食の嗜好の変化

雨やら風やらで肌寒い日が続いていたビクトリア。今日はお天気良好、気温も上がった。
6月はまだ草が緑で花々も映える季節。外に出て初夏の陽気を楽しみたい!

さて。ルバーブは例年通りわさわさ茂ってくれていて、週末に「ルバーブのクランブル」を作った♪ 少し残っていたイチゴを加えて。

ルバーブとイチゴって、なんて相性がいいんだろうっていつも思う。フレーバーも香りも。
このレシピ→☆の約半量で。クランブルはかなり適当でも美味しくできる。私はパイよりも果物たっぷりのクランブルの方が好きかな♪

最近、私と相方は違ったものを食べることが増えた。

私がお肉を食べたくないからだ。全く食べないわけでもないのだけれど、以前のように「肉食べたーい!」って思うことが随分減った。一方、相方は相変わらず、好き嫌いや食べず嫌いが多く、「何食べたい?」と私が聞くと「meat and potato, no greens」だ。春から夏にかけては、グリーンサラダを食べさせる。ちなみに、相方のサラダというのは:葉っぱ(レタス)だけ。余計な野菜やナッツをミックスしない。バルサミコのお家ドレッシングをたっぷり。面白みのないサラダだけれど、彼に言わせると「口の中で色んなモノ・食感が交じるのがイヤ」なんだそうだ。

ローストしたお野菜だって甘くて美味しいのにねー。定期的に(?)軽く蒸したブロッコリなどを添えるんだけど、そうするとすかさず「あ。緑のものがのってる。。。」と言う。こそっと残して「チューイ、ブロッコリ好きだよなー。チューイに上げようと思って」と調子の良いコトを言ったりしている。もうね、いい年齢なので、食べたいものを食べたいように食べてりゃいいわ、と私も思う。

そういうわけで。相方は肉と芋(かパスタ)、私は野菜+穀物+ちょっと肉・魚、という日が増えてきた。野菜の部分は、前に紹介したブロッコリのサラダやレンズ豆やひよこ豆入りの作り置きサラダを使うことが多いかな。相方の肉をオーブンにいれるときには、隣に大きなパプリカや人参を丸ごといれてローストしたり。

随分前にもらった「ヨーガンレールのレシピ本」。なかなかおもしろい。お惣菜のような野菜料理を少しずつ、一つのお皿に盛ってある。始めてこのスタイルを見たときには「お野菜ばかりが少しずつ。一口で食べてしまえる量で。。。これじゃ全然足りないだろうな。」と思った。実際に食べたりないって感じるのだろう。でも歳のせいか「こういうのも悪くないなぁ」って見る目が変わってきた。

ヨーガンレールの社員食堂のような細かくバランスの良い一皿ではないものの、同じようなアイデアでワンプレートの夕食。

↑↑こういうのが最近のわたしのお気に入りディンディン(ディンディン=ディナー、@我が家。笑)。この日のは上出来だ。ようやく庭で採れるようになったレタスとラディッシュとシラントロのサラダ、レンズ豆、残り物の鶏肉、おあげさんのロースト(塩麹と醤油とみりんで下味をつけてローストした)。このサイコロの大きさに切ったおあげさんが美味しかった。

もう少し要領よく、いくつかの野菜料理をぱぱっと作れたらいいんだけどな。なかなかハードルが高い。

それと、タンパク質をしっかりと摂ることも大切なんよね?できるなら、植物性と動物性の両方のタンパク質をバランス良く。お高いプロテインパウダーなるものがたくさん出ているけれど、どうもあの粉っぽさと味が苦手で。なるべく食材から摂るようにしたいなぁ。

よもぎ風味のグラノラ

定期的にやってくるグラノラ熱。

今日は午前中にサササッと作ってしまった。よもぎ風味の!

先月、バンクーバーでパンの通信販売(お店は nekonote bakery)をされているYちゃんに庭のヨモギを乾燥させて送ったら、そのヨモギを使った「よもぎグラノラ」をわざわざ送ってきてくださってね〜♪ それがとても美味しくて♡ 私も真似をして作ってみた。

よもぎは乾燥させてミルサーにかける。そうすると、ただの粉末ではなく、こんな風になる。

もこもこ。ふわふわ。

一見、マリファナの「Buds」にも見えなくもない。笑。

よもぎの葉の繊維が、こんな風にモコフワになるのかな。とにかく、コレをですね、半カップほどくわえてグラノラを作った。

いつものメープルグラノラのレシピで。よもぎの風味をなるべく残したかったので、メープルシロップの代わりにハチミツを使い、シナモンは入れずに作った。グラノラを作るときには、オーツと甘味料と油の量だけはきちんと守るけれど、それ以外のものは適当。

よもぎのモコフワがところどころにあり↑↑ 見えるかな。

よもぎの風味を言葉で説明するのは難しいのだけど、あの独特の草の風味(?)が香ばしさに加わって、私は好き。何もかけずにそのままぽりぽりと食べるのも好き。

作るときにはたっぷりと作る。オーツ4カップ半にあれこれ入っているので結構な量。今日は「グラウンド・フラックスシード」も少しいれたので香ばしさアップ。

そうそう。この辺りには雑草としてヨモギが生えていることはない。うちのヨモギは、日本で種を買って(こまかーーーい粉みたいなの)育てたもの。でも、一度育ってしまうと、挿し芽でも簡単に増やせることに最近気付いた。

腸内環境を整えたり、ディトックス効果があるっていわれるヨモギ。お茶にして飲むのは苦手なんだけど、食べるのは大好き。カナダ人も「草」を食に取り入れるっけ、、、と考えてみたけれど、ぱっと出てこない。健康フリークがタンポポの葉を食べたりネトルをお茶にしたりスープにしたりすることはあっても、万人受けするお菓子とか古くから家庭で利用され作られてきたものっていうのは無いように思う。思い浮かばないもん。

庭の花を小さく束ねて飾れる季節がやってきた。格好良く生けなくても、こうして少しコップに入れてあげるだけで「うふふーん」な気分になれる。

もし、通勤途中やちょっとした散歩道や家の周りで集められる草花があるなら、少しもらってきてコップにいれて目に見えるところに置いてみて!ほんと、それだけで「うふふーん♡」になるからっ。

草花がわたしたちに静かに与えてくれるものを感じるよ♪

さてまた新しい週。良い一週間を!

懐かしのレーズン蒸しパン

突然「蒸しパン」が食べたくなった。

優しい味わいでレーズンがはいった懐かしの蒸しパン。あれですあれ。

子供の頃は、全然ときめかなかったっけ。チョコチップじゃなくてレーズンだし、オーブンから出てくるのじゃなくて蒸し器だし。ときめき要素が見られなかった。北米で見るマフィンや、カラフルなフロスティングで飾られているカップケーキと比べると、とても「地味」だ。

でも大人になってみると、あの素朴な蒸しパンを頬張ってみたくなるときがある。

で、作りましたっ。

レンジでチンのレシピもあったけれど、蒸し器で作った蒸しパンが食べたかったので、参考にしたのはこのレシピ→☆

ふふふ♡

そう、こういうレーズンの素朴な蒸しパンが食べたかった♪

Hiroさんの動画でも「もちもち」って言っているように、蒸して少しおいて温かい間に食べると本当にしっとりもちっとしていた。

レシピでは8つできるはずが、私のカップが大きすぎて4つになった。これがカナディアンサイズ。

ところが。

翌日、冷めてからそのまま食べると。。。ぼっろぼろになった。悲しいくらいぼろぼろで、昨日のあのモチモチはなんだったんだ?って思ったほど。蒸しなおして温めれば、きっとまたしっとりもちっとするんじゃないかな。蒸しパンってそういうものかな。

あと、やっぱり、使う粉にもよるんだろうな〜という気がした。レシピでは薄力粉と書いてあったのに、家にはなくて、代わりに「Brown rice flour(玄米粉?)」と中力粉を少し使ったんだけど、それも翌日のパサツキの原因だったんだろう。次回は薄力粉で作ってみたい!

マフィンとは違う、この決めの細かい優しい味わいの蒸しパン。一日たっても顔がほころぶしっとりさを目指したいなぁ。

お花、ひとつ。

今年もかわいいかわいい「シュウマイちゃん」がたくさん咲き始めたよ。

シャクナゲ、オダマキ、ライラック、そろそろ藤も。今年は4月に入ってから寒いからか、他の花たちは例年よりも小ぶりだ。

賑やかな季節がやってきた。