今朝、鳥の巣を拾った。
歩道寄りのアスファルトの道の上に落ちていた。自転車でさぁーっと通り過ぎたものの、「あ。鳥の巣。」と、引き返して拾った。
拾ったものの、ビニール袋もないし、ポケットやバックパックに入れたらつぶれてしまうし、どうしようかと困った。
そこで、「ふところ」にしまうことにした。
ウインドブレーカーとお腹の間のスペースに、鳥の巣をそっと入れ、ジャケットの腰周りの調節ゴムを閉めた。おおー、われながらグッドアイデア。
(ふところに隠した鳥の巣の写真を、自分で取っている様子。想像すると、怪しい。)
そして、これが落ちていた鳥の巣です。小さくて手のひらにのる大きさ。
実は鳥の巣を「保護」したのは、この巣で3度目。
趣味で集めるために「鳥の巣」を探して盗んだのではありません。全部、落ちていたものです。
さて、何の鳥がこんなに小さな巣に住んでいるのだろうと思うでしょ。最初は、このあたりでよく見かける「Bushtits(ブッシュティッツ)」だろうと思った。
でも、調べてみるとブッシュティッツの巣は「靴下」の様にてろーんとした形なんだそう。こんなふう。
私が見つけたのは、「Hummingbird(ハチドリ)」の巣だった。
ハチドリ、このあたりではよく見かけます。茶色いものや緑色に光ったものなど。
実は今朝も、野菜に水をやっていると、水しぶきに寄ってきた。暑い日が続くと喉が渇くのか、スプリンクラーの水を通り抜けるようにして遊んでいる。かわいらしい。
ハチドリの巣。始めて手にとって見たときは感動した。あんなに小さな鳥がこの巣を作ったんだと思うと心から感心する。巣を作るのに、草やワラ、コケ、紙くず、時には布の端切れや糸くずなんかも使っているのがわかる。「同じ材料で作ってみろ」と言われても、私には作れないよ。すごいなあ。
でも、どうして道のあんなところに落ちていたんだろう。もう、ヒナが巣立って必要がなくなって、風にでも飛ばされたから落ちていた。そうだといい。腹をすかせたカラスが、小さな鳥の巣を狙うってよく聞くし。(Gus パトロール頑張れよ)
またひとつ増えた。ハチドリの巣でした。