チューイとの夕方散歩で。大きな樫の木の下にたくさんのどんぐりが転がっているのが目についた。
Oakの樹は保護されている樹なので、うちの周りにもたくさんあり、大小のどんぐりが転がっているのは珍しくない。
でも、よくよく見ると、どんぐりがかぱっと割れていて、そこから根を出し、地面にタッチしていた。
「わぁ♡」っと嬉しくなり、思わずひとつ拾い上げて持ち帰ってしまった。
「わたしって、こういうのが好きなんだな」と思い、これの何が好きなんだろう、としばらく考えてしまった。
言ってみれば、ただの発芽した種、なんだけれど、「すごいなぁ」と感心してしまう。
雨水を吸い、内からのちからが殻を割り、そこから一本の根が出て、その先には細い根が伸びている。何十ものどんぐりがそういう風にして地面に根を差し込もうとしていた。あのうち、いくつのどんぐりが、来春若葉を広げることができるのかなぁとも思う。
うまく言葉で表現できないのだけれど、こうしてチューイと歩いているときにふと「自分もただの生きものだ」という「ゾーン」にはいることがある。ふっと入ってすぐに抜けてしまうので、うまくつかめない。そのゾーンにはいる(というか切り替わるような感じになる)と、自分の姿とか思考とか感情とか、毎日のルーティーンや良い悪いや今日明日、人とのつながり(家族とのつながりも)、そういうものが全部とても表面的なもののように感じるのです。一瞬ふっと。その瞬間、ふわっと自由になったような軽い気持ちになる。
でもまたすぐに、わたしっていう殻に戻ってきてすぽっとおさまる、というような。
変なよくわからない、話よね。
1年7ヶ月のチューイ。
チューイっって呼ぶと、頭をかしげる。
そう、きみはチューイ。なんの意思疎通もできなかった怪獣くんだったけれど、成長した。おもろいチューイ。
あと10日でクリスマスだじょ。今日はランダムなつぶやきでしたー。