新入りの桃色の芍薬

まとまった雨が降ったあとに庭の草花を見て回ると、地面に顔を突っ伏している花たちがある。終わりかけの花であったり、水を含んだ花の重さに絶えれなかったり。日曜日にはそんな花をレスキューして、大きめのガラス瓶に束ねて入れて、外のテーブルに置いた。

そんな「お顔突っ伏し組」のひとつが、今年ひとつだけ蕾を付けた桃色の芍薬。ひょろっと一本だけ茎を長く伸ばし、地面を這うようにしてそこで蕾を膨らませていた。ピンポン玉の二周りほど大きくなったので、切ってレスキュー。

以前に、小さすぎる芍薬の蕾を切り集めて失敗したことがある。あまり小さくて蕾がまだ硬すぎると、切り花にしても開かないことを知った。

地面の上で転がるように大きくなっていたので、少し形がいびつなんだけど。きれい♪

庭にある大きな芍薬の株は、えんじ色。違う色の芍薬を見てみたいなと思って、小さな球根を買って植えたのが1年半ほど前のこと。今年は葉っぱしか見せないのかなぁと思っていたので、変な咲き方だけれど蕾を見たときには「はぁっ♡」と嬉しくなった。どんな色のどんな姿の子なんだろうなーって。

花瓶に入れてから数時間のうちに、ふわ〜んと開き始めたよ♪

こんなお顔だったー♡

きれいだなぁ。

感動して見つめてしまった。

一体何本の「しべ」があるのだろう。

待ちに待ったひとつだけの蕾の「オープニング」だったので、写真を数枚撮りながらうっとり。すっかり「芍薬桃子(?)」のフォトシューティングになってしまった。

来年は蕾の数、増えるかな〜。

あ、もう一組。お顔突っ伏し組より。

このちいさなビオラ(畑でパーティ開いている子)の顔をみると笑ってしまう。なぜか「ひょっこりはん」を思い浮かべてしまうんよねー(笑)。ビオラの色合いとマルガリータさんの薄いピーチ。このコーデ、かわいい。

もう少し雨が降って、その後は気温が上がる予報。ようやく夏らしくなるかな!

6月はじめの庭の花

5月のはじめに職場でがらっと「再構成(?)」があり、それからなんだか妙にバタバタと忙しい。気持ちが「wound up」したまま家に帰る。ねじ巻きのおもちゃのねじを巻き過ぎた状態。家に帰って相方と話すスピードやリズムが異常にスピーディで、その私の wound up したスピードに付いてこない相方にイラついたりする。Gusと散歩に行き、夕食を食べて、相方と一つドラマを見る頃になってようやく気分が解きほぐされて居眠ってしまう、というパターン。だったら早く布団に入ればいいんだけど、ここで一つポストをアップするという作業が、リラクゼーションだったりするのです。調律、してくれる。

芍薬

今日の写真は先週撮ったものなので、この花たちは今日の姿よりも若々しくみずみずしい。うちの庭の芍薬も、先週はまだこんなまん丸のつぼみだった。きゅぅ、っていう音が聞こえそうなくらい、しっかりとつぼんだ蕾。ご近所さんは、薄い桃色や真っ白の芍薬を育てていて、きれいだなぁ〜ってうっとりと眺めてしまう。特に白い芍薬のあの「まろやかな白」がたまらない。

去年の秋の終わりにハーブベッドで「場所替え」をした。大きさや背の高さをバランスよく整えようと思って。そんなことをした為か、今年は無理やり移動させられたハーブの花たちは元気がない。ショックだったんだろうな。

で、植え替えなかったものたちは、とても元気。このイングリッシュタイム(↓)は、ここに越してくる前に住んでいたところから持ってきたもの。古い古い株です。

junegardenflowers2

うちには2種類のタイムがあるけれど、私も相方もこのイングリッシュタイムの方を好んで食べます。どうにか種をとって、少し増やしたいな、って思うものの、上手く種の収穫ができません。ふむ。

チャイブ

チャイブは6月に入ると、ドライフラワーのようにぱさついてくる。振るとかさこそと種の音がする。

芍薬の花

あんな小さな蕾の中から、これだけのレイヤーの花びらがでてくるんだから、マジックです。そうそう、写真の「背景ボケ」の「ボケ」って、英語で「boke」っていってそのまま使われているんだよー。最近知りました。How to create a great “boke effect” (どうやって上手くぼけ効果を出すか)みたいな風にして。あはは。

あと2日っ!

*Doodle Marathon update:bad posture bad hair →☆

 

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Goodies#14:Peony/芍薬(しゃくやく)

Peony = 芍薬(しゃくやく)は、好きな花のひとつ。
毎年、5月には花を咲かせるのだけど、今年は寒いからツボミに色を付けて、そのままぎゅっと固まったように咲けずにいた。その芍薬のツボミ、昨日は晴れて気温も21度と温かかったせいで、今朝すっと開いていた。

peony

あの、キンカン程の大きさのツボミの中に、これだけの花びらのレイヤーがつまってる。いつも感心して眺める。こんな色のふわるわとしたレイヤーのドレスがあれば着てみたい。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は...」なんだったっけ? 歩く姿は、「ユキヤナギ」?しなやかにふらふらと。違うでしょ。

調べました。正しくは、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」でした。江戸時代のことわざ辞典「たとえづくし」にも記載されているそうです。着物を着た女性の美しい姿を表現したことわざ。昔の人は上手に例えたものです。英語でもPeonyの花の意味を調べてみると、Japanese Peony Meaning のページ見っけ。そこでは小林一茶と与謝蕪村の「芍薬の句」がいくつか紹介されていた。これ。

The peony is this big!
the child’s arms
outstretched
(一茶の句)

これ、現物の句(?)はどんなのなのだろう。日本語から訳された英語を、再び日本語に直訳すると「しゃくやくがこんなに大きい!/こどもの腕が/大きくのびる」??? 俳句のセンス、ゼロまるだし。一茶は生涯をかけて約2万句書いたらしい。その中の84句で芍薬がモデルになっているのだそう。魅せられる理由はよくわかる。

昨日は朝からとばしすぎたせいか、昼間、一番暑いスポットで雑草抜きに精を出したせいか、今日は元気レベルが昨日の半分くらい。なので、花の写真をとってのんびり水やりなどをした。その間もGusは繰り返しボールを私の目の前に落とし、「あそぼうゼ」の目で見つめてくる。投げてやると嬉しそうに持ってくる。何度繰り返したか。こやつは疲れを知らない。

おまけのGus写真。

「遊ぼうぜー。」

border terrier gus1

border terrier gus1

border terrier gus1

border terrier gus1

もう一回。投げて...