前にGoodies#3の朝ごはんのところで軽く通り過ごした「フラックスシード(亜麻の種)」。気合を入れて紹介します。おっし。
フラックスシードは種のままだとこんな風です。
フラックスシードが体にいいということは、ずいぶん前に耳にしてなんとなくは知っていた。けど、実際に毎日の生活に取り入れるようになったのは4ヶ月ほど前から。フラックスシードの効用について色々と調べるきっかけになったのは:
- 年がら年中乾燥している肌
- 体が「きしみ」だした
- 日本にいる姪っこのアトピー
カナダの気候のせいか、ここの硬い水のせいか。日本にいるときはどちらかというと「オイリー」な方だったのに、ここでは、冬場なんて特に「粉がふくほど」乾燥する。それに対して、外から一生懸命保湿クリームなどをぬっていたのだけども、この肌の状態に加えて、去年の終わりごろから妙に「体のきしみ」を感じだした。しゃがんでいて立ち上がると「足腰がぐぐっと痛む」。生理前の腹痛もひどいし、「ムーディ(やったら機嫌が悪い)」になったりする。で、ファミリードクターに相談したら、「女の人は35を過ぎると、自然にそういう風なきしみが出てくる。だから、体の内側から改善するように心がけることが大切。」と、カルシウムとビタミンD、それからOmega 3 & 6 (オメガオイル)をきちんととることから始めるように薦められたわけです。オメガオイルとフラックスシードについて調べているうちに、アトピー性皮膚炎にも良いということも知った。
オメガ3、オメガ6というのは油に含まれる必須脂肪酸の種類で、ともに体内で新陳代謝を調整するホルモンを形成しているそうです。大切なのはオメガ3とオメガ6をバランスよく、毎日の食事から摂取すること。これがとても難しい。
理想は、オメガ3: オメガ6=1:2の割合で摂取することらしいが、普段の食事ではオメガ6のほうが断然多く摂取されている(1:30などという割合)。バランスが大きく崩れ、体内の調節機能が麻痺した結果、アトピー性皮膚炎などの現代病の増加につながっているらしい。 こわい。
市販の植物油の主成分はほとんどオメガ6。一方オメガ3はというと、背の青い魚(鮭、イワシ、サンマ、さば等)、緑色野菜、海草、大豆や小豆などに含まれている。オメガ3を高率に含んだ油はほとんどないため、普通の油を多用する食生活では、どうしてもバランスが崩れてしまう。
確かに、オメガ3は普段の食事の中ではとてもとりにくい。青魚なんてカナダでは手に入らないし。
そこで、フラックスシードオイル(Flaxseed Oil = 亜麻仁油)。
フラックスシードには 「Alpha Linolenic Acid」「 Omega 3」「 Omega 6」 = 3種類の Essential Fatty Acid(EFA)が正しいバランスで含まれているんだそう。フラックスシードには、このEFA(必須脂肪酸)以外にも「繊維」「たんぱく質」「リグナンス(癌やバクテリア、ウイルスを予防・抑制する成分、大豆イソフラボンと同じ効用あり)」が詰め込まれている。
フラックスシードオイルの効果:
- 動脈硬化予防
- 血圧を下げる
- コレステロールを下げる
- 中性脂肪を下げる
- 心臓病・がん・脳溢血・脳卒中・糖尿病などの予防効果
- 抗うつ作用
- ストレス軽減
- 新陳代謝を高め、脂肪を燃焼する効果=ダイエット効果
- アレルギー(花粉症・アトピー)の症状を緩和する
- 美肌効果
- 筋肉疲労・捻挫・傷口の回復を早める効果
- カルシウムの摂取を促す
- 視力を高める
- 手足の爪を強くする
- ぜんそくの症状を和らげる
- リュウマチや関節炎の症状を和らげる
- PMS(Premenstrual Syndrome=生理前の症状)を和らげる
本当に素晴らしい。
できるだけ毎日、テーブルスプーン1杯~2杯のグラウンドフラックスシード(擦って粉になっている亜麻)をヨーグルトに混ぜて食べている。
フラックスシードオイル(亜麻仁油)の方は、光を通さない瓶に入っていて、要冷蔵。光に当たると酸化し固まってしまい、熱を通すと成分が分解されてしまう。なので、調理には使えません。フラックスオイルを利用する場合は、サラダやジュースにそのままいれるといい。アトピー肌に直接ぬりこんでもいいそうです。
姪っ子に亜麻仁油も送ってあげたいけど、クール宅急便の様なサービスがないと無理。なので、粉末になっているフラックスシードを買ってきた。オーガニックでもフラックスシードはこっちでは安いです。
夏はアトピー肌はほんとに痒くてつらい。少しでもましになるといい。明日送るよー。
紹介リンク:健康食品の原料屋 :亜麻仁粉末をオンラインで売っている(高すぎる…)アトピーで困っているひとにカナダから郵送してあげたくなる…