」と引っ張られて、撮りたかった一枚がブレブレになることばかりだったから。

インスタのストーリーにもあげたもの。かたつむりの透明感、伝わるかな。

五月はきらきらしていて、なんでもないことでも嬉しく感じる。