週末に「The English Patient」を見た。映画館で最初に見たのは…1996年。
当時、ずいぶん話題になった映画でした。一緒に見た友達の中には、この映画そのものに恋に落ちたかのように、本を読み、映画も繰り返し見たという子もいた。15年前の私には、正直「ああいう形の情熱的な恋(人妻キャサリンとイングリッシュペイシェントの燃え上がる恋←彼が全身大やけどをして記憶を失う前の話ですネ)」がよくわからなかった。15年経って見てみると、ほんの少し印象がちがうかな。
と、少し期待をしましたが、感想はよく似たものだった。
- イングリッシュペイシェント役の「ラルフ・ファインズ」は、白いシャツがよく似合う
- キャサリン役の「クリスティン・スコット・トーマス」はなんて女性的なんだろう
- ハナ役の「ジュリエット・ビノシュ」、大好き
- キャサリンとラルフが情熱的に恋に落ちた瞬間から、それが自滅的なものであることが明らか
- キップがターバンをはずして髪を洗うシーンが美しい
- キップがハナに壁に描かれたミューロを見せるシーンが暖かい
- 最後に洞窟で一人寂しく息を引きとるキャサリンの孤独と恐怖を想像するだけで、理由がどうであれ、彼女をそんな場所に残して行った彼に憤りを感じる
- ハナがイングリッシュペイシェントを死なせてあげる最後のシーンに言葉を失う
2度目に見た、今回の方が、細かなところまでをじっくりと楽しめた感じがした。
それから、映画の中で流れている、ハンガリーのフォークシンガー「Marta Sebastyen」のこの曲。
この曲を聴くと今でもたまらない気持ちになる。