先週のこと。パートの女の子の一人、ワンジャちゃんが、シフト交代のときに私の腕をつかんで「ケーキ、食べる?」と、タッパーに入ったケーキを差し出した。お昼ごはん前だったので断ったら、「ダメダメっ。これ、今じゃなくてもいいから食べてっ」って。それで、そのケーキを一切れだけもらって、翌日のおやつに食べたのでした。
これがねっ、めちゃくちゃ美味しくってっ! 見た目は普通の「バナナケーキ」の様なケーキ。一口食べてびっくり。しっとりとしていて、なんだかラム酒かなんかのアルコールが入っているようなとろける濃厚さ。「なんなんだっ、この美味しさはっ!!」
で、もちろん、ワンジャちゃんのシフトを狙って会いに行き、今度は私が彼女の腕をつかんで「あのケーキ、めちゃくちゃ美味しかったぁ!お酒いっぱい入ってるのー?レシピ教えてっ」と質問攻め。ワンジャちゃんの答えはというと。
「あれはフィンランドのデーツのケーキだよ。お酒なんてはいってないけど、あの美味しさはデーツからのものなんだよ〜。」って。お菓子づくりは分量をきっちりとしないと失敗しやすいって言うけれど、このレシピはとっても「Forgiving」だから少しぐらい分量が違っても大丈夫ヨ♪ だって。
。。。ということで、教えてもらったレシピをほんの少し変えて(砂糖をハチミツに、粉の一部をココアに)作ってみたよん☆
フィンランドのデーツのケーキ
材料:
1C=250CC
- デーツ(種をとる)250g
- 水 1C
- バター 180g(→100gでもOK!)
- ハチミツ 2/3 C弱(→50gで十分甘い)
- 小麦粉 1C
- ココア(無糖) 半カップ
- 卵 2個
- ベーキングパウダー 小さじ2
- バニラ 少々
デーツは細かく刻んで分量の水に一晩ひたしておく。もう少し細かく刻むべきでした〜。ここにバターとハチミツを加え、お鍋に入れて火にかけて温めながらよく混ぜる。バターが溶けたら良し。火から下ろして冷ます。
デーツバターミックスがある程度冷めたら、溶いた卵を加える。別のボールに粉(小麦粉+ココア+BP)を混ぜる。ココに、デーツミックス+バニラを加えて混ぜあわせる。
バターを薄くひいたベーキングパンに生地を流し入れ、175度(350F)で45分〜50分焼く〜。
できたっ☆
私はココアをいれたのでチョコレートケーキのようになった♪
焼きあがってしばらくしてから切ったもの(↑)。やっぱりデーツの刻み方が荒かったので、つぶつぶが見えてるよね〜。気になるならフープロに少しかけてもいいかも。ナッツが好きなら、くるみなどを入れると美味しいと思う。
このケーキ、1日置いたほうがしっとり感が増してだんぜん美味しいっ!かなりデーツが入っているので、もう少しハチミツを減らしても大丈夫かも。紅茶、コーヒーのどちらにも合うよ〜。とてもシンプルな材料なのに美味しい!濃厚なのでスライス半分食べても満足。最近流行りの「ヘルシーなケーキ」(果物いっぱいだったり、粉、卵、バターを使わないものなど)は、それはそれで軽くて美味しいけれど、ときどきごまかされているような気分になったりして、ついつい3切れほど食べてしまうことがある。このデーツのケーキは、まっとうなお茶ケーキ、って感じです♪
今日、ワンジャちゃんにおすそ分けしましたー。ケニア出身のワンジャちゃん、いっつも笑顔で元気いっぱいで、大好きな女の子。二人でケーキをほおばりながら、「ねぇ、ワンジャちゃん、太ももとかお尻を小さくするにはどうすればいいのー?」と聞いてみた。トレーニングに詳しい彼女の答え:太ももやお尻はね、「Meat」だからね、体重をおとしても小さくならないよ。だって。「ミートって。。。肉かい、肉??ミートなの?」と私が笑って突っ込むと、「そう、肉よ。だから引き締めるのっ!それから、しっかりと伸ばすこと。太ももは特にぎゅぅ〜っと伸びているのをイメージしながら伸ばすのよ!」だって。 あははっ。ワンジャちゃん、楽しい。
今週は少し晴れの日が続きそうです☆ やっほー。
*追加更新 2023/04/22
ドイツ・ベルリン在住の jucomさんが、ブログ「晴れ、時々ベルリン」の中でこのレシピを紹介してくださっています〜♪ とてもわかりやすく素敵に説明されているので、このケーキを作ろかなっていうときには jucomさんの方も一度覗いて見てくださいっ。→☆jucomさん版デーツのケーキ
デーツのケーキの輪がどんどん広がるといいなぁー!