裏庭には二本、年老いたヘーゼルナッツの木がある。
毎年、春になると新芽が開き、夏にはしっかりと緑に染まり、8月にはヘーゼルナッツの実をつける。
2年前の冬、大きな枝がぼきっと折れた。そのときに、arborist(アーボリスト=樹木の栽培や手入れに詳しい専門家)をよんで、このヘーゼルナッツの木の健康状態について調べてもらった。素人目には「古い木だ」ということぐらいしかわからないし。
アーボリストのクリスによると、どちらのヘーゼルナッツも85歳〜95歳。私たちが「へぇ...そんなに歳いってるのですか...あとどれくらい大丈夫でしょうかねぇ。」と、クリスに聞くと、「この種類のヘーゼルナッツの木の寿命は、平均して80歳。別に病気というわけではないけど、この先は徐々に老化・腐敗していくだろうね。」とのこと。それが自然のサイクルなんだって。そんなことを聞くと、少し寂しい気持ちになる。
それほど年老いているとはいえ、今年もまた、例年通り、枝の端の端っこの方まで「ヘーゼルナッツの実」をたわわに付けている。
そうそう!大大大好きな「ヌテラ」の原料、ヘーゼルナッツ!
(ヌテラの記事はこちらでござーい。)
なのですが、私たちの口に入る前に、「こそどろ達」にほぼ全てのヘーゼルナッツを平らげられてしまう。
証拠写真。
しっかり、カメラ目線のリス。そうだよ、おめぇーのことだよ。
ヘーゼルナッツを収穫しようと思ったら、木の上で完全に熟し、それが自然に地面に落ちるのを待ち、そしてその落ちたナッツが自然乾燥したところを「集める」のだそうです。
灰色のリス達。緑で中がまだ柔らかいナッツを、片っ端から食べて下さる。アクロバットのように逆さまにぶら下がり、枝を降ってナッツをゲットする、上級こそどろもいる。そして、どういうわけか、うちのGusはリスには全くといっていいほど興味を示さない。私もあきらめているので、この時期は、一日中、二本のヘーゼルナッツの木の上では、がさごそがさごそという音がしている。
リスが食べずに振り落としたヘーゼルナッツや、食べた後の殻が地面に散乱している。
これをかき集めてそうじするのは、わたし。やれやれ。
今日、こうして写真を撮っていて、また一つの枝が「朽ちてきている」のに気づいた。
痛々しく、年齢を感じる。
庭に安らぎの日陰を作ってくれているヘーゼルナッツの木。自然のサイクルには逆らえないけど、長生きしてほしい。
こんばんは。
可愛いコソ泥(笑)。
ヘーゼルナッツって、こんなふうに生るんだー初めて見ました。
ちょっと栗にも似てるのね。
この実には「果肉」の部分はなくて、カサカサした外側を剥くと、
この栗の鬼皮(外皮)ソックリな硬そうなのが見えるの?
で、この硬そな殻を割ると、ヘーゼルナッツそのものがあるのかしら?
ふだん、何気なく口にしているのに、どんな姿で生えているのか、知らないものが多すぎるな~ワタシ。
nene_coさん、夜更かししてましたねー。コメントが届いたときは、こちらは早朝でした。
こそ泥、全然かわいくないです。あやつら、毛の生えたドブネズミだもん。灰色のリスは凶暴だし。かわいくなーい!
栗と同じで、硬い殻を割ると、中から柔らかい果肉が二つでてきますよん。それを「煎って」食べるんだと思います。でも、木の上できちんと熟さないと、殻を割ってもすかすかです。落ちているものは、そういう「はずれ」が多いです。収穫にはものすごい根気と労力がいるので、あきらめてリスに食べさせているってわけです。
Are those chestnuts? They look so good? Maybe I am part squirrel…
Those are hazelnuts in our back yard 🙂 But trees are so old and we get way too many squirrels, and we can’t harvest any!