このブログでは「楽しいこと」や「素朴でもほほえましいこと」など、「ポジティブなこと」を書きとめようと決めた。その気持ちは今も変わらない。
でも誰にでも「Bad Day」というものがあり、何をやっても「どうもうまくいかない」「ついていない」日ってあるものです。で、実は昨日の夕方、まったく、「くそはらたつ」ことがあり、相方と二人、とても嫌な気分になり、いつもなら「食べて寝たら」忘れるのに、一晩明けてもまだその気分が消化しきれずにいる。
なので、ここで吐き出すことにした。
ことの原因は、お隣さんの「チューリップの木」。
だだだーん。
日本名では、百合の木(ゆりのき)、半纏木(はんてんぼく)、軍配(ぐんばい)の木などとも呼ばれている。このチューリップの木、もくれん科の木で成長が早く、高さは20~30メートル、枝を広げた幅は10~15mに育つ(でかい)。春先にチューリップのような形の花を咲かせるんだけど、葉っぱに埋もれてよく見えない。秋には黄金色になる。落ち葉の量は半端じゃない。気持ちのよい「陰」をつくってくれるので、「並木道」や、「広い原っぱ」や「大きな庭」に植えるのには適している木。
お隣のおばさんをのことを、私たちは「ファーファ」と呼んでいる(名前がFで始まるので)。ブリティッシュで見た目は上品な感じの女性。
家の斜め前のチューリップの木は私たちがここに引っ越してきた1年ほど前に、ファーファが植えた。植えられている場所は、私たちの「ドライブウェイ」(車を止めるところ)の左手、すぐ横の、敷地を仕切るラインぎりぎりの「ファーファ側」。そう、この木は「正式に」ファーファの木です。
私たちが困っていることは:
- ねとねととした木の「樹液」が車を覆い、車が傷む
- 枝がどんどん広がり、私たちが植えた「日光を好む植物」に日が差さなくなってきている
- そのうちに根っこが私たちの下水管まで伸びていって詰まらせる
根っこについては、木がそこで成長する限り、私たちにはどうすることもできない。でも、「樹液」と「伸び放題の枝」については、きちんと剪定することでコントロールできる。
そこで、昨日の夕方、私が(相方はファーファと性が合わないので)ファーファを訪ねていった。採れたてのニンニクも持っていった。
庭で採れたんだといってニンニクを渡すと、「あらまぁ、素敵ね。ニンニクは料理によく使うのよー。ありがとう。」と、とても喜んでくれた。
私:「実は、2週間ほど前にご主人のビクターとも話したんだけど、この、チューリップの木のこと。ビクターから聞いたかなと思って。」
ファーファ、急に顔つきを変えて「聞いたわよ。なんでも、枝があなたの車を覆っていて樹液がかかるからとかなんとか。お宅のご主人さんはこの木をよく思ってないみたいだけど、私が見たところ、ドライブウェイの上に枝がかかってる様でもないじゃない。手を加えるつもりはありませんよ。」と、断言。
ファーファ:「それに、あなたが樹液だの思っているものね、あれは実はこの木の上の方にいるアブラムシの糞と死骸なのよ。樹液じゃあないのよ。」
(私:何が言いたいんだ。アブラムシの糞と死骸は、樹液よりもいいっつうのかい。)
私:「枝が完全に車を覆っていなくても、樹液だかアブラムシの糞だかがかかっているのは事実で、今年に入って2度きちんとした洗車に出さなきゃいけなかったし。それに、枝がぐんぐん伸びて、私たちの植えた草花のあたりが完全に影になってしまってるし。全部の花を別の日当たりのいい場所に移すのも大変だし。やっぱり、ある程度、剪定してコントロールしていかないと、と思って。」と言うと、
ファーファ:「どうしてそういう “コントロール” が必要なのかしら?」
(私:心の中で、「だから、今説明したやん。」)
私:「チューリップの木はそのままにしておくと、ものすごーく大きくなるんですよ。大学の図書館の前に立ち並ぶ木、知ってます?あの大きな木がチューリップの木。ほうっておくと、あんな風にすんごく大きくなるんですよ。」
そこで、ファーファ、
“So What?” =「だからどうだっていうの?」
とすんごく嫌そうな顔で、嫌そうな声のトーンで。
この返答を耳にして唖然としてしまった。
“So What?”っていう表現は、どう使っても大抵「なげやり」に聞こえる。なんて大人げのない、理にかなわない返答なんだろ。
“So What?” って、「あなたひとの話をきちんと聞いていましたか?」と言いたくなった。この人、「ばか」じゃなかろうか。と思った。
私があげた(木の剪定の必要性の)理由は、そんなに無茶なものではないと思う。私たちの敷地内の方に向かって伸びている木の枝は、ルールとしては「私たちの自由にしていい」ものです。でも、ファーファにとってこのチューリップの木は大切なものだし、ご近所さんなんだし、公平に大人のやり方で話そうと思って話に行ったのだけど、残念ながら通じなかった様です。
これに加えて、ファーファは「お宅の敷地内に伸びてしまった枝については、私は何も言えないわけだけども、切るんだったらちゃんとプロの剪定師を雇ってね。それから、あなた達、去年、反対側のフェンス沿いの木の枝をばっさり切ったでしょ?あんな風なことは絶対にしないでよね。ほんと、切ったあとのあの姿は...ひどいわよ。」
あっけにとられながら、「あなた(ファーファ)がこのチューリップの木の手入れをするつもりがないのなら、時期がきたら必要な剪定をしますね。それだけは伝えておきますね。」
といって家に帰った。相方は、私の話を聞いて憤慨した。
お隣の人と、こんな風に気まずくなりたくはなかったなぁ。フェアーな話し合いをしたかったんだけど、失敗でした。
人は見かけによらないものだ。ファーファは本当に「理不尽なビッチ」だ、と思わずにはいられなかった。びよーっち。
スゴいタイトルにちょっとビビって読みましたが . . .
うーん、確かにビッ○。こういうの居る居る〜
すぐ近所のババァがそうです。他人事とは思えない私。ああいう人に限って口達者っつーかなんつーか。
ウチの場合も散々忠告したうえ、たまりかねた相方がどさっと垣根を切りました。せいぜい一緒に戦いましょう。
戦友ができたと思うと、ちょっと元気がでてきました!
結構いるもんなのですね。この秋に葉っぱが落ちる前に、ざざざーっと切ってしまう予定です。切った跡でブチ切れされたら、So What? って言ってやろ。むははははははぁー
ガンバリます。
私も戦友の仲間入り。隣家とはもう5年越しで激しく戦っています。最近ようやく落ち着いて、彼らは引っ越す準備をしていますが。ふふふ(勝利の微笑み)。
負けないでくださいね。お互いしっかり合法に自分の陣地をまもりきりませう!
おぉー uk-alienさん、仲間入りどうもありがとう。お隣さん、引っ越すんだー。ネバリ勝ちですねー。良かった良かった。実は昨日、「ロットMax」(ここいらで人気の宝くじ)買っちゃった。50ミリオン。当たったらこの木をざーっと切って、家を売りにだして、パーティ好きで小金持な若者か、絶対に融通の利かないインド人の大家族か、家を壊してピンク色のシュガーケーキの様な豪邸を敷地一杯に建てるであろう香港人の家族を買い手に選ぶんだ。夢はふくらみます。
おほほほ
びーっち、開き直ったか(笑
うちではSo?とかSo what?
とか言われると
Saw button.
と返すのが決まりになっている。
いひひ。なるほど。Saw Buttonは、かわいい。ファーファに通用するだろうか…