ほうれん草団子入り・プンジャビ風バターミルクシチュー

なんともムーディな日曜日。青空が出るのを待ってGusとMid-day walkに出かけたら、10分もしないうちに「みぞれ」の様な冷たい雨がざざざーーーーっ。

途中で散歩を切り上げて引き返した。するとまた10分しないうちに青空がのぞき始めた… 今日は一日そんな感じ。寒いし〜。もうすぐ3月。「2月は逃げる、3月は去る」っていうけれど、ホント、逃げられた感じ。ついこの前豆まきしたばかりなのにっ。

さて、久しぶりに新しく試してみたレシピを紹介しよう♪ 相方が「これ、おいしそうだよ」とリンクを送ってきたもの。お肉なしのプンジャビ料理。お肉を食べたくない日に作ってみよう、ととっておいた。プンジャビ風バターミルクシチュー。オリジナルレシピはココ→☆

インドのお料理はスパイスが必要なものが多く、それも理由で作るのをいつもためらってしまう。「家にあるスパイスで足りるのか」「スパイスで匂いがしみつくかも」「スパイスの分量を測るのがめんどくさい」…ブツブツブツ。でも、スパイスの効いたお料理は大好きなのです。誰か作ってくれればなぁ〜っていつも思う。ソフィー、作ってー!(注:ソフィー=我が家の架空の召使さん)

今回トライしたこのレシピも幾つかのスパイス必須で、バターミルクを2リットル!恐ろしい量だ。そんなに作ってまずかったら、私一人で毎日コレを食べ続けることになる。。。 で、分量をオリジナルの約半分にして、無いスパイスは適当にとばした(いいのか?)。↓↓の分量は私が調整したものです。

ほうれん草団子入りのプンジャビ風バターミルクシチュー

団子の材料:

  • ほうれん草2把(洗って茎の下の部分を省いて大きく切る)
  • ひよこ豆の粉(chickpea flour)半カップ
  • モッツァレラ(grated)1/4 C (家にあったので入れた)
  • 玉ねぎ 半分(みじん切り)
  • グリーンチリ 1本(の代わりにグリーンチリソース大さじ1)
  • 塩 小さじ 2/3
  • チリパウダー 小さじ半
  • コリアンダー(粉) 小さじ半
  • クミン(粉) 小さじ1/4
  • ガラムマサラ 小さじ1/4
  • こしょう 適当

シチューの材料:

  • バターミルク 1L
  • ひよこ豆の粉 1/4 C
  • ターメリック(粉) 小さじ半
  • 塩 小さじ 2/3
  • フェネルシード 小さじ 1/4
  • コリアンダーシード 小さじ半
  • マスタードシード 大さじ半
  • セラノチリ・ペッパー 1本 (種を除いてみじん切り)
  • ニンニク 3カケ(マッシャーで潰す、または剃る)
  • 生姜 2cm弱(すりおろす)
  • 玉ねぎ 1個 (半分に切ってから薄切り)
  • チリパウダー 小さじ1/4
  • 塩コショウ(適宜)

  1. ほうれん草は熱したフライパンに入れて蓋をして蒸す。しんなりしたら取り出して冷ましてしっかりと絞る(冷凍のものを使っても良い)
  2. 団子のすべての材料を混ぜ合わせる。
  3. 多めに油を入れたフライパンでほうれん草団子を焼く。スプーンで具をすくってフライパンに直接入れて小さなお焼きのように焼く。団子にして揚げてもよい(オリジナルはそうしている)
  4. 両面2〜3分焼いたら、ペーパータオルの上で油を切る。
  5. バターミルク、ひよこ豆の粉、ターメリックをブレンダーに入れて混ぜる。
  6. 大さじ1〜1.5 の油をダッチオブン鍋で中火で熱する。フェンネルシード、コリアンダーシード、マスタードシードを入れ、2〜3分熱する。
  7. 細かく切ったセラノチリ・ペッパーを加えて約1分炒める。
  8. ニンニクと生姜を加えて2分程炒める(焦がさない)
  9. 玉ねぎを加え、3〜4分炒める。柔らかくなるまで。焦がさない。
  10. チリパウダーとバターミルクミックスを一度に加える。
  11. 私はココで少しチキンストックを加えて薄めた(1C程度)。
  12. 中火で沸騰させてから火を弱め、30分ほどふつふつと煮る。
  13. ほうれん草団子を加えて15分煮込む。
  14. 塩コショウで味をととのえる。私はほんの少しお砂糖も加えた。

バターミルクというとあまり馴染みがないかもしれない。酸っぱい牛乳、といった感じの飲み物で、私たちも普段バターミルクを買うことなんて滅多にない。バターミルクパンケーキのレシピがあったとすると、ヨーグルトで代用する。ネットで検索すると、バターミルクの代わりには:

  • 牛乳+レモン汁(酢)=1カップ(240cc)+大さじ1杯
    軽くかきまぜ、5分間ほど放置し、牛乳が分離するとOK。
  • ヨーグルト又はサワークリーム+牛乳=約4:1
    ヨーグルトに牛乳を少しずつ混ぜて飲むヨーグルトくらいのかたさになるとOK。

酸味のあるバターミルクと、基本的にスパイスと塩コショウだけの味付けのシチューって、一体どんな味がするのか??と、不安だった。

のですが、これが、なかなか美味しくてびっくり〜。今までこういう風味のシチューって食べたこと無いよねぇ、って言いながら相方も喜んでいた(ので、これまたびっくり)

バスマティライスにかけて食べたよ〜♪ ほうれん草団子の方には案外しっかりと味がついているので、さらりとしたバターミルクシチューによく合う。バターミルクがなかったら、豆乳とヨーグルトとかでも大丈夫かなぁ。酸味は必要!な一品です。ターメリックで色づいた薄いパステルイエローも、シチューの色としては新鮮。慣れないスパイスを扱うのって、戸惑うし作業ももたついてしまうのだけれど、初めて味わう風味って楽しい。プンジャビ地方では本当にこんな風にバターミルクを使ってお料理するのかなぁ。

晴れていた土曜日、丘の上ではしゃぎすぎて右膝が痛いGus。今日はちょっとびっこをひいていた。はしゃいじゃ駄目っていってもイヌはわからないもんね。走るの大好きなのを無理やり止めるのもかわいそうで。数日おとなしくしたらまた良くなる。春先の新しい匂いに興奮しちゃうGusでしたー。

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日曜日のんびりいろいろと

3月17日の今日は「Saint Patrick’s Day」(聖パトリックの祝日)。だけど、祝日ではないんよね。アイルランドにキリスト教をひろめた聖パトリックさんの命日で、アイルランドの祝祭日。らしい。カナダでもHappy Saint Patrick’s Day☆って言い交わしたりするけれど、ただ「緑色の服」を着たり緑のフェイスペインティングなどをして、ビールを沢山の飲んで盛り上がる日、って理解している人が多い。私もその一人です。

平日だったら緑のシャツを着たりするんだけど、今日は日曜だったので、普段と変わらず… でも、相方はまた「New York Times」のレシピコーナーで、Saint Patrick’s Dayにちなんだ(?)レシピを探してきて張り切っていた。いつものオーガニックの肉屋で珍しく「Chuck(肩の上部の肉)」が売っていたので、それをゆっくりと煮込んだシチュー。Chuckには程良く脂身や筋が含まれていて、味わい深いんだけど部位の中では一番エコノミカルなんだって。このChuck meatをダークなギネスで煮込んでたヨ。

chuckmeat_stew

濃厚でまったりなギネス。好きですか?レシピではこのギネスビールとビーフストックとお野菜(にんじん、玉ねぎ、たくさんのリーク、ニンニク)の中で、お肉を3時間ほどオーブンに入れてゆっくりと煮込む。とありました。相方の買ってきたお肉が少し小さめだったので、このギネス1本とストックをほんの少しで足りてしまった。すんごいいい匂いがするよ〜♪

chuckmeat_stew

約3時間後(↑)。フォークを突き刺すと、ほろりと崩れてしまうくらいに柔らかい。

chuckmeat_stew

こんなお肉料理ときたら、マッシュポテトやね。肉汁をかけていただき〜☆ うまいっ!野菜とギネスビールだけなのに、こんな風な旨みが出るってすごいな。こういうシンプルな北米料理も好きです。

で、私の今日のトライはというと。

なかましほさんのゆべし

「ゆべし」に初挑戦♪ レシピは「なかましほさんの小さなレシピを1ダース」より→☆

なかましほさんのレシピシリーズ、一回分(二人分くらい)の簡単なレシピがあって、気に入ったものを書き留めて試してまーす♪ ゆべしって、初めて聞いたし、ホンモノを食べたことがないから、こんなのでいいのかわかんないけど。やさしい〜味だった〜。ちゃぶ台の前に正座して、お茶をすすりながら頂きたい。そんな味。くるみがはいっているから食べないだろう、と思っていた相方も、「美味しいね」といって食べていたのにはビックリした。

あ!先日、「梅を見に散歩〜」と、写真ものせてみたんだけどね、実はアレ、「梅」ではないみたい〜。可愛らしい梅の姿を粋に演出されていた a-ki_laさん(「春服」)が、「ひょっとすると梅じゃなくてベニスモモかも」って教えてくれた〜☆

「確かに。。。梅の花って枝に転がるように直接つぼみが付いているけど、私が写真にとったのには茎があって花がある。。。」ふむ。早咲きの桜のようにもみえるけど、木の幹は明らかに桜ではない。調べてみるとね「Cherry Plum」(学名はPrunus Pissardii Nigra)って言うらしい。直訳すると「桜梅?」(ややこしー)。ベニスモモで調べると、葉っぱが赤紫っぽいものばかりが出てくるけど、こんなのも咲いてるよ(↓)

Prunus Pissardii Nigra

白くって、ガクは黄緑色。

Prunus Pissardii Nigra

冷たい風がびゅんびゅん吹くなかで、寒さを感じさせない軽やかな可愛さのある「Cherry Plum」。梅ではないよ〜。桜*梅♪ でも… さくらんぼも梅もできないよ。

良い一週間になりますように☆

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ラム肉とブラックオリーブのシチュー

色とりどりの秋の葉っぱも落ちてしまって、雨ばかりの寒い日が続く日々です。この時期になると、無性に食べたくなるのが「ラム肉とブラックオリーブのシチュー」。相方のイタリアおばあちゃんのレシピ。素朴な家庭の味なので、体も心もあたたまるのです。

春に子羊の半分の量のお肉をオーガニックブッチャーで買ったんだけど、ちょうどシチューに使える部位がまだ冷凍庫に残っていました♪ うほうほ。

このシチュー、一度作ると二人で食べるには多すぎる量になるので、私たちにしては珍しく、久々にヒトを招待しました。お友達二人です。二日前にいきなり誘ったのにもかかわらず、快く来てくれるって言ってくれたので嬉しかった。

さて、このラム肉とブラックオリーブのシチューですが、基本はシンプルなトマトソースを作り、その中にラム肉とブラックオリーブを入れて煮込む。それだけ〜。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

シチューものって、やっぱり二日目がおいしいので、トマトソースの部分は前日に作っておいた。あれこれ入れずに、野菜は、玉ねぎ+リーク+にんにく+にんじんのみ。ハーブはオレガノ。これに赤ワインを…半カップ強。ことことと煮こんだあと、一晩おきました。

で、翌朝、適当な大きさに切ったラム肉を、大きめなフライパンを強めの火にかけて、茶色く表面を色づける。それをトマトソースの中に放り込む。肉汁も忘れずに。

ことことと2時間ほど煮詰めたところにブラックオリーブを加えます。私たちはいつもイタリアンデリーで「サン・ドライド・ブラックオリーブ」を買ってくる。少しだけ苦味があって、塩気もある。このフレーバーが、トマトソースで煮込んだラム肉ととてもよく合うのです♪ オリーブには塩気があるので、ソースには最後まで塩を加えません。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

さて。このラム肉とブラックオリーブのシチューを作るときにはいつも、「ポレンタ」も一緒に作る☆

ポレンタは、トウモロコシの粉で作る…「おじや」みたいなもの。本来はなが〜〜い時間をかけて、なが〜いスティックでぐるぐると混ぜ続けて作るそうです。時間がかかる割には、結局は「トウモロコシのおじや」でしかないという、なんともめんどくさいものです。私たちにはそんな時間も根気もないので、いつも「インスタントポレンタ」を使う。イタリアンデリーの兄ちゃんに「これって邪道?」って聞いたら、「僕もいっつもそれ使うし、言わなかったら誰もインスタントだってわかんないよ」ってさ。そんなもんみたい。

インスタントは、ほんっとうに「インスタント」。沸騰したお湯に、ポレンタの粉をざざーっといれて、ぐわああ〜っと混ぜて、2〜3分もしないうちに出来上がる。なので、全てを準備しておいて「せぇのっ」と勢い良く粉を入れて仕上げます。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

混ぜて混ぜて、調度良い硬さになったら火から下ろす。私たちは、この直前にバターとたっぷりのパルメザンチーズを混ぜ入れます。コレを20cmの丸いケーキの型にいれておく。ポレンタはどろどろの状態で食べるのが好きっていうヒトもいるけれど、私たちは少し固めに作って型に入れ、食卓に出す直前にオーブンで温め直してチーズを振りかけます。

えーっと、デザートは、この間紹介した「フリースタイルのアップルペアータルト」をリピート。

フリースタイルのアップルペアータルト

今回はりんごと洋なしが交互になるように並べてみた。このタルト、本当に簡単なんだけど、「受け」がとても良い。4人できれいさっぱり平らげたヨ。

シチューを盛り付ける前に、相方がパルメザンチーズと「黒いトリュフ」をスライスしていた。

http://wp.me/pWlo6-26Y

本場の新鮮なトリュフに比べたら、まったくちっぽけなのだけど、気持ちだけ。これをポレンタの上にのっけました。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

こんな感じです☆ 。。。ったく、私たちって盛り付けのセンスゼロ。ま、家庭料理だからね、どさっと盛ってもりもり食べればいいのです。

ひさびさのシチュー、本当においしかった♪ ヒトと一緒に食べると、また一段とおいしいね。

*おまけ*

台所の角に居座って、なにか落ちてこないかと待ち続けていたGus。

Gus

G:ちーず、ください。

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