秋の入口

週末、土曜日はすっぽりと霧に包まれていた。

小ぶりのシュウメイギクがかわいい。

あぁ、もう秋だなぁ、という一日。あんなにもカラカラに乾いていた全てが、細かな水滴でしっとりとして秋独特の匂いもし始めた。

週に二回、職場の私たちのグループで、その時間に入っている学生さんスタッフも含めてのキャッチアップミーティングがある。今日もひとつあった。とてもカジュアルなもので、直面している問題(システムの不具合など)や大きなアップデートに伴う変化を連絡し合ったり、質問をしたり。余分な時間があるとミーティングのリーダーがひとつ楽しい質問をして、順番に答えたりする。今日は「What’s your favorite thing to do in the fall(秋にすることで一番好きなことは何?)」だった。いつもは私は最後の方なのに、今日は一番に聞かれたので戸惑ってしまい、「えーっとえーっと。。。食べる!パイとか、秋は食べる!」と答えた。笑。

若い学生さんたちの答えの中で多かったのが「散歩に行く」「アイスクリームを食べながら毛布にくるまる」「温かい紅茶を飲みながら雨音を聞く」「スカーフを巻いて長い散歩に行く」などなど。なんともしっとりとした答え!ゲームをする、なんて答えた子がひとりもいなかったのには少し驚いた。

ま、私は答えた通り「食べる」の秋だけれど、確かに秋は散歩も気持ちが良い。

霧が晴れた日曜日の午後。風を避け、岩の片面にかたまって昼寝をしていたカモメたちを驚かせているチューイ↑↑

ぶわーーーっと飛び立つ様子が楽しかった→☆インスタにアップした動画

晴れてきたところで久しぶりに庭仕事。先日の仔ウサギの件があったので、フェンス沿いの鬱蒼とした草やらなんやらを刈り込んでしまおうと思った。スッキリさせてウサギが侵入してもくつろぎにくくしておこうと。

Before & After

ここまでスッキリさせて、ウサギの通り道をまた一つ見つけた。わたしのゲンコツほどの大きなものだった。その辺りをチューイがひっきりなしに匂いを嗅いでソワソワしていたので、まだ新しい匂いがあったんだと思う。

ずいぶんスッキリした!

少しずつ片付けをしていかないと。この冬の間にアレとアレをあっちに動かして、、、とメンタルメモを取りながら(←忘れるんだけどね。。。)。

晴れている秋の日の野良仕事は気持ちが良い。ビクトリアはもうすっかり秋!

日曜の朝より。Gusを想う。

朝夕、随分ひんやりとし始めた。チューイの朝の散歩のときにはうす手のジャケットを着る。

日曜の朝は平日よりも1時間ほど遅い時間に散歩をする。家に戻ってコーヒーを入れ、マグカップを両手で包みながら庭に出た。日が高く上がらなくなってきているので、朝の8時前だと限られた場所にしか朝日が届かない。

折りたたみの椅子を朝日の「ひだまり」の中に移動させ、座る。植物たちは朝日が好きなんよね〜って思いながら、目を閉じる。コーヒーをすする。

眼の前に。

クリックすると画像が少しシャープに見えるよ。

光ってる。

一瞬のこと。

駆け足でカメラを取りに戻り(なんだなんだとすぐあとを追いかけるチューイ有り)、なんとかとらえることができた光るエキナセア。

終わってゆく美しさです。

Gusが突然、最初の発作を起こしたのが秋だった。透き通る光の中で写真を撮った翌日、月曜の朝だった。新月だった。

なので、柔らかい秋の光に包まれるとGusを想う。朝日を感じながら、少し泣きそうになってしまった。

眼の前で笑っているチューイに、少年の頃のGusが重なってね。Gusはテニスボールを草むらで見つけるのがめちゃくちゃ上手くて、誰かがなくしたボールを見つけてきては、得意げに笑っていたなーって。

次男坊、チューイ。やんちゃくれで、今日もボールをくわえながら全力で私に「膝カックン」をしてくれた。ホント、前につんのめってこけるのも時間の問題じゃないかと思う。やめてほしい。あ、でもね、最近、私が本気でカミナリを落として怒ると、「はっ」と一瞬とどまるようになった。

ハチドリたちはGusのメッセンジャー(と私が勝手に決めている)。今日も新しい砂糖水をフィーダーに入れてあげると、すぐさま一羽やってきた♪

Gus、私たちは元気にやってるよー。

桜マークの日曜日と初・タトゥー【夢】

今日は自分でもよく働いたなぁと思った。

朝、書き出したリストのほとんどを消せた。

「今日は桜マークの日だなー」、なんてホクホクしてしまった。

犬飯作り、ボーンブロス作り、芝刈り、落ち葉集め、Gusのロング散歩、掃除機、りんごの処理(今週は乾燥リンゴ)… うん、よく動いた。

昨夜は眠くなる風邪薬を飲んでしっかり眠れたからだ。今日から冬時間で、時計を一時間戻したので、その分一時間長く眠れた(?)っていうのもある。本当に睡眠って大切。8時間きちんと寝ただけで、翌日のエナジーレベルがぜんっぜん違うやもんね。気分もいい。

さて。そんな良質の睡眠で、夢をみた。最近また不思議な(?変な)夢をよくみているのだけど、昨夜のも「まったくどこからこんなネタをみつけてきたんだろう??」と、とってもランダムで典型的な私の変な夢だった。

***

電柱に張ってあった広告のひとつが目についた。

「有名なタトゥーアーティストのタトゥーが50%OFF!!」

よく読んでみると、ロスアンゼルスで話題のタトゥーアーティストがファンドレイジングをしているという。とても有名なアーティストたちなので、彼らのデザインはこの辺りの相場(タトゥの相場がどれくらいかなんてわからないけど)の7〜8倍はするらしい。そんなアーティストの作品を、今なら半額で腕に「いれて」もらえるという。

条件は、「三人一組で予約すること」「デザインはアーティストに任せること」「左腕に限定」だった。

私は友だち二人と一緒に列に並んでいた。

順番が来ると三人のアーティストの前にそれぞれが座り(選べない)、左腕を差し出す。私のアーティストはスパイキーなブリーチヘアの20代後半くらいの女の人だった。彼女は私の手首をつかみ、左腕の内側、肘から手首のあたりを細い指で上下になぞった。

「え?そんな肌の柔らかいところにするの?」と不安になったものの、何も言えない。友だちも黙って腕を見せているし。

3人のアーティストが頷く。ハイテクなコンパクトレーザープロジェクターが腕の上にかざされ、アーティストがこれから腕にいれていくタトゥーのデザインが映し出された。

私の腕のタトゥープラン。

。。。よしながさゆり。

「よしながさゆり」と葉っぱ(?)と点々

wait.」

言ってしまった。

点々(dots)はいい、葉っぱもまだいい、痛いのも我慢する。でも「よしながさゆり」を腕に刻み込むのはいやだ。

ブリーチヘアのアーティストはじっと私を見ていた。何も言わなかったけど、「今、ノーっていったらもうこのチャンスはやってこないのよ」という目だった。

でも、やっぱり「ノー」だった。私の友だちも黙って立ち上がって「ノー」の顔をしていた。良かった!

なのに。友だち二人は「ノー」の決断をしたかわりに、アーティストに「贈り物」を手渡していた。

なにそれ。そんなん知らんやんっ。わたし、贈り物もってきてないよーーーーっ!

友だち二人がにこにこへらへらしながら贈り物をわたしているのを横目に、わたしは無言のアーティストの前でじっと座って退散するチャンスをうかがっていた。

***

変でしょ?

今日は最高にいいお天気だったんだー。

今週からまた始まる雨の日々にそなえて、しっかりお日さまを浴びて光合成をした一日だった。

明後日はアメリカ大統領選挙。そわそわするなぁ。