今日は良い日。アマンダ・ゴーマンの詩。

アメリカ大統領の就任式。

前例を見ないかたちでの就任式だったものの「ほっ」とした。朝7時半くらいからネットのライブ映像を眺めていた。この日、晴れて良かったなぁって思いながら。

カマラ・ハリスの副大統領就任スピーチ、レイディーガガの歌う米国歌にじんとして、正にも負にも、アメリカという国のスケールと可能性の大きさをあらためて感じた。中でも、就任式に招かれた22歳の詩人「アマンダ・ゴーマン」と、彼女の朗読した詩「The Hill We Climb」に、肌が震え光を感じた。

全文はここにありました。→☆The Hill We Climb(英語)

抜粋だけど。少し我流に訳すと:

一日が始まるとき、私たちは問う、

この終わりのない暗闇の中で、どこに光を見つけることができるのか。

私たちが背負い続ける失ったものたち、

渡らなければならない大海原

獣どもと正面から戦った

「静寂」が必ずしも「平和」であるとは限らないということを学んできた。

一般に「正しい」と思われていることが

いつも公平に正しいものとされるとは限らないということも。

。。。

そうだよ、私たちは磨き上げられたものからはかけ離れている

汚れのないものからも程遠い

でもそれは、完璧な一つの総合体を生み出そうとしているというわけではない

私たちは目的を持った団結を生み出そうとしている

あらゆる文化、肌の色、特質や性格、それぞれの境遇を受け入れるべく国をつくっていこうという目的。

。。。

私たちは誰かを傷つけることではなく、調和を探し求めている。

少なくとも、世界に知らせよう、これだけは真実だと:

悲しみの中でさえ、成長し

傷ついても、希望をもち

疲れ果てても、諦めなかった。

。。。

日が訪れたとき私たちは暗闇の中から一歩外にでて、

光り輝き恐れることなく、

その暗闇を手放したとき新しい始まりが広がる。

なぜならそこにはいつも光がある。

光をみる勇気さえあれば。

光になる勇気さえあれば。

今日はいい日だった。

p.s. 今朝、プロの翻訳家さんの全文和訳も見つけました→「私たちが登る丘」(和訳)

「今日は良い日。アマンダ・ゴーマンの詩。」への8件のフィードバック

  1. 就任式はテレビでは見ていなくて、動画だけなのだけれど、本当に感激。そして、改めてここの記事を読んで、ジーンと来たよ。これからが大変だと思うけれど、アメリカなら出来るはず 🙂

    1. Sachieさん、こんにちわ♪
      大統領就任式を見るたびに、アメリカっていう国の可能性のようなものを感じてしまう。日本では首相が変わるといっても、しらーーーっとしてるよね。。。前夜にWashington Monumentの前に立っているバイデンさん夫婦とハリスさん夫婦の写真も美しかったよ。
      今回始めてアマンダさんが「読む」ところを見たんだけど、素晴らしかった。プロの翻訳家さんが訳した全文も今朝見つけたよ!

      本当にこれからが大変だけど、頑張ってほしい。

  2. 今日は良い日なんて思えることがとっても素敵だと思い出しました。

    1. tagnoueさん、こんにちわ!
      ありがとうございます。
      自分自身になにかすごく特別なことがあったというわけではないのだけれど、今日は良い日だったなって、晴れ晴れとした気分でした♪

  3. 私もとりあえずホッとしました。
    私の周りにもいろんな人がいるのがわかって、驚きばかりのここ数ヶ月でした。でも、とりあえずよかった。何かが解決したわけではないけど、これからちょっとでも良くなっていったらいいな。
    トランプ派の人たちには、あなた税金が上がってもいいの? と言われたこともありました。税金は上がってもいいです(笑)

    1. ボーダさん、こんばんわ♪
      お隣の国だから(というだけではないけれど)、アメリカの政治ニュースを耳にするたびに不安が募っていたんだなぁと思います。就任式を見て、「やったー!」という喜びよりも、とにかく「ほっ」。気の遠くなるような課題が山積みですよね。それでも人間性のある大人なひとが大統領に選ばれて、ほっ。
      色んな人がいるのですね。税金上がってもいい!

  4. どーなることやら、と心配していたけど
    無事に済んでよかった~
    恐ろしい事件が起こったりせず
    粛々とコンパクトな式典が進んだというニュースだけ聞いて
    詳細までは見なかったから、詩は彼女の肉声を聴かせてもらったよ
    とても聞きやすい声の持ち主だね
    記事にしてくれてありがとう

    そこにいつも光はある
    その通りだね
    光があるのだから翳も必ずついて回るけど
    暗闇の中にずっといなくてはならないわけじゃないな
    …と思いたいね

    1. アキラさん、コメントありがとう〜♪
      本当に、就任式が終わるまで気持ちがざわついていたよ。課題は山積みで4年かけても、開いた傷口をどこまでふさげるか、という感じだけれど、とにかくホッとした。
      アマンダさんは子供の頃は言語障害があって、人前で話すこともできなかったって言ってたよ。「光になることさえできれば」ってしめくくる彼女自身が、光を放っているなぁって思った。
      本当だね、光もあって翳もあって、それでいい! 

コメントは承認後に表示されます。