朝焼けと夢とあれこれ。【夢】

最高に気持ちのいい秋晴れが続いているビクトリア。「What a gorgeous fall day!」とか「Another absolutely beautiful day!」とか、この美しいお天気が挨拶代わりになっている今週。この季節、大好き。

今朝の6時20分頃。あと10分〜15分ほどまっていたら朝焼けに染まる海が見えたかな。

9月30日朝焼け

今朝はとてもざわざわとした気分で目覚めた。起きがけに見ていた夢のせい。目が覚めた時に覚えていたのが「人間的に小さくなった」と言われたことだった。それ以外に思い出せなくて、ただこの一つのコメントだけを抱え、嫌な気分で目が覚めた。こういう目覚めの悪い朝は辛い。

ところがしばらくすると、夢はそこで終わっていなかったことを思い出した。どういうストーリーだったかというと。

真ん中の妹が私の目の前に座っていた。夢の中に出てくる妹たちは、たいていいつも幼い。幼稚園や小学生で登場する。とても久しぶりに帰国して会った妹は6年生くらいだった。その彼女が、私を見て「姉ちゃん、小さくなった」と言った。「え? 体が?」と私が聞き返すと、「ううん、違う。人間的に小さくなったように見える。」と真顔で答えた。私はショックで返す言葉に困ってしまった。

するとその時、私の隣にいた昔の友人が「それって、大人になる、ということでしょ。誰かも同じことを言ってたよね。」と。妹が「それって、どういう意味?」と友達にたずねた。

友人いわく:

子供の頃には心のなかに大きな広い空間があって、その空間は色んな色の素敵なものたちで埋めらていて、それが弾けたり動きまわったりしていて自分もわくわくするのね。大人になると、その空間の大きさは小さくなり、そのスペースが必ずしも色とりどりのものたち(ビーズとかビー玉とかばらばらときれいなものたち)で埋められるのではないってわかってしまうわけ。時にはつまらない白い小箱や紙切れが積み重なっているだけのこともある、っていうことをもう知ってしまっているわけ。そういうことだから。

と。

妹がふうん、と頷く。そして皆でおはぎを食べた。この友達のおはぎはこんもりと丸くて、私のはだらしなく大きくて、「どうしてこんなにだらだらしたおはぎなんだろう」と不思議で仕方なかった。

…という夢でした。

9月30日朝焼け

ストーリーを思い出せて、嫌な気持ちが消えました。例えがとても抽象的だけれど、なんとなく意味はわかるし、ただただ妹に「人間的に小さいよ君は」と言われた夢よりはずっといい。

平凡な毎日のどういうシーンで感じたことが、こういう夢になって消化されたのか、不思議。

今日は「水曜日のランチタイム瞑想」に行ってきた。いつも半分寝てしまうのだけど、今日は20分ちゃんとできた。今まではマントラというものを決めて、邪念が浮かぶとマントラに戻る、という方法でやっていた。そしていつも、途中でマントラに戻れずに寝てしまう、というパターン。今日は呼吸に集中するだけの方法で試してみたところ、こちらのほうがシンプルで眠りに落ちることもなかった。やったー。この間も書いたけれど、ほんと、この季節になると頭の中が騒々しい。やたら色んな「ささやき」が聞こえてくる(←怪しい?)。良く言うと「アイデアが浮かぶ」かな? とにかく、メディテーションをすると頭の中が静かになって気が休まるのです。ほっ。

最近、相方も私も毎日「お肉」を食べるのに抵抗を感じている。決して嫌いではないのだけど、体がお肉や魚を欲しない日が以前よりも増えた。それで久しぶりにベジタリアンチリを作ったヨ。お豆はピントビーン(Pinto Beans)。キドニービーンズの様に口の中でもさつかないので好き。

chili

今日は伊語のクラス(←はい、まだやってますよ〜。)で移民の話をしていた。ヨーロッパが受け入れるシリアから(だけではありませんが)の難民移民のこと。その時、先生が「私も移民なのよね」と言ったのだけど、ホント、そうなんだ、私もカナダの移民なのだった。すっかり自分の国のようにしていついちゃったけど、ステータスは移民。Landed Immigrantだもん。大学で仕事をさせてもらっていると、色んな人種のひとを見る。「色んな顔があるのっていいな。どこの国から来たんだろうな」って眺めているのだけど、実は私自身も移民なのでした。… と、こういうふうに、なんでもないことが頭の中に浮かんできてアレコレ独り言をつぶやきそうになる。のが、この季節です。

秋の光

テーマの決まらない投稿で、お題もそのまんま列挙しただけという、ふらふらとしたブログ投稿。さて、就寝時間。あまりややこしい夢は見たくないなー。

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「朝焼けと夢とあれこれ。【夢】」への10件のフィードバック

  1. とっても哲学的な夢ですね~
    やはり現実でも papricaさんが
    色んなことを考えて暮らしていらっしゃるから
    そんな夢を見るのでしょうね。

    私もよく夢を見ます。
    息子は たいてい赤ちゃんです。
    (なぜか いつも次男です)

    先日の夢では
    マンドリンの先生が登場して
    私の弾き方を注意していました。
    これって 現実とちっとも違わなくない?(笑)
    「先生が夢にまで出てきて注意されました」と
    ご本人に伝えておきました。( ̄▽ ̄)V

    1. nonさん、いつもありがとうございます☆
      哲学的?! あははっ。 そんな風に解釈していただけると嬉しいです。夢って面白いですよね。このストーリーだって、結局自分の疑問に自分で答えているんですもんね。
      普段、何も深いことは考えないんですよ。脳天気もいいところです。が、この季節になると「つぶやき」が増えますね(笑)

      夢に登場する家族が幼いままであること、これも不思議です。小さかった頃の印象が強いのでしょうか。
      マンドリンの先生。。。あははっ。夢の中でもnonさんはきちんと練習されているのですねー。えらいっ!
      マンドリン、楽しそうですねっ。

  2. おっはよう!なんかメッセージがあるような夢だね。日常の出来事で感じたこと、それと見聞きしたニュースや、それを見て思った自分の気持ちと重なっていたりするのかな。私が今朝見た夢は、大きな倉庫みたいな家にいる夢。しかもその家はドイツでも日本でもなく、アメリカなの。笑 誰かに招待されて私がそこにいるんだけれど、鉄板に囲まれていて、中はリフォームされて綺麗なんだけれど、外は本当に倉庫。 窓部分は鉄板を切り取って、あとから窓をつけた感じで。映画に出てきそうな家だったよ。

    こちらも秋晴れ続き!こんなことは珍しいんだけれど、とっても嬉しいね!

    毎日のニュースはVWのこと、移民のことが毎日報道されている。私が住んでいる町にも、シリアからたくさんの人たちが電車で到着。その人たちは今のところは仮の施設で暮らしているけれど、手続きが済んだ人たちから、民間のアパートに移るそうです。母国に比べたらもちろん安全だし、生活必需品は公や慈善団体からのヘルプばあるはいえ、ほとんどの人が言葉ができなかったりするから、心細いだろうな….と思います。

    Gusちゃんは元気?人参、もらえたかな?笑

    1. Sachieさん、おはようー。
      みんな何かしら夢を見ているって聞くよね。でもそれを覚えていないことがほとんどだって。起きている間に経験したことや感じたことを消化するのも夢の働きだそうだから、大切なんだよネ。夢を見ないと消化不足になってしまう。Sachieさんの夢も具体的だねー(笑) 今の引っ越し状況も影響しているのかな? 色んな思いが形になって現れている気がする。
      そういえば先日、Sachieさんが夢に出てきたよ! すごいサバイバルな夢だった(笑)ディストピアな時代でね、アクティビストとしてグループに加わったらSachieさんがいた。何かの実験室みたいなところにかけこんで、Sachieさんに「絶えられないね。みんな自分のことしか考えていない。云々。。。」って言ってた… 濃い夢だったー。

      Sachieさんの町にもやっぱり移民の人達が流れ込んできているんだ…皆ドイツに行きたいって言ってるもんね。受け入れ体制も整っているのだろうし、これからの生活を築いていく上でもドイツは希望を持てる国だと思うんだろうな。でも、地元の人達の反応ってどう? 複雑じゃない? シリアだけじゃないけど、中東で起きていること、もうニュースでみたり読んだりするのも辛すぎる。

      Gusは元気よー。ほんと、ラッキーなワンコ。今さっき私の食べ残しのヨーグルトをたいらげて、顎ひげを白くして嬉しそうです。

      1. 難民に対する反応は、今のところ落ち着いてはいるように見えるけれど、これも今後次第じゃないかな。あまりにも数が増えたときは場合によってはそのための増税もあり得るかも?なんて話もチラホラなきにしもあらずで。そうなると不満の声が大きくなるかもしれないなーと思っています。アンケート結果などを見ると、多くの人が受け入れに寛大ではあるけれど、その中にも上限を設けるべきだという意見もあるよ。

        1. Sachieさん、こんにちわー。
          週末、楽しんでる? 
          そうだよね。。。一つの国がサポートできる数にも限界があると思う。着の身着のままでたどり着いた人たちに温かいきちんとした生活空間を与えてあげるのだって、国民の支援がなければできないこと。金銭的なことだけでなくて、社会的にも精神的にも受け入れられるかどうか、簡単なことではないよね。カナダはどういう対応をとっているのかな、って調べてみたんだけどよくわからなかった。

  3. すんごいリアルな夢だねー でもなんとなく分かるような、そのお友達の言葉がとってもポエティックで。
    そっちはもう秋なのね。心が季節と一緒に変容するときなんだね。
    今新幹線の中だよー

    1. tomさん、おはよう~。
      新幹線の中からのコメント、どうもありがとうー。ハードなスケジュールみたいだけれど、満喫されているみたいだねっ。Kumatoさん in Japan、とってもかわいらしかったです。そうそう、こけたときの怪我、少しましになった?
      夢、クリアーだよね。色んな人が登場してくるけれど、その役割分担をしているのも、セリフを与えているのも私自身。と思うと不思議なものです。Tomさんも夢みるでしょ? そんな感じがする。
      残りの滞在も楽しんでね!!

  4. ざわざわする気持ち、よくわかるような気がします。そう、私たちは移民ですね。そして、この国は移民で成り立っているのです。夢にフォーカスがいって、肉があまり食べたくなる時期は私もよくあります。そんなときはあまり肉を食べずに、静かに物思いに耽る日々が続きます。うまく言えませんが、papricaさんの記事の意味がよーくわかる気がしました。それから、私の夢に出てくる子供たちがいつも小学生以下の小さい姿です。今やみんな20代プラスなのに。夢に出てくる彼女らはいつも小学生です。papricaさんも夢に出てくる妹さんが今でも小さい姿なんですねー これはどういう意味なんでしょうねーー

    1. ボーダさん、お早うございます。
      もっと具体的に上手く説明できたら、と思うことを「よーく分かって」くださってありがとうございます。嬉しいです。夏のスイッチが切れて秋の幕が上がったと同時に、自分の中のセンサーが秋モードになって動き出したようです。とにかく、頭のなかの囁きとかつぶやきが増えました。それが「考えている」ことだけではなくて、ただ見て感じたことがあぶくのように湧き上がってくる、みたいな感じです。夢もそういうものを消化しようとして忙しいのかもしれません。登場する家族が幼いのはどうしてなのでしょうね。私の下の妹は、大抵5-6歳なんですよ。両親は今とあまり変わらない姿ででてきます。ボーダさんもVividな夢をたくさん見るんでしたね。お会いしたことはないけれど、それ、わかります!