寒い日と、寒い日でも言ってはいけないイタリア語

寒いなぁ。今週はずっと寒 かったな。

雪が降ったのが水曜日。翌日木曜日は快晴!でも気温がそれほど上がらなかったので、今日も真っ白な雪のパッチがあちこちに残っていた。人通りの少ない脇道などは、中途半端に溶けて凍りついていてつるつる滑る。今日も近所の同僚Gに車で拾ってもらって通勤。ラッキー☆

寒かったけれど、今シーズン、きっと、雪を見るのはこれっきりだろうからと、昼休みにキャンパスガーデンを歩いた。ひっそりだ。

こんな日は雑音も凍りつくのか、いつもよりも静かに感じた。

ところで。今年に入ってから気合を入れなおして伊語を復習し始めたのです。去年もその前の年も、やるぞ〜!と年の始めにはテキストを持ち出しても、具体的に何をどうやって復習すればいいのかわからず終いで… で、今年はイタリア語のTA(Teaching Assistant)が決まったらすぐにアプローチしようと決めていた。グレッグが働いているラボにTAさんがやって来たらすぐに教えてよっ!と彼にも頼んでおいた。「TAさんが来たよ!」とメッセージが入り、すぐに駆け下りていって自己紹介をして、「私のチューターになってくださいっ!」ってお願いしたのでした♪

ノベラ(Novella)ちゃん。ノビちゃんというニックネームです。ノビ先生とのレッスンのことは、また別の日に書くとして… とにかく、とても真剣に教えてくれて、毎回ぜーぜーはーはーしています。

毎回、宿題があり、先日はいつもよりも早く仕上げてメールに添付してノビちゃんに提出した。いつも短い文章をイタリア語で書いて送るのね。

で、本当に寒い日が続いているので、その日はメールの終わりに「Stay Warm!」ってそえたのです。英語ではよく交わす一言で、「温かくして過ごしてね!」っていう意味合いです。

で、伊語で「Stay Warm!と書いてメールを締めくくったのね、私。

Stay(動詞)=Restare -> Resta (三人称単数)

Warm(形容詞)=Caldo -> Calda (女性形)

つまり、「Resta Calda!」と書いたの。

すると、すぐにノビちゃんから返事がきて、大文字で「アテンションプリーズ!!!」って。

あら、また変な間違いしたのかな、と思ってメールを見て「ぎょっ」として笑った。

イタリア語で「Resta Calda!」というと…

Stay Horny!」っていう意味なんだそうです(赤面)。

Stay Horny?!

日本語でぴったりの表現が思いつかないんだけど…

ムラムラし続けてっ!」「エッチな気分でいてね!

そんな感じでしょうか…

大恥。メールの終わりに「それじゃ、ノビちゃん、エッチな気分でねっ!」と言ってのけたのでした。

イタリア語では温かくして過ごしてねって言わないんだって…

あぁ、恥ずかしかった。笑った笑った。

*おまけ:かわいい子と目が合った

視線を感じたので、ふとそちらを見ると。

しばらくこうして「じぃ〜〜」っと私とGusの方をみていた子。庭あらしのアライグマだけど、こうしてみるとかわいらしい。

double exposure・二重露光で遊んでみた

iPhone の カメラアプリ「Hipstamatic」のクラシックモードに、Double Exposure ・二重露光という機能があることに気付いて、色々と試し撮りをして遊んでいる。

二重露光・多重露光って、フィルムカメラを使っていると時々偶然起こる現象で、一枚の同一のフィルムに二度露出をすることなんだって。そうすることで、普通なら二枚の別々の写真になるはずの画像が、一枚のフィルムの上に重なって見えるのね。写真をする人の中には、わざとこの効果をねらって撮影・作品制作をすることもあるらしいよ。デジタルカメラでは普通はできないのだけれど、カメラの種類によっては「二重露光効果」が選べるものもあるみたい。または、撮った写真をフォトショップなどで加工して多重露光効果を出してみたり。

Hipstamaticのアプリは、私がiPod 4 を買った当時から愛用しているアプリ。カメラの性能があまりよくなくても、フィルターでごまかせるから~、と思って。当時は無料アプリだった。それからアップデートが何度もあって、その中にこのクラシックモードの多重露光機能が含まれていたのかな。先週気付いた。

よくわからないまま、Gusや手のひらや自分を適当な背景に重ねて遊んでいる。一枚目に撮った画像の「黒い部分や影の部分」に、二枚目の像が重なりやすいんだって~。二重露光のビギナーさんにおすすめなのは、手のひらを白い背景や空にかざして一枚目を撮って(手のひら=影の部分)、その後、全く違う景色などを撮る。するとその景色が手のひらの中に浮き上がるみたい。

二重露光

時々、偶然、面白い一枚になったりする。

二重露光

二重露光でいきなりわたし。 どうもこんにちわ~。

二重露光

ほらね、髪の毛の黒い部分に二枚目の木々の緑が写り込んでるでしょ?

Gusで試してみる。

二重露光

これ(↓)なんかは、目がチカチカする。何が写っているか一瞬わからないよねぇ。

二重露光

なんとな~くコツがつかめてきたけれど、思うようにコントロールしているというレベルではない。でもこういうのって「ハッピーアクシデント」を楽しめたらいいのかなー、とも思う。何度か試していて気付いたのは、一枚目に移したいメインのものを撮って、次に漠然とした背景になるものをとる方が、その逆よりもうまくブレンド(?)されるみたい。ま、個人の好みもあるだろうけれど。

二重露光

昨日は夏至の日の満月(ストロベリームーンって呼ばれるみたい)だったから、お月さまを楽しみにしていた。でも雲がかかってしまって見れずじまい。最近、満月の夜はそわそわして眠りがとても浅いことがよくある。昨夜もそうで、夜中にぱちっと目があいて、時計を見ると2:22。眠れないので起きて外に出て空をみあげてみたけれど、お月さんはかくれたままだった。今夜は見れるかな~。ちょっと外に出てみてくるよっ。

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一日一描、やってみる、のとデイビッドおじさんの話

4、5年ほど前から、一日にひとつ、何かを「描く」ということを試してみたいと思ってた。絵の具を出して紙やキャンバスに描くということは時間的にも気分的にしんどくて続かない。でも、何かの形で手を動かして「描く」という作業をするべきだ、と感じていた。ところが、実際に取り組もうとすると全く上手くいかない。問題は、時間が取れないというよりも、「何を描けばいいのかわからない」ことだった。

ところが。今年にはいってから、そのずっと気にはなっていた「一日一描」をなんとか続けている。今のところ♪ 使っているのはモレスキンとフリクションのペン。

onedrawing-a-day1

黒いモレスキンの一冊は方眼で、モーニングページ用。もう一冊は無地のページで「一日一描」用。赤い小さいのは普段持ち歩いてるメモ用。スケジュールではなくて、思いついたことなどをメモするだけ。

さて。一日に一つ描くというので「ネック」になっていた題材なんだけどね。

決めたの。大好きな「The Sartorialist」のポートレートの中から一枚選んでそれを描く。

Sartorialist

The Sartorialist」はストリートフォトで有名なNYのフォトグラファー「Scott Schumanさんのフォトブログ。もうずっと前からちらちらと見せてもらってきた。最近はインスタグラムの方ものぞいている。一見、ファンションブログのように見えるんだけど、それだけでもない。ハイファッションのモデルさんから、工事現場のおじさん、小道にたたずむ子どもたちと対象は幅広く面白い。

onedrawing-a-day2

毎日、一つ写真を選ぶ。手元はほとんど見ず、写真だけをじーーーーっと見ながら描く。ひどいときはプロポーションとかめちゃくちゃで、ページからはみでてしまったりする。最近は少し手元をチェックして、せめて顔だけは「ふくわらい」状態にならないようにしている。線描です。コレを始めてから気づいたのは、人の仕草や立ち様、手の美しさ、ファブリック(布)のしわの面白さ。スコット・シューマンさん自信の被写体の選び方や切り取り方、構成が素晴らしいから、私も強く惹かれるんだと思う。

かける時間は10~15分ほど。コンピューター上の写真からは、生のモデルを見て描くフィギュアドローイングのときの様なエネルギーは感じない。だけど、短い時間でもじっと集中して見つめて観察して注意深く手を動かす、っていう作業が、自分の中の何かを気持ちよくマッサージしてくれているような気がする。

。。。と。ま、今のところ、バンクーバーに行ったときと風邪でダウンの時以外は続いています。少しずつ、少しずつ。コレが何かにつながるとか、つなげようとか、そういう予測や期待はないんだけれど、このプロセスが自分にとても必要な気がしています。どこまで続くかな〜。

それから。2週間前のドローイング。先週は風邪でいけなくてその前はバンクーバーだったから、ちょっと間が空いた。

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この日は上手く集中できなかった。それは。。。隣に座ったデイビッドおじさんのせいっ! とってもフレンドリーなひとだったんだけどネ。トロント大学でアートを教えていて今はもう退職されている。若い頃はエディンバラでアートを学び、ローマに留学しその道(どの道?)の師に学び、カリフォルニアでアートを教え、その後トロント。ドローイングやアートの基礎のクラスや論理を主に教えていたらしく、その分野(どの分野?)では「ちょっと名の知れた」アーティストらしい(←彼の話)。David Rifat。ググるといくつか作品が出てくる。body mass と 光と影を匠に操った面白いスタイルだな、って思った(言わなかったけど)。で、隣で自分のスケッチブックのページを、私に見えるようにちらりちらりとめくりだしたので、「あ、それ、好き。」って言ってみた。すると、「え?どれどれ? あ、これ? これが好きなのかい?そうかいそうかい。。。」って笑うおじさん。反応が面白いので、私も調子にのって「あ、それも好き。あ、ちょっとまって、それもいいね。」って。そしたらおじさんが「君は絵を描く学生かい?」と聞くので、「昔ちょっと描いてたことがあるだけ。基礎はないよ。」と答えると、「Are you any good??」と聞いてきた。

この質問。時々耳にする。これをどう訳すか、どう受け止めるかは微妙だ。「まぁまぁの絵を描くのかい?」「どんなもんなんだい?」そんなところかな。挑戦的に聞こえなくもない。そして答えにも困る。「Well… Good or Bad, I don’t know. I enjoyed it though…」と返事をしておいた。

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ドローイングが始まってから、デイビッドおじさんの視線を肩越しに感じた。彼は確実に「見ていた」よ、私が描いているのを。小休止のときに、私の耳元でぼそっと「君(の描き方?)は悪く無い。でも。知識がないんだ。」と。

ほほぅ。知識かぁ。そうコメントされて嫌な気分はしなかった。でも、「知識かぁ。」っていう自分のつぶやきが頭にひっかかってしまって、どうも集中できずに終わってしまった。最後の1時間は用事があったので参加できなかったし。私が片付けを初めて帰ろうとした時に、デイビッドおじさんは自分の名刺と一緒に一切れの紙をくれた。そこには:

Placing・Pose・Proportion・Perspective・Presentation、と書かれていた。 5つの「P」。デッサンの基本であり、これを常に心して取り組むべし、なんだそうです。ほほぅ。

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帰ってから相方にデイビッドおじさんの事を話した。「知識も大切かもしれないけど、勉強しに土曜の朝行ってるわけじゃないんだし、好きな様に自由に描けばいいんじゃないの。でさ、そのおじさんの隣にはもう座らないほうがいいよ。」って、答え。

そうだね~。頭でっかちになって、肩に力が入って手が動かなくなったら困る。プロセスを楽しみながら夢中になれることが目的だったもんね。次回はおじさんから離れたところに座ろ~っと。

少しずつ、少しずつ、続けていけたらいいな。

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