ビーチ&トレールの最終日: Conrad Beach, Salt Marsh Trail, Rainbow Heaven Beach

いよいよ最終日後半!

心が洗われたビーチと湿原とトレール散歩。それがこの後半の:

  • Conrad beach(コンラッドビーチ)
  • Salt marsh trail(ソルトマーシュトレイル)
  • Rainbow Heaven Beach(レインボーヘブンビーチ)

Conrad Beachでは、ビーチまでの湿原がとても幻想的だった。

車を止めた場所から海岸まで、ウッドデッキのような道が続いている。海岸に行き着くまでの風景が本当に素敵。

こういう「道」がとてもきれいに整備・維持されているのが素晴らしい。自然の景観を妨げない「Low impact」なデザインで。

その両側に大きく広がる湿原。

私の住むビクトリアのあたりではこういう「Marsh・湿原・湿地帯」を見ることがない。バンクーバー島でも北の方に行くと湿原があるようだけれど。長い草が揺れ鏡のような水面に空と木々が映り込み、水鳥たちが線を描く。たまりません。

あまりにもきれいで、うっとりとしてしまった。

こんな風景をゆっくりと歩いて行った先に、Conrad Beachが大きく広がった。

霧(靄?)がかかっていて引き潮だったからか、夢を見ているような風景。

生きものというと、この浜辺から湿原に続く「Dune(乾いた砂の斜面)」には「Piping plovers」という小鳥が生息していて巣を作り子育てをするんだって!これがまぁ。。。かわいいのっ!!小鳥についての看板もあり、Piping Ploversは守るために、海岸では濡れている砂浜を歩くようにってかいてあった。興味があったらこのPiping Plovers のビデオを見てみて→

こういう景色、初めて見た。

私の思い描いていたノバスコシア州・ハリファックスというと、荒々しく厳しい冬と海、海と暮すたくましい人々、というかなり単純なものだった。こんな風な穏やかで幻想的な風景があるなんて、思いもしなかった。

コンラッドビーチの後、TさんとYちゃんの好きな「Salt Marsh Trail」に連れて行ってもらった♪

ここでは少し「蚊」にたかられた!蚊がいるから早足で歩くよ!という指示。笑。ビクトリアで蚊に刺されることは滅多にないので、顔の周りや髪の毛にまで蚊がくっついて回る、っていうことがなかなか新鮮だった。そりゃそうよね。湿地帯があり、湿度がそこそこあるなら、蚊が生息するよねー。

このトレールも素敵だった☆ 道の両側が湿地帯なんだろうけど、「Salt Marsh」だから海水なんよね。

ここでも磨かれた鏡のような水面。私、こんな風なちょっと曇った空の色とも好き。

TさんとYちゃんは、コロナでロックダウンになっていた時期、このトレールを端から端までよく歩いたんだって。連れてきてもらえて嬉しかった♪

こういう独特なエコシステムにだけ生息する生きものもいるんだろうなぁ、なんて思いながら歩いていたら、Tさんが「ほら、Cormorantがいるよ。」と教えてくれた。↓↓

ぱかーっと羽根を広げたままかたまっていた。笑える。

日本語では「う」よね。鵜飼の「う」。この一羽がかわいくて。羽根を大きく広げてゆっくりとパタパタしたり、ぶわーんと広げたままかたまっていたり。「羽根を乾かしているんだよ」ってTさんが言ってた。笑える。。。水鳥だからまたすぐに濡れるのに、乾かしたい気分なんだねぇ。

最後に「Rainbow Heaven Beach」にも連れて行ってもらったんだけれど、そこでは写真を撮らなかった様です。ビーチの雰囲気はConrad Beachに似ていて、砂浜が少し赤っぽかった。高い椅子に座ったセーフガードの若者もいたので、家族連れに人気のビーチなのかも。レインボーヘブンビーチでは、Tさんが若い頃に友だちと集まって飲んで遊んだらしい。昔は「Rainbow Dyke(?Dike)」という名前だったけれど、「虹とダイク」というと、今では「ゲイ(ダイク=男性的なレズビアン)」っていうイメージになってしまうので、レインボーヘブンになったらしい。

すっかり満たされて良い気分で帰宅。

最後の夜にTさんが作ってくれたスペシャルドリンク!

Dark & Stormy

きれいでしょ?? まずジンジャービールを入れてそこにダークラムを注ぎ、最後に「australian bitters」を少し加えたカクテル。

コレがとっても美味しくてスカッとした!

東海岸のなんとも言えない美しい風景を十分に楽しんだ最終日。美味しいカクテルをいただいて、そして、Yちゃんがすごーーーく楽しみにしていたボードゲーム「Dix It」をみんなで楽しんで。←Yちゃん、めちゃくちゃ嬉しそうだったー。「それではゲームを始めますよ~」なんて言って、かわいい。

そして締めに、Yちゃんお気に入りのアイスクリーム屋さん「Leonidas」でソフトクリームのチョコレートディップ!

お姉さん、かわいい。ソフトクリームを丸ごとチョコレートにどぼん。

ベルギーチョコに丸ごとコーティングされたソフトクリーム!こんなの全部食べれなーい!なんていいながら完食しましたっ。いや、チョコが美味しいから食べれてしまった。YちゃんとTさんが食べていたチョコミルクシェイクも美味しそうだった。。。

以上!

4日間、本当に楽しいときだった!20年ぶりだなんて感じることもなく、出会った当時のノリで喋って笑って。初めて会ったTさんは、とっても気さくで話しやすくて親切で。変に気を使うこともなく(←わたしがね)おしゃべりも楽しかった。

あ。そうだ。一つ面白いなって思ったのは、学生の頃のワタシたちは「Mr. Rightの条件は、、、」なんてことをつらつらと言い合って騒いでいた。Yちゃんはリストに上げていたその通りの男性(Tさん)と結婚し海の側で暮らしている。そして今回、私たち3人が「そうだねぇ。。。」とうなずきながら話したことというと「健康トピック(親や自分の)」。

20年後のわたしたちは、どんな話で「そうだねぇ。。。」って言ったりしているのだろう。なにか条件リストなどを作ったりするだろうか。

Tさん、Yちゃん、素敵な思い出をありがとう〜♡ Sちゃん、「行ってみる?!」って背中を押してくれて、一緒に旅してくれてありがとう! また近いうちに再会しようね!

*長々と旅記録にお付き合いくださってありがとう、みなさーん!

二日目:港町観光・ペギーズコーブ

盛り沢山な滞在二日目の港町観光。終盤は有名なペギーズコーブ(Peggy’z Cove)へ!

途中、St. Margaret Bay に面したクリーブランドビーチ(Cleveland Beach)で小休憩。

どこまでも続く海岸。いいなぁ。

やっと着きましたっ。この赤と白のライトハウス!

1915年に建てられたそうです。ノバスコシア州にある160の灯台の中でも、おそらく一番人気で一番写真に収められてきた灯台だろうって。見ての通り、沢山の観光客が群がっていたよー。

ここについたのは夕方5時頃だったかなぁ。インフォメーションオフィスがちょうど閉まる頃だった。昼間だともっとひとが多かったかも。とても絵になる灯台だから、ひとが集まるのも無理はない。大きな岩はつるんつるんでね、突然の大波や、足をすべらせることがあるから要注意!という看板もあった。それでも淵に柵があるわけでもなし、それぞれの責任で気をつけて歩きましょう、という感じ。

この辺りの大きなつるつるの岩は何なんだろう、、、と後で調べてみると「granite(花崗岩)」らしい。

古いボート、小さな箱のような家、広い空。観光地なのに、何故かじわじわと生活感があるというか。漁村っぽい(←っていう友だちもいた。笑)薄曇りの空の下こうして眺めていると、冬の寒さは半端ないんだろうな、と思わずにはいられなかった。

デッキのすみに積み上げられている「かご」↑↑はロブスターをとるためのものだと思うよ。

Tさんは「ペギーズコーブがなんでこんなに人気があるのかわからない」って言っていた。ノバスコシア州の他の灯台も見てみたいな。この日通った道はとても運転しやすそうだったので、ハイウェイじゃなかったら私でもゆっくりと緊張せずに運転して回れるかなーなんて思った。

帰りにYちゃんとTさんの家の近くの「ビール醸造所(Brewery)、Nine Locks」で、Tさんがこんなビールを選んでくれた♪

Nine Locks のオリジナルグラス。

さっぱりとして美味しい!!普段、アルコールは飲まないんだけど、いやーーー、美味しかった! Tさんのグラスのコレクションがすごくてね、「コレを飲むときにはこのグラス」っていう風に楽しむんだそうで。私が頂いたこのビールには、こんな可愛らしいグラスを選んでくれましたー♪

この夜は帰りにピックアップしたハリファックスの「フィッシュ&チップス(プラスアルファ)」と、Tさんのコールスロー。そう、Tさんは、食べることが大好きでこだわりもあり、お料理も上手!好きなんだってー。いいよね〜、お料理上手な旦那さん。

魚は「Haddock(こだら)」。ホタテとアサリのフライもあり。ビクトリアのフィッシュ&チップスで食べる魚よりも身がきゅっとしまっていて美味しかった♪ Haddockは私好みの魚だ。アサリのフライも美味しかったよー。衣もベタつかず、ナイス♡

そうそう、こんな面白いものも見せてくれた↓↓

古くからある地元のKrispy Kraut!

昔からあるザワークラウト。牛乳パックにはいっている。イラストはもちろんBluenose(だと思う!)。

Yちゃんの素敵な一枚(許可をもらってます)☆

最初、私と同じような小さなグラスで飲んでいたのに、Tさんが大きなグラスを出してくると、ためらわずにさっと手を伸ばし「あ、じゃ、まぁ、はいはい。」と飲み始めたYちゃん。いやぁ、Yちゃんすげーーー!って笑ったのでした〜。

なんとも盛りだくさんな2日目港町観光!!! Yちゃん、Tさん、どうもありがとう〜〜〜!

二日目:港町観光・マホーンベイからルーネンバーグへ!

港町観光、続くよー!(写真多いです。記録用。)

チェスターベイを出たあとに向かったのはマホーンベイ(Mahone Bay)

その途中、ふと思い出して「ねぇ、Oak Islandって知ってる?」とTさんに聞いてみた。「Oak Islandはマホーンベイの手前だよ。なんで知ってるの?」とTさん。

あのね、Curse of Oak Island ってテレビ番組があるんですわ。オークアイランドに秘宝が眠っているっていう伝説を信じている兄弟とその仲間たち(笑)が、この小さな島にたくさん穴を掘って宝探しをしている、というシリーズ。もう諦めたら~って呆れながらも、新シーズンが始まると思わず見てしまう私と相方。

親切にも、そのオークアイランドに立ち寄ってくれた!向こうに見えるのがその島!ここから相方に「Guess where I am right now?!(今どこにいると思う??)」と電話した。笑。

この道の向こうにお宝の眠る島がある、のですね。

これはその島へと続く数百メートルの道なんだけど「立入禁止!」の看板あり。おそらく、秋の終わりまで撮影をしているのでしょう。

Uターンしてマホーンベイへ!

マホーンベイというと、3つ並んだ教会(左から):St James’ Anglican; St John’s Evangelical Lutheran; Trinity United


これが町の看板のアイコンにもなっている。

インフォメーションセンターではビクトリアに住んでいたというお姉さんに会ったよ♪

19世紀の町並みが残るとてもチャーミングな町。

歴史的にも木のボートの製造で有名で、それを祝うフェスティバルもあるんだって。アンティーク車のショー(見せ合いっこ)があるように、ボートのショーも開かれるって書いてあった。面白そう。

マホーンベイでは、メインの通りをぶらっと歩いただけだけれど、大きな建物は見当たらず、ここものんびりとした雰囲気が漂っていたよ~。

歯医者の看板にも3つの教会あり。

マホーンベイを出てからは南にくだり、ユネスコ世界遺産でもあるルーネンバーグの街へ!

ルーネンバーグの街の対岸から。スマホではかなり限界があるのだけれど、とてもカラフルで見ているだけで楽しくなる。

ルーネンバーグは有名なので、事前にちょこっと調べていた。

旧市街は「道はまっすぐ、曲がり角は直角」という格子状にデザインされていて、典型的な18世紀のイギリス植民都市のスタイルなんだって。植民地としてルーネンバーグが生まれた当時にはフランス、スイス、ドイツのプロテスタントが移り住んだそうです。

強烈な色合い。

チェスターやマホーンベイとは全く違った建築物が面白かった。こういうガッツリ、ちょいとヘビーなデコレーションはビクトリア調っていうのかなぁ。でね、多くの建物は船大工が建てて船に使うペンキを利用したもんだから、こんな風にカラフルに仕上がったらしい。

窓や屋根のデザインがかわいい。

オペラハウスもあったよ!

窓枠と壁が好き。このロゴ(フォント)もかわいい。

↑こんなのもあり。ちらっと検索するとノバスコシア州にはフリーメイソンのロッジが35もあるらしい。ひとつの州に35ってすごくない?!これはその一つ。

ルーネンバーグで一番古い家だって。1760年築。かわいいなぁ。

私たちは立ち寄らなかったけれど、Tさんが「あそこのオイスターは美味しいよ」って指さしていたのは「Half Shell」というオイスターバー。並んでいる人もいて賑わっていた☆ もしルーネンバーグに行く機会があったら、チェックしてみてねー。

ブラブラと歩きながら、歴史に詳しいTさんが色んな話をしてくれたのでありがたかった。全部覚えてはいないけれど、散策しながら話を聞くのは本を読むよりもずっと面白い。

ハーバーから街を振り返ってみてきれいなのは、建物がかなりの傾斜に建てられているからかも。

カナダの歴史の中で最も有名な船が「Bluenose」。その複製の「Bluenose II」が1時間後にこのハーバーに戻ってくるっていうTさん情報だったんだけど、何故か戻ってこず。Yちゃんが遠くの方を指さして、あれがBluenose IIだよって教えてくれた↓↓

赤や黄色や青や紫や、緑やオレンジや。原色に近い補色が隣同士に使われていてもおかしくないのは、港町だからなのか、建物のデザインがそうさせているのか。とても興味深かった。

ルーネンバーグでお昼を食べ、帰路に着いた。ハリファックスに戻る途中、もうひとつ有名なスポットへ。

二日目はまだ続く。笑。