食リポート続きでお腹もいっぱいだと思うので。歩こうっ!
ローマの街はどれだけ歩いても飽きない。大げさではなく、本当に、角を曲がる旅に「あれ、なに?」「あ、また教会?」「わぁ〜、おいしそ〜」etc. etc. 行ってみよう!見てみよう!が途切れない。特に目的地もなく、目に入ってくる面白いものにめがけてずんずんと歩く、というパターンで散策をした私たち。にわか雨の間をぬって。
混沌とした街中も、そのクレイジーなリズムに慣れてしまうと心地が良い。疲れたら少し脇道に入ってみる。そうすると大通りでは見かけない街の表情が見えてきたりする。
旅も終盤にかかると、大きな美術館や教会は、もういいや、という感じだった。ローマのバシリカの中でも有名な「サンタ・マリア・マッジョーレ」を通り越し、私たちはそのすぐ近くにある「Basilica di Santa Prassede・サンタプラッセーデ」という小さな教会を訪れた。ビザンチン様式のモザイクが美しく、ひっそりとしたバシリカ。この教会の名前でもある「聖プラッセーデ」とお姉さん(妹さん)の聖プデンツィアーナ(サンタ・プデンツィアーナというバシリカもあるんだって)は迫害されたキリスト教徒を匿い、その後二人とも殉死した、っていう伝説があるみたい。
正面に描かれているのは全てモザイク。この日はマシモは一緒ではなかったので、彼の説明を聞くことができなかったんだけど、この教会のこと、もっと詳しく知りたいなって思ったよ。
↓は、サンタ・マリア・マッジョーレの聖堂。
この辺りをブラブラと歩いていて、素敵な靴屋さんを見つけたよ〜。皮がすんごく柔らかそうで、淡い色に染められたショートブーツなどがとってもキュートだった。欲しいな〜って思ったんだけど、手荷物持って歩くのが嫌な私… 「もし、次回にこの道を偶然歩くことがあったら、その時には一足買おう!」と決めてさようなら。
ローマは都心部(?)もゆるやかな起伏があって、降りて、登って、脇道にそれて、という風に歩いていると、本当に色んなものが見えてくる。
ローマフォーラムの東側にある「トラヤヌスのフォルム」の辺りに出てきた。いきなりどかーんと、一段低いレベルに古代の都市が現れるのもローマの街。
初めて古代ローマの皇帝たちのフォーラムを実際に目にした時には、どこをどうやって把握していいのか全く分からなかった。後でネットで調べてみて、復元図を見てようやくそのスケールと意図が何となくつかめた。それでも、何度見てもやっぱり驚いてしまう。
旧と新が重なりあう街。
なんでもない通りが素敵です。
カンポディフィオーリにも行ってみたヨ♪ 色とりどりで楽しかった〜。
でも、この市場はよく知られているだけあり、観光客向けのセッティングがされている雰囲気もあった。それは少し残念だな〜と思った。
マシモに連れられて入ったサン・ロレンツォ地区のバールにて(↑)。なんでもない普通の風景が、よそ者の私には妙に新鮮でした。
噛めば噛むほど味わいが深まる。ローマってそんな街だと思う。ますます好きになりました♪
さて、この旅リポートとあと一回で終わりますっ! 相方と私が今回ローマで一番楽しんだ美術館です♪ あと一回〜。やっとこさっ。
*お知らせ:写真の上でクリックすると写真が大きくなります。写真の外側でもう一度クリックすると閉じます。試してみてね☆