結婚式は絶対に神前式でと決めていたらしい。いくつか見てまわっていたときに、偶然母の知り合いの紹介を受けて「京都洛東迎賓館」という式場に決めることができました。
本当~に素敵なところだった~。吉田内閣の国務大臣だった大野木秀次郎さんのお屋敷で、当時、京都を訪れた数多くの文化人や著名人がこの迎賓館を利用されたそうです。住宅街にひっそりと佇んでいるオアシスのようだった。お庭とお屋敷の千坪の土地は、大きな木々に囲まれている。そのおかげで、あの大きな台風の被害もほとんど受けることなく済んだそうです。今はこうして一般に公開されていて、結婚式のない日にはお庭の見えるレストランで食事だけができるんだって。結婚式は一日に一組だけと決まっているのでせかされることもなく、ゆったりとこの迎賓館の雰囲気を楽しめます♪ おすすめっ!
出席したのは家族と友人を入れて三〇数名と、こじんまり。これくらいの人数だったから、アットホームでしっとりとした雰囲気にもなったんじゃないかな。たまたま待合室からトイレに向かうときに、最初の写真撮影をしているよっちゃんたちが見えた。慌てて(慌てる必要もなかったんだけど)、ゆきちゃんと葉乃を呼びに行き、縁側からよっちゃんたちの様子を眺めた。
白無垢姿のよっちゃんを見たとき、泣きそうになった。あんまりにもきれいだったのと、あんまりにもお母さんの結婚式の写真に似ていたから。空に飛び立っていくような鶴が刺繍で描かれたぽってりとした白無垢。柔らかい甘みのある白。よっちゃんの白無垢姿を後ろから撮った一枚を相方に送ったところ、後で「あの帽子、フォーチュンクッキーみたい。」と言っていた(苦笑)全くねぇ。
神職さんと巫女さんと雅楽を演奏されるひとが出向いてくださり、新郎新婦と両家の親とだけリハーサルがあり、そのあとすぐに式が行われた。ゲストは縁側に並べられた椅子に座り一通りの儀式を見ることができたよ。(ぼんやりとした写真は、披露宴の最後で流れたエンドロールからとったスクリーンショットです)
「神前式」というものをこういう形でゆっくりと見ることができたのは初めてだった。神前に備えられた山のもの・海のもの、雅楽の音、二人の加護を祈られる神職さんの言葉、三三九度。流れがとてもきれいだった。きゅうりやしいたけやリンゴやスルメ… をお供えして神さまにお辞儀をする。不思議と、とてもしっくりときた。見ていて心がすぅっとして、時折、ほろりときそうになる。
今回、こうして妹の結婚式に出席して、改めて気づき「良いなぁ」と感じたのは、日本人の「お辞儀」。
美しいお辞儀には「ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」の心があふれている。
欧米の「Hug・抱擁」も、私は大好きで、言葉はなくてもただHugしてもらって伝わる気持ちはたくさんある:「ありがとう、大好きよ、大丈夫、心配ないって、私はここにいるから」。ただ、「どうぞよろしくお願いします」はHugでは表現しきれない、かも。と思った。
そう。お辞儀だけで十分と伝わってきた。
お色直しでよっちゃんが着ているこの振り袖は、私たち三人姉妹が成人式のときに着たもの。最後にどうしてもこの着物を着るんだって決めていたらしい。そして、この一枚は、姪っ子が成人式に私も着るの!と決めているんだって。なので、よっちゃんがこうして父と並んで入ってきたとき、葉乃は両手を合わせゆきちゃんの方を振り向き、「母ちゃんっ、よっちゃんあの着物きてるーっ!」と。アイドルを見るようなキラキラの目でよっちゃんを見つめていたのでした(笑)
ゆっくりとひとつひとつのシーンが柔らかく流れていったようでした。みんながにこやかで、幸せな気持ちにさせてもらえた一日でした。父も母も途中涙のシーンもあったけれど、幸せそうで。よっちゃん、良い親孝行をしたなぁとおもいました。
一人より二人がいいね、と思える日々がいつまでもどこまでも続きますように。よっちゃん、幸せにね。お料理頑張って〜(笑)
素敵な場所で素晴らしいお天気の日に大事な式をあげられて、本当によかったね。妹さん、気品と美しさと喜びが溢れていてとっても素敵。姉冥利につきますね。
お辞儀の美しさと深みみたいなもの、写真から伝わってきました。お辞儀って個人の心意気や覚悟を表す時もあるよね。ほんとにじんときました。
いいお式になってよかったね。改めておめでとうございます。
makikoさん、どうもありがとう〜♪
本当にね、一体どうなるの〜って思ったよ。台風24号の後を追うようにして25号が迫ってきてたから。晴れて良かったよぅ。
いろんな思いが巡ったよ。末の妹は、私の中ではいつまでも20代前半っていうイメージがあったし、私や真ん中の妹とはまた違った性格で好き嫌いはハッキリしてわが道を行くタイプなんだけど、義理堅いっていうか。そんなよっちゃんもお嫁さんかぁ…と、しみじみしちゃった。
今回、あらためてお辞儀の美しさに気づいたよ。いいものだよね。すぅっと心をこめてお辞儀ができるひとでありたいなぁ、とも思った。こっちに住んでいるとすっかりがさつになっちゃって、ハグハグ〜ですませちゃうことばかりだし。どうもありがとう、makikoさん!
綺麗ー綺麗ー超綺麗ー超綺麗ー超綺麗ー!美しいねー本当に綺麗ねー幸せがいーっぱい静かな時間に流れていて、写真から溢れてくるよーーー これは感動して泣いちゃうね。おめでとうございます㊗️
tomさん、どうもありがとうね!
結婚式っていいよね♪ みんな〜が幸せな気持ちになれる。この式場のスタッフの方々も素晴らしかったよ。黒子さんのようにさささっと行動されて、気配を感じさせないっていうか。ほら、結婚式やパーティーってばたばたすることがあったりするでしょ?それがなくって、本当に和やかでゆった〜りとしてたよ。
姉の私が言うのもなんだけど、妹、どの着物もとってもよく似合ってた。お父さんとお母さんは大丈夫だろうか…って、そんな心配もしてしまったよ(苦笑)
どうもありがとう!
妹さんのご結婚おめでとうございました♫♬
お天気も晴れて良かったですね〜
式場も厳かで素晴らしい所✨
皆さんの着物姿も素敵ね(^ ^)
これからも ずっと末永くお幸せに〜祈ってます✨
ハナマメハハさん、どうもありがとうございます!
お天気だけは何を頑張ってもどうすることもできないので、ただただみんなで祈ってましたっ。本当に気持ちの良いお天気に恵まれてよかったです。
一日に一組だけという式場だったので、スタッフの方々も妹の式と披露宴に全力を注いでくださったように見えました。ゆったりと和やかな一日でした!
着物というのは気持ちが引き締まりますね~。お腹も引き締まってしまって、もっと食べたかったのに食べきれなかったんですよ。
何度かコメントを書いてくださったようでありがとうございます。コメント機能がわかりにくくてごめんなさい。少し修正をしようと思います。
papricaさん、妹さんのご結婚おめでとうございます!家族の喜びに包まれたお式だというのが、お写真から伝わってきます。白無垢素敵です♪
白無垢、私も着たかったな。うちは日本で式を挙げる余裕がなく、ましてカナダの家族が日本に来るなんて考えられなかったので手作り感溢れた地味婚でした。翌年従兄が神前で挙げたとき、羨ましく思ったのを覚えています。
実は来月もう一人の従姉妹がやっぱり神前でお式をします。残念ながら出席できませんが、幸せのおすそ分けを頂いた気分でいます。
素敵な日本滞在で良かったですね!
実は私たちもこの秋は日本にいました。娘の七五三で、私も数年ぶりの着物。グレーの着物(付け下げですけど・・・)を着ました。着物大好きなのでカナダに持ってきたいのですが、毎回スーツケースパンパンで諦めています。papricaさんのお着物、品がいいですねえ。 朱で締めておられて(お写真はぼけていらっしゃるのを載せていらっしゃいますが)とてもお似合いです♪
長くなりましたが、本当におめでとうございます。
kanaさん、温かいコメントどうもありがとう♪
とても和やかで、みんなが始終にこにこと幸せそうに笑っていたお式+披露宴でした。お式のときも披露宴のときも、ずっとお庭の緑に包まれていたっていうのが、あの「穏やかさ」の要因だったように思います。白無垢、いいよね〜。妹はとてもきれいでした。私のときはね、真ん中の妹がこちらで式をあげて、そのついでに指輪の交換を両親の前でしたの。それだけ!なので、きちんとした結婚式っていうのは、今回が初めてでね〜。そういう意味でも、よっちゃんは親孝行をしたなぁと思いました。親にしてみれば、こういう娘の姿も一度は見ておきたかっただろうし。
kanaさん、従姉妹さんの神前式を見れないの、残念だね。そうそう簡単に帰れないもんねー。
あらら〜、娘ちゃんの七五三! もうそんなに大きくなっちゃったの?! おべべ着せてもらって可愛かっただろうなぁ。kanaさんのご両親も喜んでらしたでしょ? 良かったね〜。やっぱりこういう行事は日本であげてあげたいよね!次は十三参り、かな?
あ、あのぼやけた写真で後ろに写っているのは(姪っ子の右)、真ん中の妹なんですよー。彼女は色が白いし柔らかい雰囲気なので、あの着物がとても良く似合ってました。私はシルバーグレーのを着せてもらって女将のようでしたっ(笑) 母は、娘三人+姪っ子が着物を着ているのをみて嬉しかったようです。
どうもありがとう!