今日は「春」の幕開け。立春。
そして旧暦では、今日が「うさぎ年」の二日目。金曜日ということもあり、いつもとても良くしてくれる中国人のお友達家族(前にちらっと紹介したサニーちゃんの家族)が、お正月の夕食に誘ってくださいました!うふ、うふ。
今、帰宅。… 食べ過ぎた。
サニーちゃんちの玄関には「ひっくり返った福」の印。
これは「倒れた福=福倒(フータオ)=福到(フータオ)=福が到る」という意味があり、お正月にはいつも「福」の字をひっくり返すのが習わしです。
ドアを開けると、家の中からおいしい匂いがあふれ出してきました。最高。
今夜、招待してくださった「Ke Fen」です(↓)。赤いお正月の羽織りがきれいでしょう?Ke Fen は河北の出身。サニーちゃんのお母さん。中国ではジャーナリストをされていたというだけあり、たくさんの興味深い話を聞かせてくれます。とても優しくて、親身になって困っている人の手助けをし、何よりも、とても頭がきれる女性。私も相方の大好きな友人です。
そして、もちろん、今夜のメインシェフでした。Ke Fen と彼女の旦那様は、どちらもとてもお料理が上手。
大きなキッチンの大きなカウンターに、並べられたお料理。笑っているのは(↑)、マギーちゃん。マギーちゃんは雲南省の出身。以前、雲南スタイルのごちそうに招待してくださいましたー。お父さんのフランクはお茶の鑑定士さんで、実は現在、雲南省に帰国中。
左側の彼女(名前忘れた)は、ヘイロンジアン(黑龍江)のハルピン出身。彼女の話では、ヘイロンジアンの人の話す中国語は、中国語の中でも一番「美しい」んだそう。実際に、とても耳障りがよく、聞き取りやすい中国語(とはいえ、私の理解できるのって限られているんだけど)。で、右側にいるのがファニー(英語名)。彼女の話も面白かった。
彼女は北京で原子科学燃料(?)の研究をする大きな会社で20年のキャリアを積んできた、サイエンティスト。旦那様も北京の大学で機械工学を教えたり、企業でプロジェクトに参加したりしているサイエンティスト。旦那様は、まだ、カナダと北京を行ったり来たりしているそうですが、ファニーは、娘さんのためにきっぱりと仕事をやめてビクトリアに移ってきたらしい。
今夜、招待されたのは全部で16人。うち、白人一人=相方。日本人一人=私。あとは全部中国人。
中国と日本の間にも、色んな歴史的なわだかまりもある。中には、日本人はみんな獣だ。と信じている人もいる。なので、ほんの少し「獣だと思われているのかな」という思いが無いわけでも無いんだけど、話をし始めると、みーんなとても優しい。それに、みんなそれぞれ、興味深いバックグラウンドを持っていて、語れる話があり、そういうおはなしを聞いているだけでもとても楽しい。
マギーのお母さん、ソフィー。スープに香菜をどさっと入れてまーす。美味しかった。
手前のはね、中がお肉で、外側にもち米がついているという、肉団子。お豆腐料理やら、ピーナッツの入ったお野菜料理は、スパイスがとてもうまくきいていて美味しかった!
湯葉の一品。きくらげ、セロリ、ペッパー、などなど、食感が素晴らしい。
七面鳥のスープ、ナツメやクコの実の入ったおかゆ、豚のアバラ肉と大根のスープ、お魚丸焼き、レンコンのはさみ揚げ、豆腐と豆の揚げボール、水餃子と揚げ餃子、トンポーロー、エビのニンニク炒め、ハムの丸焼き! … 食べきれぬ。
この(↑)大根のスープは、最高!!うまうま〜。
これは、私の「第一ラウンドの盛り合わせ」です。
そして、コレ(↓)は、中国ではとても有名な、そしてとっても高級な「白酒」。
5種類の穀類から作られたもの。アルコール度53%。白酒は、中国にいるときに何度か試したけど、あれって、飲めたものじゃないのね。
ところが!これは、ほんっっっとうにうまいっ! 味も素晴らしいと思ったけど、なによりも「香り」が。これを手のひらに数滴たらして、ぱんぱんと顔にはたいたら、いい香りするよ〜。がぼがぼ飲めるものでもなし、飲むものでもないですが、男どもの間でボトルが回され、あっという間に空っぽに。Wu Liang Ye. 覚えておこう。
Ke Fen、どうもありがとう!!! ステキな一年にしようねー!!!
どこのレストランかと思っちゃいました。羨ましい、きれい、美味しそう
、素敵過ぎます。
>「福」の字をひっくり返す
そうなんですよね。私、最初、これを知らなくて、お店のディスプレイ見て「あれれ、逆さまだよー。店員さん漢字知らないんだよ、教えてあげようか」と、おせっかいしそうになったことあります。
ハッピーニューイヤー!!
ほんと、そのへんのレストランよりも素晴らしかったよー。
色んな地方の出身のゲストが、それぞれその地方の一品を持ち寄ったのもあって、とても興味深かった。
辛いものあり、甘みあり、揚げ物、冷菜、…でも餃子はお正月では「はずせない」一品なんだって。
逆さの福の字、オモシロイよねー。
happy new bunny year!!!
雲南省のときもすごかったけど、こちらもご馳走!
こういうのに招待されるっていうのは、うれしいですね。
これは食べ過ぎるわ。
おいしい料理でたのしく新年をはじめられて、いい年になりそう。
香港では「こんへいふぁっちょい」って言ってました。
未婚の女性(?)に(気軽にほとんどだれでも)お年玉をくれるので、当時たくさんもらってうれしかった記憶があります。
住んでた家では、こんなに料理は並んでいたかな。
外で食べていたかもしれないけれど、もう遠い昔なので記憶があやしいです。
旧正月もたのしいね。
はい、こういう機会はめったにないので、しっかりと食べました。(お持ち帰りしたかった…)
うさぎ年は穏やかに過ごしたいですね♪
え?rairik さんって香港でお仕事されていたのー?えー?! 知りたい知りたい!
楽しそう! 香港はまた本土とは違った楽しさがありますよね。
rairik さん、香港、スイス、以外にもテンテンとされていたのかな?
文字を逆にするの、本当間違えてるんだと思ってた~!そうだったんだー。
中国って、1度行ったことあるけどすごい量のご飯でもてなすのが礼儀らしく、すっごい食べた記憶がある。でも、こんなにおいしそうならついつい食べ過ぎちゃうよね~
Ke Fenさん、いかにも料理が上手そう・・・
そうなのですよん♪ 私も初めて見たときは、間違えて貼りつけてるんだと思いました。
ほんと、中国では、食べきれないほどの料理を並べるのが礼儀。それを食べきるのも失礼にあたるようです。
こんな風に、レストランでは食べれない品が並ぶとさ、絶対に今食べておかなきゃって思い… お腹爆発しそうでした。
Ke Fen は四川省のお料理が上手なんだよー。うふふ。
こんにちは!
福の字をさかさまにする由来、知りませんでした!
それにしても美味しそうですねーーーーーーー!!!
「食べきれないほどの料理を並べるのが礼儀」とは嬉しい伝統ですね。私も招待されたかったです。でも食べきっちゃうかもしれないですけど・・・笑。
愛さん、こんばんはー。
ドロミテの山の麓にも中国の人たちっているのかな。
ごちそうの数々、どれもとても美味しかったです。普通のレストランで見かけないモノがあり、興味深々でした。
やっぱり、中国っていう国は広いなぁ〜って、並んだお料理の数々を眺めながら実感しました!