iPadとApple Pencileで一日一描、51日!気づいたことメモ

9月の初めから一日一描をやっている。iPad Proを使ってのデジタルドローイング。51日続いたーん♪

きっかけになったのは、相方に買ってもらった「iPad Pro (12.9”)」と「アップルペンシル」。私にありがちな「宝の持ち腐れ」にしてはならぬ!と、このデジタル機器をどうしても使わなきゃいけない小さな企画が必要だったのでした。

「一日一描」用のインスタアカウント(@paprica.doodle)を作り、毎日アップすることに決めた。Doodleのブログもあり、そちらにもアップしているんだけどね(全部じゃないです)。でも、iPadからダイレクトにアップできて、「こつこつ積み上げてる感」を感じるのにはインスタのほうが向いているような気がして。

アップルペンシルがつるつる滑るので、赤いシリコンカバーをつけた。このまま充電できるよー。

必ずしも続けたからわかる・得られる、というわけではない。何もわからないかもしれないし、何も変わらないかもしれない。でも多分、続けないと気づかないことはあるんだと思う。

で。ここまでで気づいたことをまとめてみる。

デジタルアート(お絵かき用)のアプリの数の多さと質の高さ

すごいです。たくさんありすぎて迷う。幾つか試してみて、今もまだお試し中だけれど、大体落ち着いてきたのは三つ:Tayasui Sketch, Adobe Fresco, Procreate

びっくりするのは、筆やペンツールで色を混ぜたときの効果!本物の油絵の具や水彩絵の具で混ぜているようにじんわりと滲んでいく。はい、混ぜましたー、じゃなくて、じんわりと微妙にしゅわ~っとむしゅぅ~っと混じり合う。

アップルペンシルは素晴らしい

今までにも「スタイラスペン」というのを2本試した。アップルペンシルはその二本とは比べものにならない。なんちゅうのか、かゆいところに手が届く、ように描きたい(色を置きたい)ところに線が置かれる。筆圧にも敏感に反応してくれる。これは素晴らしいペンだと思う!

ペン先を黒に変えた。見やすいのと、ほんの少し摩擦があって滑り止め効果があるらしい。それでも滑るんだけどね。

ツールがすごすぎて、そのすごさに溺れがち

とにかく、どのアプリを使っても、「Effect(効果)」の多用性と多様性にびっくりする。ただ、すごすぎて、何をどういう風に描きたいのかはっきりしていないと、そのEffectに「わーすごーい!」といって終わってしまうことになる。「色をこんなふうに混ぜましたー」→おしまい。みたいに。

まだ試している段階です。でも結局はとてもシンプルなペンやブラシをシンプルに使うのに落ち着いているワタシ(笑)。油絵やアクリル絵の具や水彩(の効果)は、自分的にはやっぱり本当の絵の具を使って描いたものに惹かれるなぁ。一通り「わーすごーい!」をし終わったら、もういいや、ってなってしまっている。油絵の具ブラシの効果を、キャンバスに描く油絵っぽく使うのではなくて、デジタルドローイングの良さを活かす使い方が見つかればいいなぁ、とも思う。

定まらないスタイル

まぁ、まだ色々とツールを試している段階で、「あ、このツールはどんなの?」「へー、これも面白いかも」と遊んでいるというのもあり、。。。今までの51をざーっと眺めてみても「統一感」がない。。。 イラストレーターとかアーティストのインスタやツイッターを見ていると、みんな「スタイル」が決まっている。そういうものがワタシにはない。。。 「ただいま模索中」っていう看板を立てて歩いているような気分。
ま、いっか。次の50を終える頃には「方向性」くらいは見えてくるかな。

デジタルはデジタル

紙・キャンバスと絵の具を使うときの、媒体との関わり合いの中で生まれるものや感じるもの、には欠ける。アナログの、一発勝負で色をのせる(簡単にUndoできないもんね)からこそ生まれる「緊迫感」というか「潔さ」や「勢い」のようなものや、紙やキャンバスだから浮かび上がってくる質感とか。そういうものはデジタルアートにはないように思う。少なくともわたしの描くものには欠けている。

Day 51. 水彩絵の具効果をただ試している、のエントリー

ここまで書いて。。。

そうか。ワタシはきっと、アナログの心地よさのようなものをデジタルドローイングの中に見出そう、ともがいている段階なんだ。そうなんだわ~!それから。もう一つのもがきは、Doodle(落書き、フリードローイングみたいなの)とイラストの違い。言葉でうまく説明できないのだけれど… 思いついたものや浮かんだものを描くのか、メッセージ性をもたせて描くのか、目に映るものを描き写したいのか、…どれも表現は表現なのだけれど、時々「ワタシは一体何がしたいんだろう」と思う。で、答えはでない。

もう少し続けたら、デジタルの中に自分なりに心地の良いものが生まれてくるかな。デジタルはデジタルでこういうもんなんだってスッキリ割り切れるようになるかな。

「只今模索中」はまだまだ続きそうです。

*Doodleのインスタはここでーす→@paprica.doodle

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「iPadとApple Pencileで一日一描、51日!気づいたことメモ」への6件のフィードバック

  1. わたしもねー、apple pencil買ったの。前の世代のipad proを持っていて、apple pencilを使ってみたいと思ってたので、増税前に思い切って買ってしまった。でも、実は・・・まだパッケージも開けてない! ゆっくり時間が取れる時にしようと思ったらそのまま・・・。
    そうそう、2月から月に1回、africaさんと同じ先生に水彩を習い始めたんだよ。水彩って本当に難しいのは、時間との戦いだなって思う。タッチを出すために、紙が乾く前に絵の具を乗せなきゃいけなかったり、逆に、絵の具を置いた瞬間は思い通りに行った気がしても、時間が経つと全然違うものになってたりするの。それも数分とかじゃなくて、紙が乾くまでの時間に描いたはずのものが消えてたり。もちろん、上手な人はそんなことないんだろうけど、わたしみたいな初心者は、「そんなはずでは」ってことばかり。まだまだ、絵の具や紙と仲良くなってる途中です。
    そうそう、papricaさんのいうように、絵って、やっぱり、描きたいものが自分の中で見えてるかっていうのが大きいんだなと、絵を習い始めて思うようになったよ。落書きだったらまた違うのかもしれないけど。技術も大事だけど、まずは「イメージを描けるか」がスタートなんだなって。わたしの「100枚の絵を描くプロジェクト」は、20くらいで止まっている、というかうやむやになってしまってるんだけど(汗)、早くペンシルを箱から出してあげて、使ってみたいな〜と思いました!

    1. umiさん、おはよう♪

      わぁ〜☆ Apple Pencil持ってるんだね〜! でもまだ箱の中なの〜?! 笑ってしまった。色々と忙しいのだろうけれど、とりあえず箱から出して使ってあげてよ〜(笑)
      わぁ〜〜っ☆ africaさんと同じ素晴らしい先生! 楽しそう!! 刺激になるよねっ。umiさんの感想や今どんな練習をしているのかとか、また教えて〜。
      水彩ってすごーーーーく難しいと思う。私には扱えないミディアムだわ。。。 そうそう、紙やキャンバスに色をのせるのって、生きた作業なんだよね。のせてからも色は動いてる。「ええっ、なんでこうなるの?」っていうこともあれば、ハッピーアクシデントもあるし。水彩はまさに一発勝負だしねー。
      そっか、イメージを描けるか、かぁ。なるほど。きちんと順々に基礎を学ぶ中で見えてくるものもあるんだろうなぁ。
      そうそう「100枚プロジェクト」!覚えてるよ〜。 つぎの一区切りは100なのよんっ! 頑張るー。umiさんもまたシェアしてねー。

  2. 落書き、見てますよ♪
    すごいね、51日も続けるなんて・・・。
    papricaさんって、本当にマメ!!
    naokoさんとも旅行中に噂(?!)していたんだけど、「あの方、本当に
    すごいよね~!いつも何かチャレンジして、継続して、すごいっ!」って。
    なんてこと書くと、シャイなpapricaさんは「そんなことないよ!」って
    言いそうだけど(笑)、新しいことにチャレンジできること、色々なものに
    興味を持てること、継続できること、努力できることって、「才能」だと
    思う。

    papricaさんの絵って、モノマネじゃない、オリジナリティがある。
    「上手にものまね」する人はいっぱいいるよぉ。
    でも、オリジナリティがある人って少ない。感性が素直なんだと思う。
    40を超えて、ピュアな感性を保つのは至難だもの。
    エバっていいと思う!笑

    1. 真木さん、こんばんわ〜☆
      落描き、のぞいてくれてありがとねっ!あれも不思議なものだねぇ。誰かが見てくれていると思うと、頑張らなきゃなって思うんだわ。宿題提出するみたいに(笑)
      ぶははっ、naokoさんとの旅行中の噂のタネになってたなんて、光栄だわー。ありがとう〜。いつかいつか、お二人の旅に同行させてもらいたいよ!夢です。真木さんの運転みてみたいしっ。
      そうかなぁ。いばっていいの? あははっ。 私ねぇ、マメというか、毎日が平凡でただ淡々と過ごしていることにハッと気づくと、その途端にすごく焦るのです。とても小さなことでもいいので、なにか「楽しみだなぁ」とか「今日はこれしました」とかってものがないと、焦るの。まぁ、このDoodleの企画は、iPadを買ってもらってしまったから、しばらくは「使ってますよ!」って示さないと申し訳ないようなきがして(苦笑。貧乏性ね)。

      とてもポジティブなコメントをどうもありがとう、真木さん。背中を押してもらったみたいに元気がでたわー☆ わたしのランダムな落書き、またのぞいてねっ。

  3. 楽しいお絵描き道具ですね。
    以前 臨時で来られていた日本画の先生が
    いつでもスケッチブックを持ち歩くことを薦めて下さったので
    旅先に持参して 駅での待ち時間などに
    せっせと描いたことがありました。
    papricaさんのi.padなら わざわざ絵の道具を持ち歩かなくても良いので
    便利ですね。

    私は昨日図書館で エジプトのピラミッドの埋葬品の写真を
    スケッチしました。
    消しゴムを持ってなかったので ミスがないように
    ゆっくり 慎重に鉛筆を動かしました。

    1. nonさん、おはようございます!
      お返事がおそくなってしまってごめんなさい。
      駅の待ち時間にスケッチ、いいですねぇ。iPadは便利ですが、持ち歩くにはちょっと大きい気がします。
      色付けはできなくても、ささっとその場の雰囲気をとらえたりするのなら、紙と鉛筆がベストですよー♪ iPadのいいところは、何度でも間違えられるので、そういう意味で気持ちがとても「楽」です。スケッチ力のあるひとなら、紙と鉛筆でも同じように「楽」に描けるのでしょうね。

      じっくりとお手本を見ながらぐっと集中して描くと、特別な「エッセンス」のようなものが脳から出てくるように思います!
      私も紙と鉛筆、忘れないでいたいです。