まったりとはこういう日のこと

昨日の日曜日は「まったり」という表現がぴったりの一日だった。

。。。と、「まったり」という表現をググってみると「近畿方言で主に味覚を表す擬態語として用いられた(ウィキより)」らしく、本来は「柔らかさのなかにコクがある様子、重みがあって奥行きのある様子をいう言葉」なんだってね。ほほぅ。90年代ころから「のんびりと落ち着いた様子」という意味で全国的に使われらしたらしい。

そ、まったり。

ビクトリア 雨

ミゾレのような雨が降り続いた日曜日。土曜日に人をよんでお酒も飲んだというのもあって体が重く、いつもの3分の1ほどのスピードしかでなかったもんで。よって、予定していた「To Do」リストの3分の1しかこなせなかったのでした。

ひとつは、昔に描いた絵の「Cleaning up」。

wetcoldday3

2003年10月に、日本産の最後のトキ「キン」が死んでしまったときに描いたディプティッチです。生息地を失い、全くの最後の一羽になったキンはどんな思いで生きていたのだろう(もし、「思い」があるならですが)。

この古い絵を、相方が額に入れてくれるそうです。わーい。ディプティッチは額に入れるということが難しく、この状態で本棚の上に放っておいたので正直とても嬉しい。

wetcoldday2

白い部分がホコリやらなんやらで汚れていたので、下地のジェッソでタッチアップした。ただそれだけなんだけど、とっても久しぶりに筆を手にとり、ぺたぺたするのが楽しかった。どんな風にフレームにはいるのか、楽しみです。

で、もうひとつ、リンゴのフランを焼きましたー。実は土曜の夜のデザートにも同じものを焼いたんだけど、とっても美味しかったので。余っていた材料でもう一回!

りんごのフラン何が美味しいって、バターで軽く炒めてカルバドスのシロップにひたしたリンゴが美味しいの〜。まさに「まったり」だよっ。それだけをバニラアイスにのせて食べても美味しいはずっ。あ、以前に紹介したレシピはココ→☆

アップルフラン

一人で4分の1、余裕です。あっさりと、重たくないデザート。大人の風味。

ミゾレの雪が雨に変わり、外はぐちょぐちょです。明日もこんなのかな〜。こんな天気の中、Gusと散歩に行った相方の撮った一枚。

タグボート

小さいのにものすごい力を発揮するタグボートは、私も相方も大好き。大きな家を乗せたフロートなんかも、なんなく引っ張って行っちゃうんだもんね。かっこいいぞ!

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アップルフラン by Julia Child

先週紹介した「鴨肉のロースト with オレンジソース」のレシピは、Julia ChildさんのFrench Cookbookのものでした〜。ジュリア・チャイルドっていうと、フランス料理研究科として60年代に話題を呼んだ女性。数年前だったっけな、「Julie & Julia(ジュリー&ジュリア)」っていう映画で、注目されなおしてたよ。レモンさんのコメントに同感で、私もこの映画そのものは「つまんねぇ」って思ってしまったんだけど、お料理シーンは『おいしそうだな』とごっくん。この映画のあと、本屋さんには北米人向けに計量方法を書きなおしたジュリア・チャイルドのお料理本が並んだりした。日本語では出てないのかな〜。とにかく、私たちの持っているバージョンは、古いものなので字ばっかり。

あの、鴨の夜のデザートとして、同じレシピ本の「アップルフラン(Apple Flan)」を同時進行で作ってたのでした。庭のリンゴの消費のため、今日もまた一つ焼いたよ。

ジュリアチャイルドのアップルフラン

アップルフランは分量とステップだけ把握したら、それほどややこしくないよっ☆ なので紹介しますね〜。

アップルフラン by Julia Child

材料A フランの生地:

  • 牛乳 1C
  • 砂糖 2オンス(約55g)
  • 卵 3個
  • バニラエッセンス 大さじ1
  • 塩 小さじ 1/8
  • 小麦粉 2.5オンス(71g)

材料B リンゴの部分:

  • リンゴ 570g(大=2〜3個、中=4個)
  • バター 2オンス(55g)
  • カルバドス、ラム酒、コニャックなど 1/4 C
  • シナモン 小さじ 1/8
  • 砂糖 50g

まずはリンゴの準備から。リンゴ(酸味のあるシャキッとした種類が良し、グラニースミスなど)は皮を向いて3~5mmの厚みにスライスする。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

フライパンでバターを温め、リンゴにうっすらと焼き色がつくまで炒める。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

火を止めて、カルバドス、シナモン、砂糖を加えます〜。カルバドスはリンゴを原料とする蒸留酒。普段、こんなお酒は飲まないんだけど、このフランの為に買ってきたよ。無しでもいいか〜って思ったものの、イヤイヤ。4分の1カップも必要ってことは、省くわけにはいかんでしょ。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

アツアツのリンゴにふりかけると、もんのすご〜くいい香りがするよ〜!で、このカルバドス+砂糖+シナモンに30分ひたしておきます。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

こ〜んな感じ(↑)。これだけをバニラアイスにのっけて食べても、最高に美味しいと思う。ひたした後は、リンゴをすくいあげ、残ったシロップもとっておく。これは後でフランの生地を作るのに使いまーす。

フランの生地の方はとっても簡単。上のAの材料を全部、フードプロセッサーかブレンダーにいれてしまう。注意!することは、牛乳を1カップとありますが、上のリンゴのシロップと牛乳を合わせて1カップにします。

この日、シェフだった相方は、牛乳の代わりに「バターミルク」を使ってみたい!って言い張ったので、結局「レシピ通りのバージョン」と「バターミルクバージョン」の二つを作ったんよー。バターミルクバージョンでは、うちの庭のリンゴを使った。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

お料理の仕方、台所の使い方、人それぞれよね。うちのカウンタースペースは限られているので、私は性格的にも「使ったら片付けて次に進む」タイプなんだけど。↑↑の相方の散らかし様といったら。。。蓋やらペーパータオルやら道具やらがあちこちに散乱して。。。なんで小麦粉入れの蓋が目の前の本の上にあるのー! スーシェフの私、片付けたい気持ちをぐっとこらえ、やりたいようにやってもらいました。作るべきものが出来上がれば良しとしよう、と。

さて。フランの生地の材料を混ぜ合わせたら、「半分の量を」バターを塗ったガラスの容器に注ぎ込みます。そして、その器をストーブトップに直接おいて、弱めの中火で温めていきます。

アップルフラン by ジュリアチャイルド

何をしているのかというと、下の部分に火を通して仮に固めてしまうのです。このステップでは絶対に目を離さないこと! ふつふつと泡が見えてきたらオッケー。ホットケーキを作るときの要領と同じ☆ もうすぐひっくり返せるかな〜ってときに、火から下ろして。

人それぞれ。

その上に、バターで炒めてシロップ漬けにしておいたリンゴのスライスを並べます〜♪

ジュリアチャイルドのアップルフラン

そして、こうして(↑)残りの生地を流し入れる。ま、りんごが挟まったホットケーキの様なものだね。

175度(華氏350度)で約45分。表面に焼き色が付いたら出来上がり〜。

ジュリアチャイルドのアップルフラン

ね、こんな風(↑)☆ 卵がいっぱい入っているからか、カスタードプリンみたいな優しい味がする。生地の部分がまったりとした柔らかい甘さなので、このフランに使うりんごが「爽やかで少し酸味のある種類が良い」っていう理由にも納得。

さて、お友達にはどっちがどっちのバージョンって言うのを言わず、AとBとだけ言っておいて、どっちの方が好きかを言ってもらいました。ビックリすることに、相方の実験「バターミルクバージョン」に軍杯が上がったぞ〜。バターミルクの入っている方が「クリーミィで、少し酸味があって、そのバランスがいい」との感想。

ということで。これからは牛乳の代わりにバターミルクかヨーグルトを使うことに決定☆ お天気の悪い週末に、是非、お試しあれ〜!

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